花粉症になる人とならない人の違いって何?遺伝は関係あるの?

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花粉

花粉症になる人とならない人の違いを知っていますか?
花粉症の経験がない人は、同じ環境にいても花粉症になる人を見て不思議に思うことがあるのではないでしょうか。
花粉症になる人とならない人がいることには、さまざまな理由があるのです。
たとえば、遺伝や生活習慣、免疫力など。
その特徴や発症率についてはどうなっているのでしょうか。

  • 花粉症になる人とならない人の違いを知りたい
  • 年配の人は花粉症になりにくいって本当?
  • 今後も花粉症にならないためにはどうしたらよいのか?

今年も花粉の時期がやってくる前に、詳しく知っておきましょう。


1.花粉症になる人とならない人の違い

花粉症になる人とならない人がいることには、大きく分けて3つの理由があります。

1-1.遺伝による違い

「花粉症は遺伝する」という話を耳にしたことはあるでしょう。
花粉症のようなアレルギー体質は、遺伝の影響を受けると考えられているのです。
実際に「親も子供も花粉症持ち」という家庭は多いでしょう。
家族や近親者にアレルギー体質の人がいる場合は、花粉症になりやすいのです。

1-2.生活習慣による違い

年配の人は花粉症になりにくいということをご存じでしょうか。
確かに、花粉症を発症しているのは若い人の方が多い気がしますよね。
実は、1960年代まで、国内で花粉症は見つかっていなかったのです。
なぜなら、当時の日本人が送っていた食生活や住環境が、アレルギーになりにくい体質を作り出していたため。
現代の日本人は、自ら花粉症になりやすい生活を送ってしまっているのです。
同じ地域に住んでいても、食生活や住環境の違いから、花粉症になる人とならない人がいます。

1-3.花粉の量による違い

もちろん、花粉の影響をどのくらい受けているかということも大きく関係しています。
花粉による影響がある一定の水準を超えたとき、花粉症として症状が現れるのです。
つまり、花粉に多くさらされた人ほど、花粉症になりやすいということになります。
その年によって花粉症になるときとならないときがあるのもこのためでしょう。

2.花粉症のメカニズムと発症率

では、なぜ花粉症になるのか、そのメカニズムをご説明します。
また、現在花粉症の発症率はどうなっているのでしょうか。

2-1.花粉症のメカニズム

私たちの体には、外部から侵入してくる異物を排除する働きがあります。
その物質に対抗する「抗体」を作り、体を守ろうとするのです。
そして、抗体が一定量になったとき、同じ物質が浸入してくることで、その物質が交代と結びつきます。その結果、今までと違った反応を示すことになるのです。
この反応が体にとって都合よく働く場合を「免疫」と言います。
病気から体を守るために活躍するシステムであると考えてください。
しかし、免疫は場合によって人体に不快な症状を招くこともあります。
この症状こそが「アレルギー」であり、花粉症はその1つの症状なのです。
花粉症の場合、花粉という抗原に対し、体は「IgE抗体」と呼ばれる抗体を作って反応します。
しかし、IgE抗体はすべての人に同じように作られるわけではないのです。
生まれつき作られやすい体質が決まっており、この体質を「アレルギー体質」と呼びます。
そして、IgE抗体は花粉との接触を繰り返すうちに蓄積されていくのです。
この蓄積が一定の水準に達したとき、花粉症として発症することになります。

2-2.花粉症の発症率

花粉症患者は年々増加しており、この10年間で2倍近くまで増えていることが分かっています。
原因の1つとして考えられているのが、花粉症の原因として多い「スギ花粉」の増加があるでしょう。
スギは食リンゴ40年ほどで生木になり、花粉を飛散しはじめます。
現在、植林されているスギの大半が樹齢40~60年となっているため、活発に花粉が飛散しているのでしょう。
調査によると日本人の3割以上が花粉症であるということが分かっています。
都道府県別に見てみると日本で一番花粉症患者が多い県は静岡県。
次いで、群馬県、山梨県と続きます。
やはり花粉飛散が多いエリアほど、花粉症に悩む人が多いということが分かっているのです。
近年は子供でも花粉症にかかることが増えてきているため、現在花粉症でない人も、油断をせずに対策を心がけていく必要があるでしょう。

3.花粉症を予防するには

花粉症は誰でも発症する可能性のある症状です。
経験したことのない人も、普段から花粉症にならないための対策をしておく必要があるでしょう。

3-1.室内に花粉が入らないようにする

花粉が飛散しているのは屋外です。
しかし、その花粉は簡単に家の中まで侵入してきてしまいます。
花粉の影響を少しでも減らすためにも、室内に花粉を持ち込まないように心がけるようにしましょう。
外出する際は、なるべく花粉が付着しにくい素材の衣類を選ぶようにしてください。
帰宅後は家に入る前に、玄関先で衣類や髪の毛、バッグなどに付着した花粉を払うようにしましょう。
また、洗濯物や布団はできるだけ屋外に干さず、花粉の飛散が多い時間帯には窓を開けっぱなしにしないようにしてください。
室内に侵入してしまった花粉は、正しい掃除方法で除去する必要があります。
花粉の飛散量が少ない早朝に掃除を済ませてしまいましょう。
掃除機をかける前に拭き掃除をして、花粉が舞い上がるのを防ぐことも大切です。

3-2.外出を控える

一番効果的なのは、花粉の多い日に外出しないようにすることです。
特に、風の強い晴れた日の昼前から午後3時ごろまでは花粉のピークだということを覚えておきましょう。
必要以上の外出を控え、花粉の影響を受けないようにしてください。

3-3.手洗い、うがい、マスク着用の徹底

外出先から戻ったときは、忘れずに手洗いとうがいをしてください。
花粉が体内に入らないようにするために、顔や目、鼻を洗うようにするとより効果的です。
また、外出する際はマスクを着用することを忘れないでください。
最近は花粉をガードするマスクも売っているので、ぜひチェックしてみましょう。

3-4.免疫力を高める食生活

今はそうでなくても将来は花粉症を発症する可能性は誰にでもあります。
発症のリスクを減らすためには、日ごろの食生活を見直し、免疫力を高める必要があるでしょう。
そして、花粉症になりにくい体を作ってください。
免疫が正常に機能すれば、花粉を異物と捉えることもなくなります。
免疫機能のアップにつながるポイントは、細胞の酸化を防ぐことです。
ビタミンやミネラルを多く含む野菜、不飽和脂肪酸を多く含む魚などを積極的にとるようにしましょう。
また、抗酸化作用があるとして注目を集めているものに、ポリフェノールがあります。
赤ワインや緑茶、たまねぎなどが代表的なものであるため、意識して取り入れるようにしましょう。
腸内環境を整える食品も効果的です。
乳酸菌を含むヨーグルトやチーズ、納豆、漬物などの発酵食品がおすすめでしょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
花粉症の季節がやってきても「自分には関係ない」と思っていませんか?
今までは何ともなくても、今年から突然花粉症になってしまう可能性もあるのです。
普段から花粉症についての知識を集め、できる対策から始めていきましょう。

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