耳が詰まった感じは何が原因?耳が聞こえにくい症状を改善しよう!

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「耳が詰まった感じがする」「耳が聞こえにくい」など、耳に異常が起きると不安になるあなたの気持ち、よくわかります。耳の病気になるのではと不安は大きくなるばかりでしょう。耳に異常が出るのは、何かしらの原因があります。耳が聞こえない・詰まる原因を突き止めなければなりません。そこで、耳が詰まった感じとは何なのか・セルフチェック法・治療法など詳しく説明します。

  1. 耳が詰まった感じとは
  2. 耳の詰まりをセルフチェック
  3. 耳に詰まってしまったときの治療方法
  4. 耳鼻科での治療法について
  5. 耳の詰まりにかんしてよくある質問

この記事を読むことで、耳の詰まりを感じたときの対処法がわかります。原因を突き止め、適切な治療を受けるために必要な知識を身につけましょう。


1.耳が詰まった感じとは

耳が聞こえない・聞こえにくいなど詰まった感じがするのは、なぜなのでしょうか。具体的な症状や考えられる病気など詳しく説明します。

1-1.どういう症状か

耳詰まりの初期症状としては、耳がキーンとする・水が入ったような感じがする・自分の声が耳の中で響くなどです。耳をふたでおおわれたような感じがしたとき、耳詰まりを起こしている可能性があります。耳詰まりは身体への負担よりも精神的苦痛が大きいです。そのため、日常生活にも支障をきたしかねません。

1-2.考えられる病気と併発する症状

耳詰まりには考えられる病気と併発する症状があります。一体、どんな病気と症状が起きやすくなるのでしょうか。

1-2-1.メニエール病

芸能人でも発症している人が多い「メニエール病」は激しいめまいや耳鳴り・難聴・耳閉感(じへいかん)と4つの症状を繰り返す病気です。内耳の内リンパ水腫に異常が起きています。主な原因はストレスですが、アレルギーや水分代謝の異常・ホルモンバランス・胃弱が原因になっている可能性も高いです。

1-2-2.突発性難聴

突発性難聴は突然音が聞こえなくなる症状です。老若男女問わずに誰もが発症リスクを持っています。なんと、毎年3~4万人もの人が発症しているといわれている病気であり、原因はハッキリとわかっていません。考えられる原因としては、ウイルス感染・ストレス・内耳の循環不全が挙げられます。「耳が聞こえにくい」と感じていたときに突然発症するケースが多いです。

1-2-3.耳管開放症

耳管開放症は、耳閉感(じへいかん)や自分の声が響く自声強調・鼻呼吸が主な症状になります。前かがみになったり、横になったりすると症状が軽くなるのも1つの特徴です。通常、耳管は閉じている状態ですが、開いたままになっています。軽症の場合は自然に回復するでしょう。重症の場合は治療に時間がかかる傾向があります。

1-2-4.滲出性(しんしゅつせい)中耳炎

滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は中耳腔(ちゅうじくう)に液体がたまっている状態のことです。中耳炎独特の痛みや発熱を伴うことはありませんが、難聴・聞こえにくい症状が出るでしょう。滲出性(しんしゅつせい)中耳炎の主な原因は、耳管開口部周囲の炎症です。

1-2-5.耳垢(あか)栓塞

耳垢の詰まりで起こる病気が「耳垢(あか)栓塞」です。耳閉感(じへいかん)や難聴・めまい・痛みが出てくる可能性があります。耳垢(あか)栓塞は自然治癒が不可能です。そのため、必ず耳鼻科で治療を受けてください。無理に自分で取ろうとすれば、耳の中から血が出てきてしまいます。

1-3.主な原因

主な原因はストレス・耳垢・炎症・内耳の異常など病気によって異なります。免疫力が低下していると、ウイルスに感染しやすくなり、内耳に炎症が起こるのです。当てはまる症状が出ているなら、原因は何なのか突き止めてください。原因を把握しなければ適切な治療ができません。

1-4.主な治療法

耳詰まりの治療法は通気治療・保存療法・薬物療法など多種多様です。症状や病気に合った治療法をすることが大切になります。たとえば、耳閉感(じへいかん)の場合、治療法は通気治療になるでしょう。通気治療とは、鼻と耳管に空気をとおす方法になります。中耳炎の場合は主に、炎症を抑える薬の投与です。耳の詰まりは生活習慣にも大きく関係しているため、日ごろの生活も改善しなければなりません。

