雨の日になると何で花粉症が? 意外な因果関係とは?

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雨

もはや日本人の国民病といっても過言ではない花粉症。一般的には、花粉の飛びづらい雨の日は花粉症の症状が出にくいとされていますよね。しかし、人によっては雨の日の方が症状がひどい場合や、普段は大丈夫なのに雨の日にだけは花粉症の症状が発生する場合もあるようです。

そこで、今回は花粉症と雨の関係性などの基礎知識をご紹介していきます。

  1. 花粉症と雨の関係性について
  2. 花粉症になりやすい人とは?
  3. 花粉症対策法とは?

1.花粉症と雨の関係性について

1-1.花粉は吸い込んですぐに発症するわけではない

多くの人が誤解しがちなのですが、花粉を吸い込んですぐにアレルギー反応が発生するとは限りません。

その日花粉が非常に多くてもその日には症状が出ず、次の日にアレルギー反応が出ることがあります。これは、遅発性の花粉症を患っていることが原因です。

そのため、雨の日の前日に多く吸い込んだ花粉が、翌日の雨の日にたまたま重なって症状が出ることがあります。

こうなると、『雨で花粉が飛びづらいはずなのに、なぜ……』という思考が働き、印象に残るのです。結果として、ただの偶然が必然のように感じられてしまいます。

ただし、毎回雨の日になると症状が悪化する場合には、ほかの原因を考える必要があるでしょう。

1-2.気圧により症状が悪化する

気圧と花粉症には大きな関係性があるのをご存じでしょうか。

雨が降ると気圧が下がると、体内のヒスタミンという物質が増加します。そして、実はアレルギー反応を引き起こすのはこのヒスタミンが原因。そのため、雨の日に発症のリスクが高まることが考えられるのです。

また、気圧が下がると副交感神経が優位になりやすいとされています。副交感神経が活発になるとアレルギー反応が出やすくなるため、こちらが原因で症状が出ていることもあるでしょう。

1-3.雨の日でも花粉は飛んでいる

よく誤解されがちなのですが、雨の日だからといって全く花粉が飛ばなくなるというわけではありません。もちろん、飛ぶ量は少なくなりますが、それでもいくらかは飛んでいるのです。

そして、雨の日は花粉が少ないだろうからと油断しがち。いつもは付けているマスクやメガネを付けないことがあります。結果として、普段よりも雨の日の方が症状が重いということが起きてしまうのです。

1-4.そもそも花粉症ではない

花粉症に似たアレルギーとして、カビやハウスダストが考えられます。

雨の日になると、自然と屋内にいる時間が増えるはず。そのために、部屋の中のカビやハウスダストを多く吸い込んでしまってアレルギー反応が出ていることがあるのです。

特に、雨の日は湿気が高くなります。数日雨が続けばカビにとっては理想的な環境。よりアレルギーが発症しやすくなるでしょう。

2.花粉症になりやすい人とは?

日本人の国民病ともいわれる花粉症。しかし、子供のころからずっと発症している人もいれば、一生発症しない人もいますよね。では、どのような人が花粉症になりやすいのか見ていきましょう。

2-1.親が花粉症

花粉症を両親に持つ場合、子供も花粉症を発症するリスクが高まるといわれています。これは、親が花粉の抗体を所持しており、遺伝情報に組み込まれてしまうためです。

親が花粉症の方は注意してくださいね。

2-2.花粉が多く飛んでいる地域に住んでいる

花粉症は、花粉を大量に吸い込み続ければ、誰しもが発症しうる病気です。そのため、アレルゲンとなるスギやヒノキが群生している地域に住んでいれば、当然発症のリスクは高まります。

