【決定版】花粉症の症状を抑える!誰でも実践できる掃除テクニック

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
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可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

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毎年、2月下旬から始まる花粉シーズンは、花粉症の方にとっては悩みの多い時期です。だいたい4月いっぱいまで、2ヶ月強にわたって目・鼻のかゆみ、くしゃみ・鼻づまりといった症状に患わされるのですから、気が重いのは当然だと思います。

すでに多くの方がアレグラをはじめとした抗アレルギー薬を服用するなどの対策を施していると思いますが、花粉症対策は医薬品だけではありません。原因物質の花粉を室内から除去し、さらに屋外の花粉を家に持ちこまないように工夫することが重要です。

こちらでは花粉症の悩みを少しでも緩和するため、掃除方法を中心として“花粉をシャットアウトする極意”を解説しています。

  1. 室内の花粉を除去!春先の掃除方法を徹底解説
  2. 場所別!花粉を取り除くワンポイント掃除テク
  3. 基本は持ちこまないこと!屋外の花粉をシャットアウトする方法

1.室内の花粉を除去!春先の掃除方法を徹底解説

室内に戻ってきたからといって、花粉症の症状が治まることはありません。これは花粉シーズンの間、室内に花粉が侵入し続けているからです。花粉シーズンの中盤を過ぎると、家に溜まった花粉の量が増えてきて、むしろ室内で症状が悪化することも…。

花粉症を抑えるには、室内に溜まっている花粉を掃除することが必須です。花粉を効率よく取り除くための掃除方法を確認してみましょう。

1−1.花粉の掃除は事前準備が何より大切!

部屋の中で人が動き回ると、床に落ちた花粉が舞い上がってしまうので、花粉掃除は朝一番がオススメです。

しかし、本格的に掃除をする前に、やっておきたいことがあります。それは加湿器の使用です。夜間または早朝に加湿器を強めに設定し、部屋の湿度を高めてください。

湿度が高いと、花粉などの微粒子が水分を含んで床に落ちやすくなります。空気中に舞っている花粉を掃除するのは困難なので、あらかじめ、なるべく多くの花粉を床に落としておくわけです。

1−2.花粉対策の第一歩は拭き掃除!

掃除をするからといって、いきなり掃除機をかけてはいけません。掃除機の排気に飛ばされて、花粉が部屋中を舞ってしまいます。まずは雑巾、あるいはモップを使って拭き掃除をしてください。もちろん、水拭きです。

さらに水分を含むことで花粉が空中を舞わなくなりますし、加湿器の力で床の落ちた花粉をごっそり取ることができます。

1−3.最後に掃除機で仕上げをする!

水拭きが終わったら、ここで掃除機の登場です。フローリングの場合は水拭きで終わりでも構いませんが、畳・カーペットは隙間に花粉が入りこんでいると思います。掃除機を丁寧にかけて、毛足、畳の隙間に付着した花粉を吸引しましょう。

掃除機をかける際のポイントは、畳なら畳の目に沿った方向、カーペットなら縦方向、横方向と十字にかけてください。同じ方向から何度も吸引することで、花粉を効率よく取り除くことができます。

できれば、掃除機を使用している間、空気清浄機を併用してください。わずかに舞い上がった花粉はもちろん、ハウスダストも除去できるので掃除の効果がいちだんと向上します。

2.場所別!花粉を取り除くワンポイント掃除テク

リビング、居室を掃除しただけでは安心できません。花粉は空中を飛び回りますから、家の至るところに拡散しています。

こちらでは、場所ごとに個別の掃除方法をチェックしていきましょう。花粉の集まりやすい場所を入念に掃除すれば、結果的に屋内の花粉量を減らすことにつながります。

2−1.入念な掃除が必要!花粉の入口になる玄関

玄関はたくさんの花粉が入ってくる場所です。衣服に付着した花粉が落ちたり、扉を開閉する時に舞いこんできたり…、まさに花粉の溜まり場と言えます。

玄関付近はこまめに拭き掃除をして、花粉が舞い上がる前に除去しましょう。靴を脱ぐ場所(正確にはタタキと呼びます)には、上に跳ねない程度に水を撒いても良いでしょう。霧吹きで湿らせておけば、玄関付近の花粉が空中に舞うのを防ぐことが可能です。