1-5.放置するとどうなるか

耳詰まりを放置すると症状の悪化だけでなく、大きな病気になってしまいます。大きな病気とは「中耳炎」や「難聴」などです。聞こえにくいと感じていた音が完全に聞こえなくなる・激しい痛みや発熱も伴う可能性があります。耳の詰まりは放置することで後戻りできない状態になるのです。よって、すぐに耳鼻科を受診することをおすすめします。

2.耳の詰まりをセルフチェック

耳の詰まりを感じたとき、自分でできるチェック方法をご紹介します。セルフチェック法で自分の症状や耳の状態を把握しましょう。

2-1.セルフチェック方法

以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてください。

  • 数分間以上めまいが続く
  • 耳詰まりと同時に吐き気も起こる
  • めまいと同時に耳鳴りや耳詰まりを感じる
  • 目を閉じていると身体が揺れている感覚になる
  • 横になってもめまいがする
  • 音が聞きとりにくい
  • 耳鳴りが増えている

1つでも項目に当てはまるのなら、耳の詰まりから病気になっている可能性が高いです。病院で1度診察を受けてください。

2-2.検査について

耳詰まりは耳鼻科での検査になります。検査内容としては聴力検査やMRI検査が主となるでしょう。また、医師に症状を具体的に伝えることも大切です。症状を具体的に聞き、検査結果を踏まえたうえで外耳・中耳・内耳のどこに問題が起きているのか判断することになります。

3.耳に詰まってしまったときの治療方法

耳詰まりを感じたとき、自分でできる対処法から試してみてください。「病院に行ったほうがいいのか」と悩んでいる方や耳詰まりが気になる方は要チェックです。

3-1.自分でできること

自分でできることとしては、「血行改善」があります。なぜなら、血流の悪さによって耳管があけっぱなしになるからです。耳のまわりにある血液の流れが良くなると、自然と閉じやすくなります。また、「水分補給」や「リラックス」も症状が和らぐ方法です。ストレスによって耳詰まりを引き起こす方が増えています。過剰なストレスを感じている方は、日ごろの生活を見直していきましょう。

3-2.市販薬について

耳詰まりを解消するための市販薬で良いといえるものはありません。風邪からくる耳詰まりは風邪薬を飲んで症状が落ち着いたら自然と弱まるでしょう。しかし、風邪以外の原因からくる耳詰まりは市販薬ではなく、病院で処方された薬を服用してください。

3-3.やってはいけないこと・注意点

耳詰まりを起こしたとき、1番やってはいけないのが「鼻をすすること」です。また、鼻をつまんで息を吸うのもNGになります。なぜなら、巨大な耳垢(あか)が発生する・耳に刺激を与えてしまうなどのトラブルが起きるからです。耳詰まりを何とかしようとむやみに触ってしまっては、さらに症状が悪化する恐れがあります。無理に治そうとするのではなく、原因を把握してから正しい治療法を見つけてください。

3-4.子供の場合

中耳炎や耳詰まりなどの症状を子供が起こした場合、すぐに対処しなければなりません。痛みや耳の異常を言葉で伝えることができる年齢なら良いですが、乳児は伝えられないでしょう。そのため、異常がないかどうか、親がきちんと様子を伺うことが大切です。耳詰まりを感じたとき、子供は夜中に痛がるケースが多くなります。耳だれを起こした場合は、柔らかいガーゼでふき取りましょう。そして、翌日にかかりつけの耳鼻科を受診してください。また、日ごろから鼻水をすすらずに出すよう指導することも大切ですよ。

4.耳鼻科での治療法について

症状によっては、すぐに受診しなければなりません。これから、受診すべき症状や医療施設ならではの治療法など詳しく説明します。

4-1.受診すべき症状

風邪でもないのに耳が聞こえにくい・耳閉感(じへいかん)が1週間以上続く・頭痛やめまいがひどくなるなどの症状はすぐ耳鼻科を受診してください。メニエール病や滲出性(しんしゅつせい)中耳炎など、病気になっている可能性があります。少しでも症状が気になったらすぐに受診したほうが安心です。放置すればするほど症状がひどくなるだけでなく、治療費用も高くついてしまいますよ。

