蓄膿症で鼻づまりがつらい。膿のような鼻水を出す方法とは?

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鼻づまり

蓄膿症(副鼻腔炎)になると、ネバネバとした膿のような鼻水が出ます。鼻をかんでもなかなかすべて出し切れず、不快な思いをする方も多いでしょう。

そこで、今回は蓄膿症の方向けに、膿を出す方法をご紹介します。今は、花粉症のシーズンです。花粉症からそのまま蓄膿症になってしまう方も少なくありません。

今回は、その予防法もご紹介します。蓄膿症に悩んでいる方やアレルギー性鼻炎の方はぜひこの記事を読んで対策の参考にしてください。

  1. 蓄膿症とはどんな病気?
  2. 蓄膿症を放置しておくとどうなるのか?
  3. 蓄膿症の治療法とは?
  4. 膿のような鼻水を出す方法とは?
  5. 蓄膿症の改善に効果的な生活習慣とは?
  6. おわりに

1.蓄膿症とはどんな病気?

蓄膿症とは、慢性副鼻腔炎ともいわれる病気で、鼻の周りの「副鼻腔」という空洞が炎症を起こして、そこに膿のような鼻汁がたまる病気です。かぜやアレルギー性鼻炎が原因で発症することが多く、ドロドロとした鼻水が大量に出るのが特徴。ちなみに、発生したばかりの副鼻腔炎を急性副鼻腔炎といいます。その症状が一定期間続いても改善の見込みがないと慢性副鼻腔炎、すなわち蓄膿症と診断されるのです。

かぜやアレルギー性鼻炎でも鼻水は出ます。しかし、かぜはどんなに長くても1~2週間で症状が改善するでしょう。アレルギー性鼻炎の場合は、さらさらとした水のような鼻水が出ます。

つまり、発症から3週間以上も鼻水がまったく減る気配がなく、しかも膿のようなドロドロした鼻水が出続ける場合は、蓄膿症の可能性が高いです。

2.蓄膿症を放置しておくとどうなるのか?

熱や関節の痛みがあるならともかく、単に鼻水だけではなかなか病院に行く気にならない方も多いでしょう。しかし、蓄膿症は副鼻腔炎の炎症が原因です。ですから、蓄膿症が自然治癒することはめったにありません。

蓄膿症が慢性化すると、鼻が詰まりやすくなります。人はもともと鼻で呼吸をする生物なので、鼻がつまればそれだけ呼吸しづらくなるでしょう。口でも呼吸できますが、どうしても息苦しさを感じます。

また、人前で鼻をすする行為は、とても見苦しいもの。社会人がしょっちゅう鼻をすすっていれば、評判も悪くなるでしょう。また、鼻がつまっていると集中力が落ちて勉強や仕事に身が入らなくなることもあります。

さらに、鼻呼吸ができないので眠りが浅くなり、睡眠不足になることも多いでしょう。そして、蓄膿症が悪化すると膿がひどくなって鼻の周辺から悪臭がすることもあるのです。ですから、蓄膿症を発症したと思ったら、すぐに治療してもらいましょう。急性副鼻腔炎ならば、短期間の治療で完治します。

3.蓄膿症の治療法とは?

蓄膿症の治療は、耳鼻咽喉科で行います。蓄膿症はどの年代でも発症する可能性があるので、できればかかりつけの耳鼻咽喉科を作っておくとよいでしょう。

通常の蓄膿症の治療は、投薬と点鼻薬が中心になります。特に、ネプライザーという機械で鼻に薬を注入すると、症状が改善しやすくなるでしょう。

また、長年蓄膿症で苦しんできたという方は「鼻たけ」という良性のポリープができていることもあります。さらに、体質によって蓄膿症になりやすい人もいるでしょう。

4.膿のような鼻水を出す方法とは?