2−2.実は花粉の山!?脱衣所のバスマット

玄関の次に注意したいのが、風呂場の前に置かれたバスマット周辺です。衣服を脱ぐ時、服に付着した花粉が落ちるので、脱衣所の花粉量はかなり多くなっています。

バスマットは頻繁に水洗いし、周囲を水拭きするようにしてください。幸い、湿度が高くなりがちな場所なので、きちんと拭き掃除をしていれば花粉が舞う恐れはないはずです。

2−3.花粉が舞いこむ第2の入口!?窓周辺の拭き掃除

人間は玄関から出入りしますが、花粉は窓からも入りこんできます。窓枠、カーテンはまさに花粉の溜まり場ですから、入念に拭き掃除をしてください。

窓枠・カーテンレールは水を多めに含んだ(あまり固く絞っていない)雑巾で拭き、カーテンはこまめに取り外して洗濯するのがベストです。

2−4.花粉が大量に付着!?布製品に要注意

クッション、ぬいぐるみ、ソファーなどの布製品には、花粉が付着しやすいので注意が必要です。起毛した部分に花粉が絡め取られて、ちょっとやそっとでは落ちません。

洗えるものは丸洗い、あるいはカバーを取り外して洗濯することが大切です。洗えない素材であれば、外側をブラシで擦り、最後にカーペットと同じ要領で掃除機をかけてください。

3.基本は持ちこまないこと!屋外の花粉をシャットアウトする方法

掃除方法も大切だと思いますが、一番良いのは屋内に花粉を持ちこまないことです。花粉が室内に入ってこなければ、少なくとも家にいる間は花粉症の症状が和らぐはず。

こちらでは、屋外の花粉をシャットアウトするための対策法を紹介しています。

3−1.天日干しはNG!布団・洗濯物は室内干しを徹底

春先の間、布団・洗濯物を外に干すのはやめましょう。布団に大量の花粉が付着して、それを室内に持ちこむことになります。

花粉シーズンが終われば天日干しの機会はいくらでもありますから、約2ヶ月の間だけ、布団は室内干し、洗濯物は乾燥機にしてください。

3−2.外出時の服装をチェック!花粉がつきにくい服を用意

静電気を帯びやすいアクリル、羊毛(ウール)生地の服は、静電気に吸い寄せられた花粉が大量に付着します。また、フリース・ニット生地のように起毛しやすい生地もNGです。毛足の部分に花粉が絡みついて、室内まで持ち帰ることになります。

花粉シーズンの間は、なるべくツルツルした手触りの服を選んで、花粉を外から持ちこまないように注意しましょう。

3−3.ハウスダスト除去スプレーを上手に利用!

静電気を防いで微粒子の付着を抑制する“ハウスダスト除去スプレー”が市販されているのをご存知でしょうか?花粉も同じような微粒子なので、ハウスダスト対策の製品は花粉にも有効です。

衣服、窓のカーテンなどにスプレーしておけば、花粉の吸着を抑えることができます。

まとめ

以上、花粉シーズンのオススメ対策法でした。

基本的な対策を施すだけでも、かなり症状が和らぐケースがあるようです。

  1. 室内の花粉を除去!春先の掃除方法を徹底解説
  2. 場所別!花粉を取り除くワンポイント掃除テク
  3. 基本は持ちこまないこと!屋外の花粉をシャットアウトする方法

くしゃみ・鼻づまりといった症状に悩んでいるなら、ぜひ、上述の対策を試してみてください。花粉シーズンが収束するまでの約2ヶ月間、できる限りの対策を行って体調管理に務めましょう!

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