花粉症とアレルギー性鼻炎の違いとは? それぞれの症状・特徴を知り治療しよう!

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まぎらわしいのが「花粉症」と「アレルギー性鼻炎」。自分の症状は一体どちらになるのか気になっている人も多いでしょう。
違いをきちんと把握しなければ対処法を間違い、さらに症状が悪化します。
くしゃみや鼻水が止まらない人は必ずチェックしてください。
花粉症とアレルギー性鼻炎の症状、原因・治療法について詳しく説明します。

目次

  1. 花粉症とアレルギー性鼻炎の違いについて
  2. 原因について
  3. 知っておきたい治療方法
  4. まとめ

1.花粉症とアレルギー性鼻炎の違いについて

アレルギー性鼻炎はダニやハウスダストなどの通年生の抗原に反応する「通年性アレルギー性鼻炎」とスギ、ヒノキ、イネ科などの花粉に反応する「季節性アレルギー性鼻炎」に分けられます。この後者の事を一般的には花粉症と呼んでいます。したがって花粉症もアレルギー性鼻炎の一つですが一般的にアレルギー性鼻炎と言えば「通年性アレルギー性鼻炎」を指し、花粉症と言えば「季節性アレルギー性鼻炎」を指すことが多いようです。
このアレルギー性鼻炎と花粉症の違いについてきちんと把握しましょう。違いが分かれば適切な方法で対処できます。
自分の症状はどちらになるのかチェックしてください。

1-1.アレルギー性鼻炎の症状や特徴

アレルギー性鼻炎の症状・特徴について説明します。
アレルギー性鼻炎の主な症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の3つです。
症状を起こすアレルギー物質(アレルゲン)が鼻から体内に侵入し、体が敏感に反応します。
アレルゲンの代表がダニやほこり、真菌(カビ)などです。
アレルギー性鼻炎になる人は普通の人よりもこれらの物質に対する反応が敏感になっているのです。
必死にアレルギー物質を体外に出そうと働いていることからくしゃみ・鼻水・鼻づまりが発生します。
アレルギー性鼻炎は基本的に1年中症状が現れるのが特徴的です。
時期に限らず完治するまで症状で悩まされるでしょう。
なんと日本人のおよそ4割がアレルギー性鼻炎だと言われており、自然治癒ではほとんど治りません。
専門的な医療施設で適切な治療を受けなければ症状が緩和されないでしょう。

1-2.花粉症の症状や特徴

一方、花粉症の症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」とアレルギー性鼻炎の症状と同じですが「目のかゆみ」が入ります。
目のかゆみはアレルギー性鼻炎ではあまり見ることができない症状なので区別できる大切なポイントになるのではないでしょうか。
目に花粉が張り付いてしまうと花粉を何とか出そうとくしゃみやかゆみが起きるのです。
花粉症の症状だと気付かずにこすってしまうとさらに悪化する恐れがあります。目に異物感があり、充血することもあるでしょう。
症状がさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけてしまった人もいます。
また、花粉が皮膚につくと顔や手足などの露出部分がかゆくなったりもします。
花粉症はアレルギー性鼻炎と違って特定の花粉が起こす症状であり、一定の時期に症状が現れる特徴を持っているのです。
1年中発症するわけではありません。スギやヒノキの花粉が飛ぶ春によく見ることができる症状ですね。
5月から夏場によく飛散するイネ科の花粉は野原や河川敷などに多いので、外遊びをするお子さんにも強い症状が起こりがちです。

1-3.発症する年代や性別の違い

アレルギー性鼻炎と花粉症の症状・特徴について説明しましたが、違いはまだほかにもあります。
ほかの違いは、発症する「年代」と「性別」です。
アレルギー性鼻炎は主に男性や子供に多く見ることができます。
しかし、花粉症の発症率が最も高いのは20代~30代の女性です。
体質によって男性でも花粉症になる人は多くいますが、主な年代と性別の発症率を知識として頭の中に入れておくと良いでしょう。
さまざまな違いを知ると判別しやすくなりますよ。

2.原因について

2-1.アレルギー性鼻炎の原因

アレルギー性鼻炎の原因は「アレルゲン」と呼ばれている物質です。
アレルゲンが体内に侵入することでくしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が起こります。アレルゲン物質はさまざまな種類があるので確認しましょう。
アレルゲン物質として主に挙げられるのはダニです。
1日のおよそ3分の1を過ごすことになるベッドや布団にダニが潜んでいると寝ている間に自然と体内へ侵入するでしょう。よく耳にするハウスダストもその成分のほとんどはダニです。そのため、できるだけ寝具類は清潔さを維持しなければなりません。
また、ペットの毛などもアレルゲン物質のひとつです。

