自分に合った花粉症薬を知ろう!種類や副作用にはどんなものがあるの?

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花粉症の薬にはさまざまな種類のものがあります。
服用するタイプのものだけでなく、点眼や点鼻薬を使用している人も多いでしょう。
花粉症の症状に困ったとき、どんな薬を利用するべきか迷いますよね。
市販の薬でも十分な効果が得られるのか、知りたい人も多いでしょう。
今回は、花粉症薬の種類とそれぞれの特徴についてまとめてみたいと思います。

  • 花粉症薬の種類を知りたい
  • 薬の強さと副作用は比例するのか?
  • 自分にはどんな薬が合っているのか?

花粉症の悩みを少しでも早く解消するために、薬選びにも十分注意してください。


1.花粉症の症状とメカニズム

毎年花粉が飛散する時期になると現れる不快な症状。
「この症状は花粉症なのか?」と疑問に思っている人も多いと思います。
まずは、花粉症の主な症状とそのメカニズムについてご紹介しましょう。

1-1.花粉症の主な症状

花粉症の主な症状は「くしゃみ」や「鼻水」「鼻づまり」など。
つまり、風邪の症状とよく似ているのです。
その症状が花粉症なのか風邪なのか分からずに困る人は多いでしょう。
花粉症であるにもかかわらず、風邪だと思い込んで対処せずにいると花粉症は悪化します。
たとえば、立て続けに何度もくしゃみが出る場合は、花粉症である可能性が高いでしょう。
また、花粉症の鼻水は水っぽいのが特徴です。
風邪の場合は数日で黄色っぽく粘り気が出てくるため、区別しやすいと思います。
さらに、花粉症による鼻づまりは息ができないほど苦しいことが多く、風邪の場合とは少し違っているでしょう。
このほかにも、花粉症では目のかゆみや充血が現れることが多くなっています。
風邪で目がかゆくなることはほとんどないため、この症状によって初めて花粉症であることに気付く人も多いでしょう。

1-2.花粉症のメカニズム

花粉症はアレルギー反応の1つです。
人体には体外から侵入してくる異物に対して、その物質を排除しようとする働きがあります。
その物質に対抗する物質を「抗体」と言い、体を守ろうとするのです。
そして、抗体がある一定量になったとき、抗体と結びついて今までとは違った反応を示すようになります。
この反応が体にとってよく働く場合を「免疫」と言い、人間が病気から体を守るために活躍するシステム。
しかし、免疫はときと場合によって、人体に不快な症状を招くこともあるのです。
この不快な症状が「アレルギー」であり、花粉症もその一種であることが分かっています。
体内に侵入してきた花粉に対して、体は「IgE抗体」と呼ばれる抗体を作って反応するのです。
IgE抗体を作りやすい体質の人を「アレルギー体質」と言い、花粉症になる人とならない人を作り出しています。
そして、IgE抗体は、原因となる花粉との接触を繰り返すうちに体内にたまっていくのです。
この蓄積が一定の水準に達したとき、花粉症の症状が現れます。
今はまだ花粉症になっていない人も、このまま花粉との接触を続けているうちに、いつかは発病する可能性があるということです。

2.花粉症薬の種類と特徴

花粉症の薬にはいくつか種類があります。
自分に合ったものを見つけるためにも、それぞれの特徴を知っておきましょう。

2-1.抗ヒスタミン薬

花粉の刺激を受けるとなぜくしゃみや鼻水などのアレルギー症状が現れるのでしょうか。
その理由は、気管支や鼻粘膜、皮膚などにある肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されるためです。
抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンに直接作用する薬。
そのため、症状を素早く改善できるのです。
抗ヒスタミン薬と言えば副作用として眠気や口内の乾燥が起こるというイメージがあります。
しかし、現在は「第2世代」と呼ばれる抗ヒスタミンが登場し、その副作用が大幅に改善されたのです。

2-2.ケミカルメディエーター遊離抑制剤

ケミカルメディエーター遊離抑制剤には、ヒスタミンの発生や放出を抑える効果があります。
そのため、症状を軽くしたり遅らせたりすることができるのです。
副作用が少なく、症状が出る前から服用することで症状の出現を遅くする効果があります。

2-3.ステロイド薬

炎症を鎮め、免疫を抑制してアレルギー症状を抑える効果があるのがステロイド薬です。
さまざまな疾患の治療に使われているため、使用したことがある人も多いでしょう。
ステロイド薬の使用で気になるのは副作用ですよね。
しかし、ステロイド薬は正しく使用すれば副作用は少なく、効果の高い薬。
用法、用量を守り、ステロイド薬を有効活用しましょう。

2-4.花粉症薬のタイプ

主な花粉症の治療薬には上記のようなものがあります。
さらに、タイプ別に分けると「経口薬」「点眼薬」「点鼻薬」があるのです。
経口薬とは、錠剤やカプセル剤、粉剤、ドライシロップなど。
点眼薬は目に直接投与する液体の薬で、目のかゆみや充血などに効果があります。
局所に直接作用するため、全身への副作用が少ないのが特徴でしょう。
点鼻薬は鼻の中にスプレーする薬。
鼻づまりや鼻の炎症を抑える効果があります。

3.花粉症薬の副作用

花粉症の薬を使う際、誰もが気になるのが副作用だと思います。
花粉症薬の副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。

3-1.頭痛

花粉症の薬を使うことで副作用として頭痛が現れる場合もあります。
たとえば、妊娠中の女性でも利用できるような副作用の少ない薬であっても、まれに頭痛が起こることがあるのです。
ただし、眠気のために昼寝をして、夜に十分睡眠できなかったことが、頭痛の原因になっている可能性も否定できないでしょう。

3-2.吐き気

花粉症の薬を使うと吐き気を起こす人も多いようです。
しかし、実は薬が原因なのではなく、花粉症そのものが吐き気の原因になっている可能性が高いでしょう。
鼻の中で炎症が起こり、副鼻腔(びくう)炎を発症してしまうとこのような症状が出るのです。
ただし、薬の副作用として胃腸障害が現れることがあるのは確かなこと。
胃痛や吐き気が起きたら、薬の種類を変えてみましょう。

3-3.眠気

花粉症薬の副作用に眠気があることは知られています。
化学伝達物質であるヒスタミンには、脳を活性化する働きがあるのです。
抗ヒスタミン薬を服用することで脳のヒスタミン作用を妨害してしまうことになるでしょう。
花粉症の症状がおさまると同時に、脳の働きも抑制してしまうのです。
脳の判断や思考などの能率が低下するため、眠気のような症状が現れてしまうのでしょう。
注意しなければならないのは、眠気より脳の効率が低下すること。
そのことに気付かずにいると危険な状態で車の運転などをしてしまうことになるでしょう。
市販の抗ヒスタミン薬には、眠気を防ぐためにカフェインを混ぜているものもあります。
しかし、カフェインの効果によって眠気を防ぐことはできても、脳の効率の低下は改善されないのです。
医師に薬を処方してもらう場合は、脳の効率低下が少ない「第2世代」の抗ヒスタミン薬を処方してもらうことをおすすめします。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
花粉症薬にはさまざまな種類やタイプのものがあり、効果や副作用もそれぞれです。
その中から、自分に合った薬を見つける必要があるでしょう。
自分で判断する自信がない人は、専門の医師に相談して処方してもらうことをおすすめします。

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