慢性鼻炎の症状をチェック!薬や手術で鼻炎を治す方法をご紹介!

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1年中、鼻水や鼻づまりに悩んでいませんか?たかが鼻水と甘く見ているのは、症状が長引く原因です。最初は、急性鼻炎だったはずが、気づけば慢性鼻炎へと変化していきます。悪化すると手術が必要になる場合もあるのです。いつまでも鼻水が続いてつらい。よく眠れないし、頭痛もある。日常生活に支障が出るのは困りますよね。症状を改善したい気持ち、とてもよく理解できますが、まずは対策などを考えていきましょう。

今回は、慢性鼻炎の症状や治し方についてご紹介します。

  1. 慢性鼻炎とは? 
  2. 慢性鼻炎による影響
  3. 慢性鼻炎の治療について
  4. 慢性鼻炎の治療に使う薬
  5. 慢性鼻炎の手術について
  6. 慢性鼻炎のケアや生活習慣で気をつけたいこと
  7. 慢性鼻炎でよくある質問
  8. まとめ 

この記事を読むことで、慢性鼻炎について深く知ることができ、対策や治療などの知識を身につけることができるでしょう。ご自身の鼻炎の症状チェックにも生かしてください。


1.慢性鼻炎とは?

慢性鼻炎は、鼻水とつまった感じを抱くことが主な症状です。片側だけがつまることもあれば、両側がつまって息苦しくなることも。症状や原因などをご紹介します。

1-1.慢性鼻炎の主な症状

常に鼻水の不快感を抱くのが、慢性鼻炎の症状です。風邪などで一時的に起こるものは急性鼻炎であるのに対し、慢性鼻炎はいつまでも続くのが特徴でしょう。急性鼻炎を放置し、慢性鼻炎に発展することもあります。

鼻水と鼻腔(びくう)内の腫れで、息苦しさや睡眠障害を覚えることもあるのです。また、鼻水がつまることで匂いを判別しにくくなることもあります。

1-2.慢性鼻炎の主な原因

急性鼻炎の原因は、ウイルスと細菌感染です。急性鼻炎が長引いて粘膜が腫れて、慢性鼻炎へと移行していくこともあり、積極的な治療が必要となります。

鼻は鼻中隔で左右に区切られていますが、まれに鼻中隔が曲がる鼻中隔湾曲症によって発症することもあるのです。市販薬の点鼻薬を使いすぎ、症状が悪化する慢性肥厚性鼻炎になることでも知られています。

薬剤などの化学物質やハウスダストには要注意。刺激となって、粘膜の腫れを引き起こすようになります。

1-3.慢性鼻炎になりやすい体質とは? 

体の抵抗力が落ちている方は、慢性鼻炎になりやすいとされています。睡眠不足・ストレス・食生活の偏り・運動不足など、思いあたるふしはありませんか?小さなことが積み重なり、やがて虚弱体質となります。健康的な生活を心がけ、休息も大切にしましょう。

1-4.慢性鼻炎とアレルギー性鼻炎はどう違う? 

アレルギー性鼻炎も、慢性鼻炎と同様に1年中鼻水が出る病気です。違いは、アレルギー症状を引き起こしている物質を取り除くだけで、劇的に改善することでしょう。

慢性鼻炎の治療でも、アレルギー検査を行い、違いを判定することがあります。

1-5.慢性鼻炎と季節の関連性

季節とは関連なく、年間をいつでも発症するのが慢性鼻炎です。アレルギー性鼻炎なら、花粉の影響を受けることもありますが、慢性鼻炎ではそうしたものが関連していないため、季節性疾患とは区別されます。しかし、乾燥しやすい冬は鼻の粘膜が痛みやすいので、鼻炎に注意が必要です。

2.慢性鼻炎による影響

鼻づまりへ閉塞感を抱くようになるため、鼻呼吸が難しくなります。そのため、口呼吸になってしまい、さまざまな不快症状となって現れるのです。

2-1.慢性鼻炎による日常生活への影響とは? 

