慢性鼻づまりの原因と3つの対処法をご紹介しましょう。

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風邪でもないのに、鼻づまりが治らない場合は「慢性鼻づまり」かもしれません。
慢性の鼻づまりになると単に鼻がつまって苦しいだけでなく、さまざまなへい害がでてくる場合もあります。
そこで、今回は慢性鼻づまりの原因や対処法をご紹介しましょう。
慢性鼻づまりを放置しておくと、鼻だけでなくほかの部分にも影響がでるかもしれません。
慢性鼻づまりに悩んでいるという方や、風邪でもないのにいつまでも鼻がつまっているという方はぜひこの記事を読んで解決のヒントをつかんでください。

目次

  1. 慢性鼻づまりの原因とは?
  2. 鼻づまりを放置しておくとどうなるの?
  3. 慢性鼻づまりの治療方法とは?
  4. かかりつけの耳鼻科医を作ろう
  5. おわりに

1.慢性鼻づまりの原因とは?

まず始めに、慢性鼻づまりの原因をご紹介します。
ここであげたものがすべてではありませんが、当てはまる方も多いのではないでしょうか?

1-1.急性鼻炎をくりかえした

ウィルスや細菌に感染すると鼻づまりが起こります。
これを「急性鼻炎」というのです。
ウィルスや細菌が体から消えれば、鼻炎は収まるでしょう。
しかし、何回も鼻炎をくりかえすと慢性的に鼻の粘膜が赤くはれて鼻づまりが解消しなくなります。
これを、「慢性鼻炎」といいます。

1-2.アレルギー

なんらかの物質が原因でアレルギー反応が起きると、慢性的な鼻づまりになります。
有名なのは、スギやヒノキの花粉によるアレルギーである「花粉症」です。
しかし、その他にもハウスダストや黄砂が原因のアレルギーもあります。
また、イネ科の草でも花粉症を発症する場合があるのです。
「特定の場所に行くと症状がひどくなる」という場合は、アレルギーを疑いましょう。
病院で検査すればすぐにアレルゲンを特定できます。

1-3.鼻炎になりやすい鼻の形状をしている

鼻を左右に分けている壁を「鼻中隔」といいます。
これがゆがんでいてどちらかの鼻の方へ極端に突出していると、片方の鼻の穴が狭くなるのです。
これにより空気の流れに差がでて粘膜がはれるため、鼻づまりが生じます。
成長期に軟骨が急激に成長した際、頭蓋骨や顔面骨との間にずれがでた場合に発症しやすいといわれているのです。

2.鼻づまりを放置しておくとどうなるの?

鼻づまりは確かに不快ですが、病院に行くまでもないと放っておく方もいるでしょう。
しかし、慢性鼻づまりを放置しておくと、これからご紹介するようなへい害がでるかもしれません。

2-1.集中力の低下

鼻づまりをしていると、脳へ十分酸素が行き届きません。
額のまんなかあたりが常にもやもやして落ちつかない、という人もいるでしょう。
学生の場合は成績が落ちることもあります。
また、仕事も集中できずにミスを連発するかもしれません。

2-2.歯並びへの影響

慢性鼻づまりは、子どもでも発症します。
鼻がつまっていれば鼻呼吸できずに口呼吸になりますが、それが歯並びに悪影響を与えることもあるのです。
歯並びが悪くなると、見た目が悪いだけでなく発音やそしゃく力にも影響がでます。

2-3.中耳への影響

こちらも、子どもにでやすい症状です。
鼓膜の内側に「中耳」という場所がありますが、ここは鼻くうとつながっています。
子どもの場合は鼻をうまくかむことができず、すすりあげてしまうことが多いのです。
その際、中耳にまで鼻をすすりあげると中耳内に雑菌が繁殖して中耳炎を引き起こします。
中耳炎は治療すればよくなりますが、気づかないでいると聴力に影響がでる場合もあるのです。

2-4.嗅覚障害・味覚障害

鼻がつまっていると匂いが分かりにくくなります。匂いがわからないと料理の味も分かりにくくなるのです。
単純に「甘い」「辛い」「酸っぱい」などはわかっても、いわゆる風味やうまみなどは感じにくくなります。
特に、家庭の主婦が慢性鼻づまりになると毎日の料理に塩がききすぎていたり、逆に味が全くなかったりするかもしれません。

2-5.いびき

慢性的な鼻づまりの人は、いびきをかきやすいです。
眠っている間にかくいびきは、当人が気づかないことも多いでしょう。
しかし、一緒に暮らしている家族には迷惑がかかります。
眠りが浅い人だと、睡眠障害になるかもしれません。

3.慢性鼻づまりの治療方法とは?

