若者の半数がヘッドホン難聴に!あなたもその一人かも。予防法は?

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
免責事項について

可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

携帯音楽プレーヤーの普及が一因なのでしょうか。若い世代を中心に、ヘッドホン難聴が増えているといわれています。WHO(世界保健機関)が、衝撃的な発表をしました。世界の中高所得国に住む12~35歳の若者のうち、半数近くがヘッドホン難聴の危険にさらされているというのです。その数は約11億人。あなたもその危険にさらされている可能性もあります。後悔しないための予防対策法を紹介しましょう。

  1. ヘッドホン難聴とは?
  2. ヘッドホン難聴の原因と問題点
  3. ヘッドホン難聴の予防対策
  4. 異常を感じたら耳鼻科に直行
  5. まとめ

1.ヘッドホン難聴とは?

ヘッドホン難聴とは、一般的には音響外傷と呼ばれる難聴の1つです。個人差はありますが、毎日のようにヘッドホンやイヤホンで音楽を長時間聴いている方は、「大いに危険性あり!」です。次のような症状があったら、疑ってください。

  • 音楽を聴いているときや聴いたあとに耳鳴りがする
  • 耳の奥に痛みや頭痛を感じるときがある
  • 耳が詰まる感じがする
  • 右と左では、聞こえ方が違う
  • 会話を聞き取りづらくなってきた
  • 聴力が落ちてきた気がする

ヘッドホン難聴の症状は、初期には、音楽を聴いているときや聴いたあとに出ます。最初は、聴きづらくなるのは高音のときだけ。会話にはほとんど影響はありません。というのも、初期症状は、高い周波数の領域で発生するからです。
しかし、症状が進行していくと、会話などの低い周波数でも症状が出始め、徐々に日常生活に影響をおよぼすようになります。気づかないまま進行してしまうのが、ヘッドホン難聴の怖いところです。特に、会話が聞き取りづらくなったとか、聴力が落ちてきた気がするというのは、症状が進行したとても危険な状態だと思ってください。

12