口呼吸はのどを痛める原因で、口腔(こうくう)内の乾きを招きます。口臭が気になり、周囲の人へ不快感を与えてしまうのです。のどの奥へと流れ込んだ、鼻水がさらに口臭を強くします。
また、鼻づまりによる頭痛を引き起こし、集中力低下などにも発展するため、注意が必要です。

2-2.慢性鼻炎を放置するとどうなる? 

鼻だけの問題と軽視されがちですが、安易に考えて放置してしまい、危険な状態になることもあります。やがて顔面痛などを起こす副鼻腔(びくう)炎に発展し、中耳炎・眼窩(がんか)感染症・髄膜炎へと進んでいくでしょう。

慢性鼻炎だけに留(とど)まらず、別の病気を引き寄せてしまう恐れがあることを覚えておかなければなりません。

2-3.慢性鼻炎から引き起こされる病気

前項でもご紹介しましたが、慢性鼻炎はさまざまな病気を併発するため、早期に治療開始すべきです。併発する病気についてご紹介します。

  • 中耳炎
    鼻と耳はつながっているため、耳に膿(うみ)が流れ込んで炎症を起こします。発熱・耳の痛み・だるさなどを感じるようになるでしょう。
  • 眼窩(がんか)感染症
    眼球周辺にある眼窩(がんか)という組織に炎症を起こします。充血・まぶたの発赤などが生じ、痛みや視野障害を伴うケースもあるでしょう。
  • 髄膜炎
    副鼻腔(びくう)炎から発展して、くも膜の下に炎症を起こす病気です。頭痛から始まり、意識がもうろうとしてひきつけ発作を伴う深刻な症状になるでしょう。命にかかわることもあり、危険な病気です。

2-4.子供の慢性鼻炎について

子供の場合、鼻水を出しきることができません。鼻の奥に残ってしまい、ずるずると症状が長引いてしまいます。子供はこまめに鼻水を取り除くことがポイントです。耳鼻咽喉科へ出向き、溜(た)まった鼻水を吸い取ってもらいましょう。

3.慢性鼻炎の治療について

慢性鼻炎の治療内容について触れていきます。

3-1.慢性鼻炎の診断や必要な検査とは? 

耳鼻咽喉科で行われるのは、問診と視診です。必要に応じ、合併症の有無を確認するため、副鼻腔(びくう)にレントゲンやCTを用いた検査を行います。症状が似ているアレルギー性鼻炎との判別を行う目的で、血液検査を要することもあるでしょう。検査を組み合わせ、確定診断する材料としています。

3-2.慢性疾患の治療について

慢性鼻炎の治療は、長期的に経過を見る必要があります。主な治療法は、点鼻薬です。副腎皮質ステロイドを使用していますが、点鼻薬は全身への影響が少ないとされています。内服で鼻づまりの改善を促す治療も同時に行い、症状を抑えていく治療がメインです。

点鼻薬と内服で効果が得られない場合、レーザーを使った手術という選択肢を取ります。

3-3.慢性鼻炎の治療で効果は出る? 

通常は、医師の指示どおりに処方された薬を使うことで、徐々に改善していきます。個人差はありますが、むやみに市販薬を使用するより、早期回復が見込めるでしょう。

4.慢性鼻炎の治療に使う薬

慢性鼻炎は長引いたら、深刻な状態に陥る可能性がある病気です。治療に用いる薬や効果的なサプリメントなどをご紹介します。

4-1.処方薬

慢性鼻炎を治す方法は、処方薬が最も有効です。血管収縮作用がある副腎皮質ステロイド点鼻薬を用い、鼻粘膜の炎症を鎮めます。アレルギー性鼻炎の併発が確認された場合、抗ヒスタミン薬の内服も同時処方されるでしょう。点鼻薬は長期間使えて効果も高く、慢性鼻炎の治療には必要な薬です。

4-2.慢性鼻炎に有効な漢方やサプリメントは? 

