小児アレルギー性鼻炎とは?風邪と間違いやすい子供の気になる症状

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

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5人に1人がアレルギー性鼻炎を発症しているといわれている今、子供の患者数も増え続けています。小児アレルギー性鼻炎は、大人と同様にハウスダストや花粉などが原因だとされていますが、大人と比べて症状がはっきりしないなど診断に困るケースも少なくありません。

風邪のような症状で始まり、投薬を受けてもなかなか症状が緩和しないことにより、アレルギー性鼻炎が診断されることもあります。鼻づまりがひどく、時には目やのどにも炎症を引き起こすこともあるアレルギー性鼻炎。放置して深刻な症状に発展する恐れもあり、早めの受診を心がけたいものです。

小児アレルギー性鼻炎の原因・症状・検査など、気になるポイントをご紹介します。つらい症状にお困りの方は、ぜひこの記事を参考して受診するきっかけにしてみてください。

  1. 小児アレルギー性鼻炎の原因
  2. 検査方法
  3. 治療方法
  4. 日常生活で注意すること
  5. まとめ

1.小児アレルギー性鼻炎の原因

大人だけの病気ではなくなったアレルギー性鼻炎。アレルギーを引き起こす原因となっているのは、どのようなものがあるのでしょうか? 原因には、季節性のものと通年のものがあります。アレルギーの原因物質をアレルゲンと呼び、アレルゲンに過剰に抗体が反応することで、さまざまな症状を引き起こすのです。

1-1.季節性アレルギー性鼻炎

季節性アレルギー性鼻炎には、花粉症が挙げられます。スギ・ヒノキなどの花粉が飛散し、鼻粘膜を刺激してつらい症状を引き起こすのです。花粉症は、開花時期に合わせて発症します。

1-2.通年アレルギー性鼻炎

通年アレルギー性鼻炎の原因となっているのは、ハウスダストによるものです。ハウスダストには、ダニのふんや死骸・ほこり・ペットの被毛・カビによるもの。季節性とは異なり、住宅環境の見直しで改善できるため、早めに原因の特定をすることが求められます。

1-3.風邪との違い

鼻水やくしゃみなどの症状が起こるため、風邪と診断され長引いてしまうことも少なくありません。2週間以上改善せず、症状が長引くようなら、アレルギー性鼻炎を疑うべきです。季節性アレルギー性鼻炎なら、春や秋と時期が限定されています。風邪にはない目のかゆみなども伴い、のどに違和感を抱くこともあるでしょう。

1-4.放置するとどうなる? 

アレルギー性鼻炎を放置し、深刻な症状になることも珍しくありません。乳児の場合、鼻づまりでミルクを飲めなくなる・食事を取れないなど栄養不足が心配されます。子供の場合、気管支喘息(ぜんそく)の合併症を起こす可能性があると言われています。

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