口内炎を早く治す方法の決定版!口内炎の原因と対処法を伝授!

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
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今回は、口内炎ができる原因と早く治す方法について、解説しています。これを読めば、口内炎の予防ができるほか、再発したときにも的確な対応が可能でしょう。口内炎について、一刻も早く治す方法を知りたい方は必見です。

  1. 口内炎の主な原因には何がある?
  2. 口内炎が長引く場合、考えられる原因は?
  3. 口内炎の治療方法について
  4. 口内炎を早く治す方法とコツ
  5. 口内炎の再発防止のために覚えておきたいこと
  6. まとめ

では、口内炎の原因や治し方について、詳しく学んでいきましょう。


1.口内炎の主な原因には何がある?

口内炎を早く治すためにも、どうしてできたのか、主な原因を知ることから始めましょう。原因が判明すれば、それだけ的確に治せます。

1-1.体内の免疫力が低下している

口内炎を引き起こす大きな原因として、体内の免疫力低下が考えられます。皆さんも、最近特に忙しい状況が続いていませんか? 多忙で疲労が蓄積していたり、ストレスが過多の状態だったりすると、体内の免疫力が低下します。

体内の免疫力が低下した状態で発症する口内炎は、「アフタ型口内炎」と呼ばれますが、多くの方がこのタイプに悩まされているのではないでしょうか。疲労がピークになると口内炎もできる、といった場合は、体が危険信号を出しているようなものです。
もしかしたら、口内炎にとどまらず、ほかの体調不良や病気を引き起こすことにもなりかねません。

1-2.特定のウイルスや細菌に感染している

特定のウイルスに感染して起きる口内炎を、「ウイルス性口内炎」と呼びます。ヘルペスウイルスや、カンジダ菌などですね。こちらも、特定の体調が思わしくないときに、多く起こると言われています。もしも、ウイルスや細菌の感染が原因で口内炎になっているのなら、医師の診察を早急に受けてください。患部が広がって痛みが増したり、状態が悪化したりする前に、できるだけ早く適切な治療を受けましょう。

1-3.歯並びや噛み合わせが悪い

物理的な刺激で発生する口内炎は、「カタル性口内炎」と呼ばれます。特定の部分にばかり口内炎ができる場合は、歯並びや噛(か)み合わせが悪い可能性が高いでしょう。歯並びが悪いと、話したり食べたりすることで、歯のでこぼこした部分とほおの内側が擦れて口内炎ができやすくなります。

2.口内炎が長引く場合、考えられる原因は?

口内炎が長引く場合は以下のような原因が考えられます。

  • ストレス
  • 胃腸の調子が悪い
  • ​口の中が不衛生、もしくは唾液不足
  • ​手足口病やガン・糖尿病などの病気

どのような原因かは素人では区別がつきません。2週間以上たっても口内炎が治らない、もしくは次々とでき続ける場合は、病院を受診しましょう。

3.口内炎の治療方法について

3-1.口内炎を放置しておく危険性

口内炎は決して珍しい症状ではありません。しかし、2週間以上治らない場合は、免疫力の低下など何らかの原因があると考えられます。特に、病気の場合は症状が進行する可能性があるので、「なかなか口内炎が治らない」と言う場合は、病院を受診しましょう。

3-2.病院を受診する目安や診療科

2週間以上口内炎が治る気配がない場合や、口内炎が次々とできる場合は病院を受診しましょう。診療科は内科か消化器科で大丈夫です。歯科・口腔科で治療することが適当と言う場合は、紹介状を書いてくれます。ですから、「内科や消化器科で該当する病気ではなかったらどうしよう」と悩む必要はありません。

3-3.検査方法や治療方法など

内科や消化器科では、問診や視診、必要とあればレントゲン検査やCT検査などを行います。口内炎自体の治療は専用の塗り薬がありますので、それを使用して治しましょう。病気が原因の場合はそれにあった治療方法を行います。免疫力の低下を指摘された場合は、食事の内容を見直し、十分な睡眠と休養を取ってください。

3-4.日常の口腔ケアのポイント

口腔には、常に複数の細菌が繁殖しています。しかし、歯磨きが不十分だと口腔内の衛生状態が悪化し、健康に悪影響のある菌が繁殖しやすいでしょう。特に、唾液が少なくなると口腔内の環境が悪化します。ですから、定期的に歯科を受診し、口腔内の様子をチェックしてもらいましょう。また、喫煙は口腔内の環境を悪化させるので、できれば禁煙をするのがおすすめです。歯ブラシでは十分に口腔内がケアできない場合は、デンタルフロスなどを利用しましょう。

3-5.やってはいけないこと

口内炎を無理につぶすと傷が悪化します。また、口内炎ができているときは、からいものや刺激の強いものを食べることは控えましょう。過度なアルコール摂取も控えてください。