漢方やサプリメントでの改善を希望する方は、市販されているものから正しく選び、症状緩和に生かしてみてください。

漢方薬は下記が有効です。

  • 紫胡桂枝乾姜湯
    鼻づまり改善を促します。
  • 辛夷清肺湯
    炎症を鎮めて、のどへ流れる鼻水を止めてくれます。

サプリメントは体質を改善する目的で使いますが、作用はほかに比べて緩やかです。乳酸菌は鼻炎全般にいいとされ、腸内環境改善に役立ちます。

4-3.薬の副作用はある? 

副腎皮質ステロイド点鼻薬は、慢性鼻炎の改善に効果的です。鼻粘膜に噴霧をするだけですので、全身まで影響することはほとんどありません。長期使用も可能ですので、大変有効な薬となっています。

5.慢性鼻炎の手術について

慢性鼻炎の治療では、手術という手段も用いられます。レーザーや電気で炎症部位を照射する手法です。

5-1.慢性鼻炎で手術となる症状

薬物治療で一定の効果が見ることができず、腫れが残ってしまう場合は手術で患部を焼く処置が取られます。長期間薬物療法をしてもなかなか鼻水がすっきりなくならない場合、手術ができる耳鼻咽喉科を受診して診断を仰ぎましょう。

5-2.慢性鼻炎治療における手術の種類

鼻に手術と聞き、違和感を抱く方も多いことでしょう。しかし、慢性鼻炎の手術は新しい手法ではあるものの、日帰りで行える簡単なものです。

鼻粘膜に麻酔をし、ハンドピースという細いパイプを使ってレーザー照射します。出血量も少なく、ダメージを最小限に留(とど)めて行うことが可能です。

再発を繰り返す患者には、入院して行う下鼻甲介骨切除手術を行います。鼻のとおりを改善するための処置です。

鼻中隔が湾曲している場合、まっすぐに修正する鼻中隔矯正手術もあり、根本から慢性鼻炎を治してくれます。

5-3.手術の効果は? メリットとデメリット

レーザー手術の効果は個人差がありますが、1回の手術で6か月~1年持続するとされています。腫れた部分を切除する手術に比べて、肉体的にも精神的にも負担が少ないのがメリットです。小学校高学年の子供から対応しています。

デメリットは、再発の恐れがあるということ。切除手術で患部を切り取るわけではないので、完治しない場合もあります。麻酔アレルギー・ペースメーカーを装着しているという方にも、レーザー手術は適用できません。切除や矯正が必要な手術の場合、入院加療が必要です。

5-4.慢性鼻炎の手術時間や入院について

手術時間は、5~10分と短時間で終了です。短時間で済むため、日帰り手術が基本となります。
入院を伴う下鼻甲介骨切除術や鼻中隔矯正手術では、腫れが引いてくるのを確認するため、1~2週間ほど入院期間を見ておきましょう。

5-5.慢性鼻炎の手術費用はいくら? 

慢性鼻炎の手術は、保険適応となります。手術費用はおよそ10万円です。差額ベッド代は、自己負担となるので注意してください。高額医療費制度も利用し、費用負担軽減策を講じるといいでしょう。

6.慢性鼻炎のケアや生活習慣で気をつけたいこと

慢性鼻炎は、生活習慣の改善でかかりにくくなります。ケアのポイントなどもご紹介しますので、普段から発症しないよう継続してみてください。

6-1.鼻うがい

鼻炎治療に効果があるのは、鼻粘膜まで洗浄してくれる鼻うがいです。市販の鼻うがいを利用する場合、生理食塩水で洗うのでしみることはありません。鼻をかんでも残っているような感覚を抱く方にはおすすめです。鼻うがいのやり方は、鼻から生理食塩水を入れて、口から流し出すというもの。鼻水のほかに、汚れやアレルギー物質も取り除くことができます。

