難聴の種類と症状とは?思いがけないものが原因で難聴になるかも!?

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難聴というと、生まれつきだったり高齢者がなったりするものというイメージが強いです。
しかし、ごく普通の生活を行っていても、難聴になる可能性はあります。
そこで、今回は難聴の代表的な症状や種類をご紹介しましょう。
難聴の種類によっては、早く治療を始めれば回復するものもあります。
また、難聴になってしまった場合のケアの方法もご紹介しましょう。
特に、毎日ヘッドホンで音楽を聴いている人は要注意ですよ。
興味がある方はぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 難聴とは?
  2. 難聴の種類や症状とは?
  3. 難聴の治療やケアの方法とは?
  4. おわりに

1.難聴とは?

難聴とは、耳が聴こえにくくなる症状のことを指します。
全く耳が聴こえなくなること、と思っている方もいますがそれは「失聴」というのです。
また、難聴とは、音全体が聴こえにくくなるだけではありません。
特定の音域の音だけが聴こえにくくなったり、騒がしい場所で音が聞き取りにくくなったりすることも症状のひとつです。
さらに、難聴は段階があり、耳が遠くなった程度の軽度難聴から、大音量や低温の響くような音がわずかに聞き取れる程度の高度難聴まであります。
ですから、難聴の程度に合ったケアをすることが大切です。

2.難聴の種類や症状とは?

では、難聴にはどのような種類があるのでしょうか?
この項では、患者が多い難聴の種類や症状をご紹介します。

2-1.小児性難聴

子どもの難聴です。
生まれつきのことが多く、遺伝性のものや病気が原因であるものがあります。
子どもの難聴は発見まで時間がかかることが多いので、治療が遅れることも珍しくありませんでした。
今は、スクーリング検査といって新生児のときに脳波による聴力検査を行います。
これを行えば、早い時期に難聴が分かるのです。
しかし、スクーリング検査は完璧ではありません。
赤ちゃんは、生まれたときからしっかりした聴力があります。
ですから、音の出るおもちゃを目でおったり、大きな音を後ろでたてればびっくりしたりするでしょう。
このような反応がない場合は、耳鼻咽喉科で調査をしてもらってください。
また、まれにですが中耳炎の治療が遅れると聴力が低下する場合があります。

2-2.老人性難聴

こちらは、高齢者が発症する難聴です。
耳の中には有毛細胞と呼ばれる音を伝える細胞があります。
しかし、この細胞は加齢とともに減っていくのです。
これが、年をとると耳が遠くなるといわれる原因。
高齢者になると、程度の違いはあれ耳が聴こえにくくなります。
ですが、日常生活に支障が出るほど耳が聴こえにくくなれば、何らかのケアが必要です。

2-3.ヘッドホン難聴

これは、大きな音を耳元で聴き続けると起こる難聴です。
ヘッドホンで音楽を聴き続ける人に多いので、この名前がつきました。
「でもヘッドホンのボリュームは下げている」という方もいるでしょう。
しかし、ヘッドホンから聞こえてくる音だけが原因ではありません。
たとえば、電車や飛行機の中はかなり大きな音がします。
このように、大きな音がする中、鼓膜の近くで音を聴いているとヘッドホン難聴になりやすいでしょう。
また、今は携帯型ゲーム機にイヤホンをつけてプレイした結果、ヘッドホン難聴になる方も増えています。
ヘッドホン難聴は聴力全体が低下するより、高温や低温といったごく一部の範囲の音が聴こえにくくなることが多いです。
しかし、その分気づきにくいという問題もあります。

2-4.突発性難聴

ストレスや病気が原因で、突如耳が聴こえにくくなることです。
突発性難聴の原因はいろいろと推測されていますが、確実な原因はまだ分かっていません。
突発性難聴の場合は、早期治療が何よりも大切です。
発症してから1週間以内に治療を開始すれば、聴力が回復する可能性は高いでしょう。
しかし、2週間目からは急速に回復する確率が低くなるのです。
突発性難聴の場合は、聴こえにくさよりもめまいなどを感じる人もいます。
ですから、「何だか耳が聴こえにくい、めまいがする」という場合は、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。

3.難聴の治療やケアの方法とは?

では、難聴の治療やケアの方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
この項では、難聴の診断を受ける方法や治療の仕方などをご紹介します。

3-1.難聴は自覚しにくい?

視力の低下に比べて、聴力の低下は自覚しにくいといわれています。
私たちは、外から入ってくる情報を視覚で8割、聴覚で2割とらえているそうです。
ですから、聴覚が少々衰えても気がつきにくいでしょう。
また、特定の音域の音が聴こえにくくなっても気がつきにくいのです。
さらに、小児性難聴は、子どもが親に自分の耳が聴こえにくいことを訴えられないケースも少なくありません。
老人性難聴の場合は、「年をとったのだから耳が遠いのは当たり前」と思いがちです。
また、突発性難聴になっても「放っておけば治るかな」と考えてしまう人もいます。

3-2.耳鼻咽喉科で聴覚検査を受けよう

難聴は、耳鼻咽喉科で聴覚検査を受ければすぐに分かります。
子どもの場合は、音を鳴らしてみて音がした方を見るかどうかのテストをすることもあるでしょう。
また、どの音域の音が聴こえづらいのかも分かります。
ですから、「耳がおかしいな」と思ったら、できるだけ早く耳鼻咽喉科に行ってください。

3-3.難聴の治療とは?

難聴の治療は、主に投薬になります。
突発性難聴やヘッドホン難聴の場合は治療を開始するのが早いほど、聴力が戻る可能性も高いでしょう。
また、中耳炎などで一時的に聴力が低下している場合は、病気の治療をすれば難聴も回復します。
生まれつき難聴の場合は「人工内耳」などをいれることによって、聴力が回復する場合もあるのです。

3-4.難聴のケアとは

難聴のケアのひとつに、補聴器があります。
補聴器を使えば、聴こえにくかった音が聞こえやすくなることもあるでしょう。
しかし、補聴器を使っても元のようになるとは限りません。
また、補聴器は耳鼻咽喉科の検査を受けた後で、自分に合ったものをオーダーします。
なお、補聴器とよく似た形の集音器というものがありますが、これを使っても聴力は回復しません。
また、補聴器を装着した後も、定期的な検査は必要です。
小児性難聴の場合は補聴器になれる訓練も行いますので、一度補聴器を販売している店舗などで相談してみましょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は難聴の種類と症状、ケアについてご紹介しました。
まとめると

  1. 難聴は耳が聴こえにくくなる症状を指す。
  2. 難聴には複数の種類がある。
  3. 難聴の症状は、単に耳が聴こえづらくなるだけではない。
  4. 難聴は自覚しにくい。
  5. 耳がおかしいと思ったら、すぐに耳鼻咽喉科で検査を受けよう。

ということです。
難聴の症状の中には、いつも耳鳴りのような音がしてほかの音が聴こえにくくなるというものもあります。
ですから、耳がおかしいと思ったら、まずは耳鼻咽喉科を受診してください。
聴覚検査自体はほとんどの耳鼻咽喉科で行えます。
また、電車の中など外部から音が聞こえてくる場所でヘッドホンやイヤホンの使用は控えましょう。
子どもの場合は、わずか数日で難聴になる場合もあるのです。
ゲーム機を使用したい場合はミュート機能を使って音を消してプレイしてください。
また、加齢によって聴力が低下した場合放っておくと日常生活に支障が出ます。
補聴器を使うなど耳鼻咽喉科で相談して、適切なケアをしましょう。

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川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
川村繁樹

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