2-2.花粉症の原因

花粉症の原因はスギやヒノキ等の花粉になります。
花粉が飛ぶ時期は特に注意が必要です。
もとから花粉に敏感な体質なら体質改善をしなければなりませんが、生活習慣の乱れやストレスも深く関係しています。
高たんぱく質を過剰摂取するとアレルギー体質になりますし、栄養不足も体の免疫機能を低下させるため花粉が侵入しやすくなるでしょう。
過剰なストレスを受けると自律神経が乱れ、花粉症になりやすい体質になります。
自律神経を乱れさせないためにもストレスと上手に付き合うことが大切です。
ほかにもスギの増加や大気汚染、機密性の高い住宅などさまざまな原因が挙げられるでしょう。
花粉を受け付けない体質にするためにも生活習慣を見直し、対策を施さなければなりません。

3.知っておきたい治療方法

3-1.専門医療施設で薬物療法を受ける

アレルギー性鼻炎・花粉症ともに“薬物療法”や “免疫療法”があります。
免疫療法とは、従来より減感作療法と言われているものであり、これまでは皮下に注射する方法(皮下免疫療法)でしたが、昨年から舌の上に落としてから飲み込む舌下免疫療法が始まりました。
この方法は注射をしなくて済む、自宅で治療が続けられる、副作用が起こりにくい、といった長所があります。
しかし、現時点ではスギ花粉しか薬はなく、12歳以上のみが適応で、2~3年間は毎日服用し治療を継続する必要があること、2週間に1回の通院が必要(27年10月からは1ヶ月に1回の通院)などの問題点もあります。
ほかにも、霧状になった薬を鼻の中に注入する「吸入治療」やヒスタミンを抑える内服薬、目のかゆみを抑える目薬などが処方されるでしょう。
主流になっているのは「点鼻薬」ですね。鼻の中に薬を入れることで鼻水や鼻づまりを抑制します。

3-2.あまりにもひどい症状の場合は“手術療法”

あまりにもひどい症状やすぐに解消したい人は“手術療法”を受けます。
ラジオ波やレーザー治療によって鼻の粘膜が腫れにくく、アレルギー性鼻炎や花粉症を起こしにくくする事が知られています。
これはラジオ波やレーザーでアレルギーを起こしている粘膜を浅く焼くことによって、一種のバリヤーのようなものを粘膜の表面に作り、アレルゲンが入りにくくするものです。
手術も症状や体質に合った手術方法になるでしょう。症状によってはメスを入れて粘膜を除去することもあります。
どのような手術方法があるのかチェックし、耳鼻科と相談しながら決めてください。
手術療法はすぐに症状が解消できるメリットがあります。
しかし、きちんと正しい方法で手術を受けなければ失敗する危険性もあるので信用できる耳鼻科で担当医師と慎重に話し合っていかなければなりません。
まずは自分の症状が花粉症か、それともアレルギー性鼻炎かどうか確認し、耳鼻科で検査してもらいましょう。
検査結果が分かれば適切な方法で治療できます。

4.まとめ

花粉症とアレルギー性鼻炎の違いや症状、原因、治療方法について説明しましたがいかがでしたでしょうか。症状が似ていることから間違いやすいですが、それぞれの特徴と症状をきちんと把握しておけば区別できます。
適切な治療を受けるためにも違いについて知り、耳鼻科を受診してください。

  • アレルギー性鼻炎の症状はくしゃみ、鼻づまり、鼻水
  • 花粉症は目のかゆみが追加される
  • 発症しやすい年代と性別が異なる
  • ダニやハウスダストがアレルギー性鼻炎の原因
  • スギやヒノキの花粉が花粉症の原因
  • 薬物療法を受ける
  • ひどい場合は手術療法になる

以上のチェックポイントをしっかり把握し、適切な方法で治療しましょう。
主な治療法は薬物療法になりますが、生活習慣の見直しやストレス解消も治療には欠かせないポイントです。
専門医療施設で治療を受けながら自分でできる対策・予防をしていきましょう。
生活習慣が乱れていては専門的な治療を受けても再び症状が現れます。
悩まされないためにも自分の生活を見直し、原因になっている部分を改善してください。

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アレルギー性鼻炎の日帰り手術