若者の半数がヘッドホン難聴に!あなたもその一人かも。予防法は?

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携帯音楽プレーヤーの普及が一因なのでしょうか。若い世代を中心に、ヘッドホン難聴が増えているといわれています。WHO(世界保健機関)が、衝撃的な発表をしました。世界の中高所得国に住む12~35歳の若者のうち、半数近くがヘッドホン難聴の危険にさらされているというのです。その数は約11億人。あなたもその危険にさらされている可能性もあります。後悔しないための予防対策法を紹介しましょう。

  1. ヘッドホン難聴とは?
  2. ヘッドホン難聴の原因と問題点
  3. ヘッドホン難聴の予防対策
  4. 異常を感じたら耳鼻科に直行
  5. まとめ

1.ヘッドホン難聴とは?

ヘッドホン難聴とは、一般的には音響外傷と呼ばれる難聴の1つです。個人差はありますが、毎日のようにヘッドホンやイヤホンで音楽を長時間聴いている方は、「大いに危険性あり!」です。次のような症状があったら、疑ってください。

  • 音楽を聴いているときや聴いたあとに耳鳴りがする
  • 耳の奥に痛みや頭痛を感じるときがある
  • 耳が詰まる感じがする
  • 右と左では、聞こえ方が違う
  • 会話を聞き取りづらくなってきた
  • 聴力が落ちてきた気がする

ヘッドホン難聴の症状は、初期には、音楽を聴いているときや聴いたあとに出ます。最初は、聴きづらくなるのは高音のときだけ。会話にはほとんど影響はありません。というのも、初期症状は、高い周波数の領域で発生するからです。
しかし、症状が進行していくと、会話などの低い周波数でも症状が出始め、徐々に日常生活に影響をおよぼすようになります。気づかないまま進行してしまうのが、ヘッドホン難聴の怖いところです。特に、会話が聞き取りづらくなったとか、聴力が落ちてきた気がするというのは、症状が進行したとても危険な状態だと思ってください。

2.ヘッドホン難聴の原因と問題点

ヘッドホン難聴は、内耳の蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる細胞が傷ついて発症します。難聴になる原因はさまざまですが、やはり大音量の音楽を長時間にわたって聞いているのが一番の原因です。具体的に問題点を見ていきましょう。

2-1.大音量で音楽を聴く問題点

ヘッドホンは、周りに迷惑をかけずに音楽を楽しめます。だからといって、大音量で聴いていませんか?
1日に100db以上の音を15分以上聴くと、難聴になりやすく危険だといわれています。ちょうど、ガード下で電車の通過音を聴くのと同じくらいのレベルです。今のヘッドホンの最大出力は、100~120db。大音量で音楽を聴くのは、自ら進んでヘッドホン難聴になろうとしているようなものです。

2-2.低い音でも長時間聴くのは問題

たとえ大音量でなくても、長時間にわたって音楽を聴き続けるのも問題です。耳が疲れてしまい、ダメージを受けてしまいます。最近の携帯音楽プレーヤーは、性能が向上しているので、楽しめる時間も長くなりました。聴き続けていると、耳が休まる暇がありません。

2-3周波数が高い音の問題

周波数が高い音ほど、耳の負担は大きくなります。高い音の周波数は、空気中を伝わる間に弱まりますが、ヘッドホンは、ほぼダイレクト。だから、ダメージも大きくなってしまうのです。

3.ヘッドホン難聴の予防対策

ヘッドホン難聴を予防するのは、それほど難しいことではありません。問題点としてあげたことの逆のことをやればいいのです。でも、「言うは易し」。実行するのは難しいものです。ヘッドホン難聴は、ひとたびなってしまうと、治らないといわれています。日頃から、ケアを心がけてください。

3-1.適度な音量で聴く

100dbの音を15分以上聴くと危険だといいました。それでは、どれくらいの音ならいいのか、知りたいですよね。
65db程度の音ならば、リスクは少ないといわれています。ヘッドホンをしたままでも、会話が聞き取れるくらいの音です。ちなみに、i podだと、60%くらいの音量になります。継続して聴ける時間は、80%で1、2時間。100%だと、わずか5分です。

3-2.耳に休息をあたえる

ヘッドホンで音楽を聴いたら、聴いた時間の3倍の休息をとることが必要だといわれています。

3-3.疲れているときは控えめに

疲れているときは、難聴への影響が大きくなります。疲労やストレス、睡眠不足のときは、音量も普段よりもう1レベル下げて、聴く時間も控えましょう。

3-4.ヘッドホンを選ぼう

ヘッドホンの選び方にも気を遣ってもらいたいものです。おすすめはノイズキャンセリングという機能がついたヘッドホン。周りの騒音を抑えてくれます。難聴気味の方には、骨伝導といって、骨に振動を送り音を伝えるヘッドホンもあるそうです。

4.異常を感じたら耳鼻科に直行

ヘッドホン難聴の治療法は、投薬が中心です。進行して重症化すると、なかなか完治するのが難しいといわれていますので、何か耳に異常を感じたら、すぐに耳鼻科へ。早期であればあるほど、治る可能性も高くなります。症状が出て1か月以上たつと、治療は難しくなるといわれていますから、迷わず耳鼻科に直行してください。

5.まとめ

若い世代に増えてきているといわれるヘッドホン難聴について、予防対策や異常を感じたときの対処法を紹介しました。
予防対策のポイントは、

  • 適度な音量で聴く
  • 耳に休息をあたえる
  • 疲れているときは控えめに
  • ヘッドホンを選ぼう

そして、

  • 異常を感じたら耳鼻科に直行

ヘッドホン難聴は、知れば知るほど怖い疾患です。11億人の1人にならないよう予防を心がけ、音楽は控えめに楽しみましょう。

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