喉が乾燥して痛い! 簡単にできる乾燥対策は?

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10月が近づき、朝晩めっきり涼しくなりました。いよいよ、風邪の季節がやってきます。「毎年冬になると、喉が乾燥して風邪をひく」という方も多いでしょう。喉の保湿は風邪予防にも大変効果的です。

そこで、今回は喉の乾燥対策をご紹介しましょう。家にあるもので、簡単に喉が保湿できるのです。また、子どもや高齢者は風邪をひくと重症化しやすいでしょう。ですから、早めに喉を保湿し始めて風邪予防をすることが大切です。毎年喉が乾燥してつらいという方も、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. 現代の住宅は乾燥しやすい?
  2. 空気が乾燥すると風邪をひきやすくなるのはなぜ?
  3. 喉の乾燥対策とは?
  4. 年末年始は栄養のバランスに注意
  5. おわりに

1.現代の住宅は乾燥しやすい?

冬は夏よりも気温が低く、乾燥します。しかも、現代の住宅は昔のものよりも乾燥しやすくなっているのです。20年ほど前の木造住宅は、窓をしてめていてもあちこちにすきまがありました。ですから、外から湿気が入りこむことも多かったのです。

しかし、現代の住宅は気密性が高くなっています。しかも、暖房にエアコンを使うことが多いので、より空気が乾きやすくなっているのです。昔から、ホテルは空気が乾燥しやすいといわれていましたが、今では普通の住宅もホテルと同じくらい空気が乾燥していると考えてよいでしょう。オフィスも同じことがいえます。

2.空気が乾燥すると風邪をひきやすくなるのはなぜ?

風邪の原因は空気中にただよっている、細菌やウィルスです。これらは、1年中空気中に存在しています。しかし、ウィルスや最近は温度や湿度が高いと活動が鈍るのです。ウィルスや細菌が活発になるのは、低温で乾燥した空気の中。つまり、冬の空気はウィルスが活発化しやすいのです。

また、ウィルスや細菌は空気に混じって体内に入りこみますが、鼻や喉が十分にうるおっていると活力を失います。しかし、逆に乾燥していれば細菌たちはそのまま体の奥へと入りこみ、風邪をひいてしまうのです。ですから、鼻や喉の乾燥対策は大切でしょう。

3.喉の乾燥対策とは?

では、喉を乾燥から守る方法にはどんなものがあるのでしょうか?この項では、その一例をご説明します。ぜひ参考にしてくださいね。

3-1.マスク

最も手っ取り早く、どこでも行える乾燥対策がマスクです。マスクをしていると息からでる湿気が口の周辺にたまり、保湿効果が高まります。冬に長時間外出するときは、マスクをつけておくとよいでしょう。

また、上司の許可を得られれば仕事中でもマスクをつけておくと、喉が渇きにくいです。さらに、睡眠中にもマスクをつけておくと、朝に喉がひりひりして起きることもないでしょう。マスクに湿り気を与えておく「ぬれマスク」も効果的です。ただし、水分を含んだマスクは空気を通しません。

すっぽりと鼻と口をおおってしまうと、窒息の危険もあります。ですから、鼻がつまっていないときにぬれマスクを使用しましょう。子どもや高齢者は普通のマスクの方がお勧めです。

3-2.部屋を加湿する

前述したように、現代の住宅は昔よりも乾燥しやすいです。加湿器などを使って室内の湿度を50%~60%に保っておくようにしましょう。また、加湿器がない場合はぬれタオルを1枚寝室につるしておくだけでも効果があります。さらに、入浴後に浴室のドアを細く開けておいても、加湿効果があるでしょう。