6-2.禁煙

たばこを吸う人には、鼻炎羅漢率が高いのをご存じでしょうか?喫煙者だけに限らず、受動喫煙も注意が必要です。たばこに含まれる有害な化学物質による影響で、鼻粘膜に炎症を起こすため、鼻炎を発症するといわれています。喫煙や節煙を心がけるようにしましょう。

6-3.鼻炎を治す食べ物を取り入れる

体の免疫力を上げるため、ビタミンAや海藻類を積極的に食べるようにしましょう。鼻炎を治す食べ物として、玄米も効果的です。花粉症を軽減できるべにふうき茶も人気で、鼻炎全般に効果を発揮します。

6-4.ツボを刺激して慢性鼻炎の緩和を

鼻周辺にあるツボを、指で刺激してみましょう。鼻のとおりがよくなりますよ。指の腹で少し強めに圧迫すると効果的です。

  • 巨寥
    頬骨(きょうこつ)の下にあるツボです。
  • 迎香
    小鼻の両サイドに位置しています。
  • 鼻通
    小鼻の上にあるツボです。

6-5. 慢性鼻炎のときにやってはいけないこと

鼻水が気になる慢性鼻炎ですが、つい鼻をかみすぎてしまうことはありませんか?鼻をかむときは、少しずつゆっくり行うことが大切です。一気に出そうとし、鼻から耳へ流れてしまい、中耳炎を発症する確率が高くなります。片側ずつ、数秒かけてかんでいきましょう。

7.慢性鼻炎でよくある質問

慢性鼻炎は判断しにくい病気ゆえ、何かと不明なことがつきまといます。心配な方はよくある質問を参考にして、不安解消に役立ててください。

Q.風邪とはどう違う?
A.鼻水が出るのは風邪だと思い込んでしまう方がほとんどです。気づかないまま、症状が進行することも少なくありません。目安として、症状が2週間継続している場合、慢性鼻炎を疑いましょう。

Q.慢性鼻炎に市販薬は有効か? 
A.市販の点鼻薬には、血管収縮剤が使われているものが多く、長期間継続して使い、慢性肥厚性鼻炎鼻粘膜が分厚く腫れる症状へと発展してしまうこともあります。市販の点鼻薬を使用する際は、記載されている用量を守って使いましょう。また、長引くようなら、必ず耳鼻咽喉科を受診してください。

Q.ネブライザー治療とは?
A.ネブライザーは、耳鼻咽喉科に受診した際に受けられます。薬剤を霧状にしたもので、吸入して使う薬です。大変治療効果が高いとされています。家庭用も市販されていますので、症状がひどい方はぜひ試してみてください。

Q.いびきがひどいのですが…。
A.慢性鼻炎を発症すると口呼吸になるため、いびきがひどくなるケースも多く報告されています。いびきに慣れてしまうのは危険です。睡眠時無呼吸症候群という疾患に発展し、日中に激しい眠気を感じるようになります。注意力散漫になり、仕事や学業に影響することもあるでしょう。気づいたときにすぐ受診するようにしてください。

Q.手術による副反応や後遺症が心配です。
A.レーザー手術はとても簡単で、ニーズも高まってきています。一方で、手術後の副反応や後遺症を心配する声があるのも確かです。レーザーで粘膜を焼くため、照射した部位が薄くなって出血しやすくなります。鼻血が出やすくなる方もいるでしょう。しかし、すべての方に出るものではありません。

8.まとめ

いかがでしたか?慢性鼻炎は、放置すると深刻な病気を引き起こすため、早期治療を行うことが大切です。2週間経(た)っても鼻水が止まらないようなら、耳鼻咽喉科を受診しましょう。今は、レーザーを使った日帰り手術も可能です。慢性鼻炎は、長引かないようにすることがポイント。日常生活でも注意点を守り、発症しない工夫をしてみてください。

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