4.口内炎を早く治す方法とコツ

できてしまった口内炎は、すぐに何とか治してしまいたいですよね。そこで、今ある口内炎を早く治す方法とコツについて、解説してきましょう。

4-1.舌で触らないようにする

口内炎が発生すると、どうしても皆さん舌で患部を触ってしまいがちです。確かに、気になってしまいますよね。ですが、舌で触ることは、口内炎を悪化させるだけですから、意識して触れないようにしましょう。せっかく治りかけていた状態でも、刺激を与えることで治りが遅くなるだけです。

また、水泡状になっている場合は、うっかりつぶさないようにしてください。痛みが増すほか、そこから細菌感染の恐れもあります。とにかく、口内炎に舌で触ることは厳禁だと覚えておきましょう。

4-2.適切な治療薬を試してみる

そのまま自然に治るタイプの口内炎もありますが、放置することで悪化する場合も多いものです。適切な治療薬は、口内炎の治りを早められるでしょう。口内炎は痛みもありますから、無理に我慢しないで、適切な治療薬を試してみるのも良いのです。ただし、医師や薬剤師に相談の上で選んだ治療薬にしましょうね。

4-3.あまり噛まなくて済む食事にする

口内炎ができているときは、物を食べるときにどうしても患部に歯が当たってしまいがちです。そうなると、とても痛いですし、治りも遅くなってしまうでしょう。そこで、あまり噛(か)まなくても良い食事メニューをおすすめします。具体的には、おかゆやおじや、スープなどですね。これらの食品は、よく噛(か)まなくても消化が良く、問題ありません。

さらに、ストローで飲むことが可能ならば、患部にも刺激を与えることないので良いですね。ただし、栄養不足にならないように、極力栄養価の高いメニューを選ぶようにしましょう。

5.口内炎の再発防止のために覚えておきたいこと

それでは、口内炎の再発防止のために覚えておきたいことを確認しましょう。原因と、早く治す方法とコツについて理解できても、また再発を繰り返すようではいけません。口内炎の再発防止のために、最後まで気を抜かないで学んでいきましょうね。

5-1.口内炎の原因を根本から取り除く努力をする

口内炎を再発させないために最も大切なことは、できてしまった原因を根本から取り除くことです。ストレスや疲労をためないように、適度に解消するのも良いでしょう。
また、これはいつもと違う口内炎だと感じたら、医師の指示を仰ぐことも肝心です。
ウイルスや細菌が引き起こしている場合は、初期段階での治療開始が悪化を防ぎますからね。歯並びや噛(か)み合わせが原因の、物理的な口内炎の場合は、治療しない限り、根治はないと思ってください。ご自分でも、いつまでも再発する口内炎に悩まされたくはないでしょう。面倒でも、原因を根本から解決する努力をするべきです。

5-2.普段の生活から栄養バランスの良い食事を心がける

口内炎は粘膜の炎症のひとつなので、再発防止のためには、栄養バランスの良い食事を心がけるのも有効な方法です。具体的には、健康な粘膜の維持や再生に効果的と言われる、ビタミン類を多くとれるような食事を意識しましょう。普段より、フルーツや野菜を多めに食べるようすると良いですよ。こうして、栄養バランスの整った食事を続けると、体内の免疫力や治癒力が向上します。普段の疲労やストレスにより口内炎ができているのなら、特に効果的でしょう。

6.よくある質問

Q.口内炎は1度にどのくらいできるものですか?
A.通常は1つが多いのですが、免疫力が低下している場合は複数できる場合もあるでしょう。

Q.口内炎の薬はドラッグストアでも販売されていますか?
A.はい。販売されていますので、使ってみてもいいですね。

Q.口内炎は、通常ならばどのくらいで治りますか?
A.通常の口内炎は2~3日もあればほとんど痛まなくなるでしょう。

Q.すぐに病院へ行くべき症状はどのようなものですか?
A.複数の口内炎が一度にできた場合や、口内炎の症状がひどくものを食べるのにも支障が出る場合は、すぐに病院へいきましょう。

Q.口内炎は、年を取るほどひどくなるものですか?
A.一概にそうとは言えません。確かに免疫力が低下してくると口内炎もひどくなりがちですが、健康的な生活をしていればそれほどひどくはならないでしょう。逆に、暴飲暴食や寝不足などを続けていると、若くても口内炎がひどくなる場合もあります。

7.まとめ

口内炎を早く治すための方法とコツについて、原因別に解説してきました。さて、皆さんが今悩んでいる口内炎にも、当てはまる点はあったでしょうか?
ここで、今までのポイントについてまとめておきましょう。

  • 自分の口内炎の原因を正しく理解する
  • 原因別に適した治療を行う
  • 原因を根本から解消し再発しない生活を心がける

嫌な口内炎を早く治して、また再発しないように気をつけてみてくださいね。