蓄膿症の治療には、時間がかかることもあります。その間、どうしても膿のような鼻水がつまって苦しいということもあるでしょう。この項では、膿を出してすっきりとする方法をご紹介します。鼻をかんでもすっきりしないという方は、ぜひ実践してみてください。

4-1.鼻うがいをする

鼻うがいとは、鼻に水を入れて口から出す洗浄法です。鼻と口はつながっているので、水と一緒に膿を口から出してしまおうという方法になります。慣れないと苦しいですが、コツをつかめば鼻をかむよりもすっきりとするでしょう。鼻うがいはネティポットという急須によく似た形の器具や、針を外した注射器(シリンジ)で行います。

どちらも薬局で手に入るので、探してみましょう。耳鼻咽喉科で販売しているところもあります。

4-2.電動式鼻洗浄機を使う

蓄膿症がひどい場合は、電動式鼻洗浄機を使いましょう。これならば、鼻に近づけておくだけで洗浄してくれます。値段は高いですが、鼻うがいよりもすっきりするでしょう。

4-3.鼻汁吸引機を使う

鼻汁を吸引する専門の機器があります。もともとは鼻をかめない子どもに使用するものですが、きれいに取れるので大人でも利用する方もいるのです。鼻汁吸引機を使いたいという方は、耳鼻咽喉科で相談をしてみましょう。販売しているお店などを紹介してもらえます。

5.蓄膿症の改善に効果的な生活習慣とは?

では、最後に蓄膿症の改善や予防に効果的な方法や生活習慣をご紹介します。すぐに実践できるものもあるので、ぜひ参考にしてください。

5-1.鼻をすすりあげない

鼻をすすっていると、鼻水が耳の方へ逆流するのです。鼻水の中には雑菌がたくさん含まれています。ですから、鼻をすすっていると中耳炎になりやすいでしょう。鼻はきちんとかんでください。

ただし、それも力任せにかむと、やはり耳に汚い鼻水が押し込まれて中耳炎になりやすくなります。鼻をかむときはゆっくりと片方ずつかみましょう。

5-2.耳鼻科で治療を受ける

かぜやアレルギー性鼻炎を発症しても、なかなか耳鼻科に行かないという方も少なくありません。しかし、鼻水が長引くほど蓄膿症を発症する可能性が高まります。

また、すでに急性副鼻腔炎を発症している場合は、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に移行するかどうかの瀬戸際です。ですから、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診して治療を開始しましょう。早めに治療を始めるほど、完治も早いです。

5-3.無理をしない

蓄膿症は、進行すれば顔や頭が痛くなったり、臭いがしにくくなったり、いろいろな症状が出ますが、最初は鼻水だけのことも少なくありません。日常生活も普通に送れます。ですからつい無理をしがちな人もいるでしょう。しかし、蓄膿症は炎症です。ですから、無理をせずに体をいたわればそれだけ治りも早まります。

3月は決算期ですので、残業をする人も多いでしょう。また、送別会が開かれることも多く、つい飲み過ぎてしまうこともあります。しかし、無理をするほど治りは悪くなるでしょう。

また、免疫力を高める食材やサプリメントなどを摂取すると、抵抗力がついて完治が早まることもあります。ですから、たかが鼻水と思わず病気なのだという自覚を持ちましょう。

6.おわりに

いかがでしたか?今回は蓄膿症になると出る、膿のような鼻水の出し方をご紹介しました。蓄膿症は、前述したようにひどい鼻水以外の症状は特に出ません。ですから、病院になかなかいかない、という方も多いでしょう。しかし、記事本文でご紹介したように、蓄膿症が自然治癒することはほとんどありません。ひどくなればなるほど、日常生活も送りにくくなるでしょう。

ですから、かぜをひいて1週間以上たってもネバネバした鼻水の量が減らない場合。そして、花粉症の季節が終わっても鼻水だけが出続ける場合は、一度耳鼻咽喉科を受診してください。

ドラッグストアに行けば鼻を洗う道具も売られていますが、病院で治療を受けてから使った方が効果はあります。ですから、まずは病院を受診してください。耳鼻咽喉科であればどこでも蓄膿症の治療はしてくれます。

ただし、手術ができる病院は限られているので、手術を希望する方は下調べをしてから受診する病院を決めましょう。

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川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
川村繁樹

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