2-3.昼間に外出する

花粉には飛びやすい時間帯があります。昼間はどの時間帯も飛びやすいのですが、特に12時~15時がひどいようです。

2-4.食生活が偏っている

食生活が偏っていると、花粉症のリスクが高まるとされています。

どのような食生活が問題なのかというと、『肉食』。肉に多く含まれているタンパク質を多く取り過ぎると、アレルギー反応が出やすくなるという研究結果があります。

また、『食品添加物』や『人工甘味料』なども問題視されているようですね。長年摂取し続けると、アレルギー体質になることもあるでしょう。

2-5.ほかのアレルギーがある

花粉症以外に、何かしらのアレルギーを保有している場合、体がアレルギー体質となり、異物に対して過敏な反応をしやすくなる場合があります。

2-6.都市圏に住んでいる

都市圏には車や人で溢れていますよね。そのため、飛んできた花粉が常に舞い上げられている状態。しかも、地面は土ではなくアスファルトばかりなので花粉は吸収されず、いつまでも残ってしまいます。そのため、花粉を吸い込みやすい環境が整ってしまうのです。

また、車の排ガスが体内に取り込まれると、ガスに含まれる有害物質が排出されます。排ガスの有害物質が体内に入ると、抗体が通常の3~4倍も作られるそうです。そのため、排ガスを花粉と一緒に吸い込むことで、花粉症のリスクも跳ね上がってしまいます。

2-7.ストレスが多い

あまり知られていませんが、ストレスによって花粉症は発症しやすくなるようです。

ストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経は内臓の働きや免疫の働きに直接関係していますので、バランスが崩れると外敵に対して弱くなるのです。結果、花粉症が発症しやすくなることがあります。

3.花粉症対策法とは?

3-1.花粉予報を確認しよう!

天気予報ならぬ『花粉予報』というものがあります。最近はテレビのニュースでもよく流れているので、覚えのある方も多いでしょう。

花粉予報はテレビはもちろん、インターネットのサイトやスマホのアプリなどで知ることができます。花粉症がどれだけ飛ぶのかを事前に知っておけば、対策もしやすくなるはず。必ず毎日チェックしましょう。

3-2.花粉グッズを取り入れよう!

排ガスやPM2.5などの微粒子をシャットアウトするような、高性能マスクはもちろん、花粉から守るための専用メガネ。さらには、鼻に塗るだけで花粉を防いでくれるクリームなどもあります。

ネットのレビューなどを参考に、自分に合ったグッズを探してみましょう。

3-3.空気清浄機を取り入れよう!

花粉対策として空気清浄機はとても有効です。できれば花粉対策を売りとしているようなもので、かつできるだけ広い部屋用のものを購入してください。

実は、エアコンや空気清浄機にある『~畳用』というのは、多くの場合は30分が基準となっています。つまり、6畳の部屋で6畳用を使えば、完全に空気がきれいになるまで30分かかるということ。より大きな部屋用のものなら、より早く花粉を除去できるでしょう。

3-4.換気は最小限にしよう!

換気を1時間すると、約1000万個もの花粉が室内に侵入するとされています。ですから、なるべく換気は避けた方が賢明です。

ただし、換気をしなさすぎると、今度はカビやハウスダストの問題が発生します。花粉症を防いでもカビやハウスダストのアレルギーになっていたら本末転倒。

早朝や深夜などの花粉があまり飛んでいない時間に換気をしたり、空気清浄機を取り入れたりしましょう。

3-5.帰宅したらすぐに花粉を落とそう!

外を歩いていると、意外にも多くの花粉が体中にくっついてしまっています。

そこで、家に帰ってきたときには、玄関前で体をたたいて花粉を落としてください。家の中に入ったら、リビングや寝室に入る前に風呂に入り、着替えてしまいます。

脱いだ洋服は、速やかに洗濯しましょう。洗濯できない服(スーツ・和服など)の場合は、ビニールや専用のカバーをかけてください。難しい場合は、廊下など、リビングや寝室などを避けた場所で保管するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は花粉症と雨の日についてお話ししました。

  1. 花粉症と雨の関係性について
  2. 花粉症になりやすい人とは?
  3. 花粉症対策法とは?

花粉症はとてもつらい病気です。今回の記事を参考に、花粉症対策をがんばりましょう!

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