では、慢性鼻づまりになったらどのような治療方法があるのでしょうか?
この項では、それをご紹介します。

3-1.投薬治療

飲み薬や点鼻薬による治療で、慢性的な鼻づまりが解消する場合もあります。
ドラッグストアにも「つらい鼻づまりを解消させる薬」が販売されていますが、まずは耳鼻科で鼻づまりの原因を突き止めてから薬を処方してもらいましょう。
用法や用量を守って服用してください。

3-2.アレルギー源の除去

アレルギー性鼻炎の場合は、アレルギー源の除去も有効な治療法です。
花粉症の場合は、花粉が飛びかう季節に洗濯ものを外に干さないように注意してください。
また、外から家の中へ花粉を持ちこまないように、つるつるした素材の服を着るのもお勧めです。
さらに、ハウスダストが原因の場合は掃除をこまめに行いましょう。
ハウスダストの主な成分はダニですので、防ダニ加工の枕カバーや布団などは有効かもしれません。

3-3.手術

重い慢性鼻炎や鼻中隔弯曲症の場合は、手術を勧められることもあります。
鼻炎を解消するための手術は、レーザー手術やラジオ波手術などのアレルギーを起こしている部位を焼く手術や鼻中隔の弯曲を矯正する手術、下甲介を小さくする手術などがあります。
レーザー手術やラジオ波手術などは日帰りで時間も10分~20分しかかかりません。
鼻中隔や下甲介の手術も一部の病院では日帰りで行われます。
それぞれがどのような手術になるかは、医師からきちんと説明を受けてください。

4.かかりつけの耳鼻科医を作ろう

鼻炎は、ポピュラーな鼻の病気です。
発症する年代も幅広く、赤ちゃんでもかかる場合があります。
子どもの場合は鼻をうまくかめず、自分の症状をうまく説明できないので発見が遅れて重症化しやすいです。
また、中耳炎を発症しているのに放っておくと、聴力に影響がでる場合もあります。
ですから、かかりつけの耳鼻科医を作っておき、鼻水がしばらく続く場合は、診てもらえるようにしましょう。
大人の場合も慢性鼻づまりを放っておくと、仕事に影響がでるかもしれません。
また、市販の点鼻薬を乱用すると余計に症状がひどくなる場合もあります。
鼻づまりが3週間以上治らない場合は、念のために耳鼻科を受診して原因を確かめてもらいましょう。
そうすれば、安心できます。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は慢性鼻づまりの原因や対処法をご紹介しました。
まとめると

  • 慢性鼻づまりを放置しておくと、いろいろなへい害がでる。
  • まずは耳鼻科医で原因を特定してもらい、治療方法を定めよう。
  • たかが鼻づまりと放っておいてはいけない。
  • 子どもも慢性鼻づまりになるので注意が必要。

ということです。
鼻づまりは風邪のポピュラーな症状なので、つい軽く考えてしまいがちな方も多いでしょう。
しかし、ずっと鼻がつまっているという状態は、思っている以上につらいものです。
さらに、鼻中隔湾曲症のような病気の場合は、放っておいても基本的には鼻づまりは解消しません。
ですから、3週間以上鼻づまりが治らなければ、一度病院を受診してみましょう。
なお、慢性的な鼻づまりの治療は時間がかかります。
症状によっては半年以上耳鼻科に通わなくてはなりません。
そのときに途中で症状が改善されたからといって通うのをやめてしまえば、症状がまたぶり返すでしょう。
医師から完治を告げられるまで、しっかりと通ってください。

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アレルギー性鼻炎の日帰り手術