4-2.治療法

耳鼻科でおこなう治療法には、耳垢(あか)や水など詰まった原因を取りのぞく方法や自然治療・投薬による治療が主な方法になります。病院で処方される薬は、ステロイド系の薬が主流でしょう。特に、内耳の病気が原因の場合は投薬による治療が一般的です。ただし、投薬の効果はすぐに出てきません。時間をかけながら少しずつ症状を和らげていきます。そのため、途中で薬をやめてしまうと効果が実感できなくなるでしょう。定期的に耳鼻科へかよい、治療に時間をかけてください。

4-3.薬について

病院で処方される薬は市販薬よりも安心です。しかし、どんな薬なのか、どんな症状に効果が出てくるのかきちんと説明を受けることが大切になります。説明を受けなければ、間違った方法で服用してしまうでしょう。薬の効果を実感するためには、医師から説明をしっかり聞いて納得することが大切なのです。また、1日の服用量には十分に注意してくださいね。

4-4.耳鼻科の選び方

適切な治療を受けるためには、耳鼻科選びが大きなポイントになります。安心して治療できる耳鼻科を選ぶコツとしては、「医師やスタッフの丁寧な説明」に注目してください。耳は非常にデリケートで、音を感じる大切な部分です。初めて耳の治療をおこなう人にとっては、不安な気持ちでいっぱいになります。そんなときに医師やスタッフが丁寧にわかりやすく説明してくれると安心できるものです。また、耳詰まりや中耳炎などの治療にかんして経験豊富かどうかもポイントになります。経験・実績が豊富な耳鼻科なら、確かな知識で適切な治療ができるでしょう。

川村耳鼻咽喉科クリニック

5.耳の詰まりにかんしてよくある質問

耳の詰まりにかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。耳詰まりで不安になっている方や治療を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

5-1.耳詰まりの予防法とは?

耳詰まりの予防法としては、リラックスを心がけることです。ストレスは耳詰まりから考えられる病気の発症原因となります。規則正しい生活習慣を意識しながら、ストレスフリーの生活を心がけましょう。

5-2.子供が耳詰まりを起こした場合の治療法とは?

子供が耳詰まりを起こした場合は、鎮痛解熱剤を使用します。耳だれがある場合は取りのぞき、炎症がひどく高熱が出ている場合は抗生物質が投与されるでしょう。また、膿(うみ)が原因になっている場合は、取りのぞく手術をするケースもあります。

5-3.手術が必要な場合とは?

検査結果で中耳炎などの病気がわかった場合、手術が必要です。また、副鼻腔炎(ふくびくうえん)によって耳詰まりが起きているケースも手術しなければなりません。ぜひ1度、耳鼻科を受診してください。

5-4.手術に入院が必要なのか?

軽症であれば、日帰りでできます。仕事の帰りに20分ほど手術を受けるだけで、耳詰まりを治すことができるのです。しかし、重症の場合は入院が必要になるケースもあります。

5-5.耳管狭搾症とは?

耳管開放症と似ている病気です。主に、耳閉感を訴える方が多く、軽度の難聴や滲出性(しんしゅつせい)中耳炎が起きる可能性があります。主な原因は、副鼻腔炎による後鼻漏(こうびろう)です。治療法は投薬によって、耳管開口部の炎症を取りのぞく方法になるでしょう。ただし、炎症がひどい場合は手術になるケースもあります。

まとめ

いかがでしたか?耳詰まりから考えられる病気は、メニエール病や突発性難聴・耳管開放症・滲出性(しんしゅつせい)中耳炎などの病気が挙げられます。耳詰まり・閉塞感を放置していると、難聴になる恐れもあるので注意が必要です。少しでも気になる方は、すぐ耳鼻科を受診してください。耳鼻科はセルフケアではできない部分まで治療をおこなうことができます。原因を突き止め、適切な治療法を受けることができるでしょう。耳詰まりを早く改善するには、適切な治療を受けることが大切なのです。1度、信用できる耳鼻科を受診してみてください。そして、原因を突き止め症状を緩和していきましょう。

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