しかし、あまり湿度をあげすぎるとカビが発生します。ですから、1日に1回は換気して部屋の空気を入れかえて湿気を払いましょう。

3-3.外から帰ってきたらうがいをする

外から帰ってきたらうがいをしましょう。そうすれば、外出中に気道に入ったウィルスや細菌を洗い流せます。また、乾燥した喉をうるおすこともできるでしょう。風邪を予防するには、緑茶や紅茶などでうがいをしても効果的。お茶でうがいをしたい場合は、出かける前にお茶の葉っぱを少しコップに入れて、水をそそいでおきましょう。

2時間くらいあれば水でもお茶ができます。また、お茶を急須で入れる習慣がある人は、最後の一杯をうがいように取っておきましょう。

3-4.観葉植物を置く

オフィスなどでは、美観の面から大っぴらに加湿器を置けないところもあるでしょう。しかし、密閉されて空調で温度管理をしている場所は、どこでも乾燥しています。そこで、天然の加湿器である観葉植物を置いてみましょう。観葉植物ならば、オフィスや店舗に置いていても違和感はありません。

また、床に置く大きなものから手のひらサイズのものまでいろいろありますから、場所に合わせて選べるでしょう。また、植物を管理している業者からレンタルすれば定期的にお世話もしてくれます。

3-5.水分をこまめに補給する

冬場は夏場よりも喉が渇くという方は多いでしょう。そこで、常に水分を持ち歩いていつでも補給できるようにしておくとよいですね。コーヒーや緑茶、紅茶には利尿作用があるため、飲み過ぎるとトイレが近くなります。そのため、お茶ならば麦茶やほうじ茶がおすすめ。

また、冷たいものは内臓を冷やしますから、常温~ぬるめのものがよいでしょう。「トイレにすぐに行けない環境なのでできるだけ水を飲みたくない」という方は、あめやガムがおすすめ。だ液の分泌をうながしますから、喉がうるおいやすいでしょう。

4.年末年始は栄養のバランスに注意

冬といえば、忘年会やクリスマス、さらにお正月と行事がたくさんあります。さらに、12月になれば忘年会の予定が入ってくるという方も多いでしょう。また、年末に向かって仕事が忙しくなり残業が増える会社もあります。ですから、食生活も乱れやすく栄養バランスが崩れやすい時期でもあるのです。

体が栄養不足になれば、風邪もひきやすくなるでしょう。平日は外食やできあいのお弁当が多いという方は、週末に鍋など野菜をたくさん取れる食事をしてください。また、忘年会も鍋料理にすると野菜が取れます。さらに、ビタミン類のサプリメントを取ると、風邪をひきにくくなるでしょう。

子どものおやつには、カボチャやサツマイモといったビタミン豊富な野菜やいも類を使ったものがおすすめです。サツマイモやカボチャを蒸し器でふかして、塩をかけただけでもおいしいでしょう。

また、早寝早起きを心がけて、睡眠時間を十分に確保してください。睡眠不足になるほど、風邪をひきやすくなります。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は、喉の乾燥対策についていろいろとご紹介しました。
まとめると

  • 現代の住宅は乾燥しやすいため、保湿に気を配ろう。
  • マスクをして寝ると、睡眠中も喉が乾燥しない。
  • 室内の湿度は50%~60%が理想。
  • 栄養バランスや睡眠時間を確保することも大切。

ということです。また、秋から冬にかけてはハロウィンやクリスマスなど人が集まる機会も増えます。人ごみにいるほど風邪をひくリスクは高まるでしょう。ですから、帰ってきたらうがいをしてよく手を洗ってください。

また、過度の喫煙は喉をいためます。喫煙者がたくさんいる場所で長時間過ごしても、喉をいためやすいでしょう。ですから、喫煙者がたくさんいる場所に行く場合も、マスクなどをしていくとよいですね。

喉が乾燥して痛くなったという場合は、とりあえずお茶でうがいをしてみましょう。カテキンの効果で喉が殺菌されて、楽になることもあります。はちみつにつけたレモンもビタミンやミネラルが豊富で、風邪を防ぐ効果があるのです。

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川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
川村繁樹

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