アレルギー性鼻炎・花粉症の手術内容・費用を徹底解説! 日帰りでできる場合も!

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
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この季節、多くの方がアレルギー性鼻炎や花粉症で悩んでいるのではないでしょうか? アレルギー性鼻炎や花粉症の治療方法としては、レーザー手術が有名ですが、それ以外にもさまざまな治療方法があります。

そこでこの記事では、アレルギー性鼻炎・花粉症に有効な手術や手術にかかる費用などについて詳しく解説します。アレルギー性鼻炎・花粉症の手術を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

  1. アレルギー性鼻炎の症状・原因は?
  2. どのような治療法があるの?
  3. アレルギー性鼻炎に有効な手術は?
  4. まとめ

1.アレルギー性鼻炎の症状・原因

アレルギー性鼻炎を治すためには、まず症状と原因を把握しなければなりません。自分にはどのような症状が出ており、何が原因なのか把握することで適切な治療法が受けられるでしょう。では、よく見られる症状と原因について説明します。

1-1.アレルギー性鼻炎の症状は?

アレルギー性鼻炎の「3大症状」と呼ばれているものがあります。それは「発作性のくしゃみ」「鼻づまり」「鼻水」の3点です。風邪も引いていないのにそれらの症状が起こるとアレルギー性鼻炎だと考えてよいでしょう。

3大症状が現れるのは特に朝と夕方です。これは、朝と夕方は副交感神経が活発に働いているからだと言われています。副交感神経が活発に働くほど、アレルギー性鼻炎の症状が出やすいので昼間よりも朝と夕方がひどくなるのです。昼間はもうひとつの自律神経である交感神経の方が活性化されるので症状が出にくいと考えられています。

このように、アレルギー性鼻炎は、自律神経のバランスにも大きく関係していることを頭に入れておきましょう。

1-2.原因のほとんどは“吸入性抗原”

アレルギー性鼻炎の原因は一体何なのでしょうか? 主な原因は「吸入性抗原」だと言われています。吸入性抗原とは空気中に存在するもので、アレルギーを引き起こす“アレルゲン”のことです。

たとえば、花粉やハウスダスト・カビ類・ノミやダニ・ペットの毛・きのこの胞子などが挙げられます。その中でも、原因のおよそ60%がハウスダスト、30%が花粉、10%がその他になっています。

圧倒的にハウスダストによるアレルギー性鼻炎が多いのです。家の中にあるホコリや汚れが空気中に舞い、私たちの鼻から体内に入り、アレルギー反応を引き起こします。暖房器具を点ける時もしっかり掃除しておかなければ、空気中にたくさんのホコリ・ゴミが漂うことになるので注意してください。とくに冬場は乾燥がひどいので、症状がさらに悪化します。乾燥にも注意しなければなりません。

1-3.生活習慣の乱れも原因

生活環境だけでなく、生活習慣の乱れでもアレルギー性鼻炎の原因です。睡眠不足・偏った食事・運動不足は、続けば続くほど体の免疫力が低下します。すると、免疫バランスが崩れ、アレルゲンに対して過剰な反応を示すようになってしまうのです。

免疫バランスを正常に保つためには、規則正しい生活習慣を心がけることが何より大切となります。生活習慣が乱れているな…と感じている人はすぐに見直しましょう。

また、ストレスによる自律神経の乱れも大きく関係しています。過剰なストレスを受けると精神的な負担が大きくなり、自律神経が乱れてしまうのです。自律神経のバランスを保つためにも、ストレスを上手に発散させましょう。

2.アレルギー性鼻炎の薬物療法

アレルギー性鼻炎の薬物療法にはどのような方法があるのでしょうか? 主な治療方法は次の4つになります。

2-1.抗アレルギー剤

抗アレルギー剤はアレルギー反応が起こる時に発生する化学伝達物質の発生と活動を抑制する力がありますが、効果が出るまで時間がかかってしまうことが難点です。

2-2.ステロイド薬

ステロイド薬は粘膜の炎症を抑えるために使われる薬で、アレルギー物質を抑える抗体がつくられます。

2-3.抗ヒスタミン薬

アレルギー性鼻炎で鼻水が止まらない原因として、ヒスタミンによる知覚神経の刺激が挙げられます。抗ヒスタミン薬は、このようなヒスタミンの過剰な働きを抑制する薬です。

2-4.抗血管収縮性点鼻薬

抗血管収縮性点鼻薬は、鼻の粘膜を通っている血管を収縮させ、鼻づまりを解消させる効果があります。

このように、それぞれ特徴があるのでどの薬が自分の症状に合っているのか見極めることが大切です。自分で判断できない場合は、医師に一度相談してください。

3.アレルギー性鼻炎に有効な手術は?

薬物療法を行っても一向に改善されない、またはアレルギー性鼻炎の症状があまりにもひどい場合には、手術療法を選択します。多くの場合、入院の必要がありますが、クリニックによっては日帰りでできる内容もあるので安心してください。こうしたところであれば、毎日仕事や育児で忙しい方でも安心して手術が受けられるでしょう。日帰りだと入院費用も必要ないのでお手ごろ価格なのも嬉しいポイントですね。

3-1.鼻粘膜焼灼術

一般的にレーザー治療と呼ばれるものです。当クリニックでは、レーザー手術よりも効果の高いラジオ波を用いたラジオ波擬固術を採用しています。

アレルギー性鼻炎の原因は下甲介粘膜に抗原が付着することです。よって、ラジオ波で下甲介粘膜を浅く焼くことで抗原が侵入しにくくなり、また腫れにくい粘膜に生まれ変わります。

手術の際には、局所表面麻酔や粘膜局所にも痛み止めの注射をするので痛みはほとんどありません。10歳以上であればほとんど問題なく受けられるでしょう。

3-2.鼻神経凍結術

鼻神経凍結術は、後鼻神経に対する手術です。後鼻神経が鼻腔内に入る部分を中心に麻酔をし、粘膜の上から数分間だけ冷却をするもので、ほんの5~6分程度で終了します。痛みがあるとしても軽度で、鎮痛剤によって対処可能です。

3-3.粘膜下下甲介骨切除術

粘膜ではなく骨の構造に問題がある場合には、粘膜下下甲介骨切除術を行います。これは、下甲介粘膜を切開し、その下の余分な骨を切除する手術です。切開は鼻の中で行われます。顔に傷が残ることはありませんので安心してください。

4.まとめ

アレルギー性鼻炎の手術について詳しく説明しましたがいかがでしたか? 手術になるととても不安な気持ちでいっぱいになるものです。しかし、最近の手術は技術が向上してきており、日帰りでも行えるクリニックもあります。安心して手術を受けるためにも、アレルギー性鼻炎の手術に実績のある耳鼻科を選ぶことがポイントです。当院でも、アレルギー性鼻炎・花粉症に対する日帰り手術を行っています。お気軽にご相談ください。