正しい耳掃除のやり方とは? 耳かきでがりがりこすってはいけません。

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耳かきや耳掃除が大好きという方は、多いと思います。
ドラッグストアなどに行くと、色々な種類の綿棒や耳かきが売っているでしょう。
しかし、正しい耳かきの仕方を知っている方は意外と少ないのです。
そこで、今回は正しい耳かき・耳掃除のやり方をご紹介します。
耳かきをしすぎると、かえって耳にとって悪影響が出てくるのです。
ですから、正しい耳かきの仕方を知っておいて損はありません。
耳掃除が大好きという方や正しい耳かきの仕方を知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 耳かきや耳掃除をやりすぎると……?
  2. 正しい耳掃除の仕方とは?
  3. こんなときは耳鼻咽喉科を受診しよう
  4. おわりに

1.耳かきや耳掃除をやりすぎると……?

耳掃除は、外耳という部分に綿棒や耳かきを入れて耳あかを取ることです。
大きい耳あかが取れれば、気持ちがよいと感じる人は多いでしょう。
また、耳掃除が大好きという方も少なくありません。毎日耳掃除をしているという方も多いと思います。
しかし、耳掃除のしすぎはかえって耳に悪影響なのです。
その一例が、外耳炎。
綿棒や耳かきを雑菌がつかないように注意して保管されている方は少ないと思います。
特に、耳かきは無造作に鉛筆立てなどに放り込んでいる方もいるでしょう。
ですから、綿棒や耳かきには一定数雑菌がついています。
そんなもので外耳をがりがりとこすって傷がつけば、そこから雑菌が入りこんで外耳炎を発症することもあるのです。
外耳は鼓膜から耳の穴の入り口部分までですから、炎症を起こしても直接聴力には影響ありません。
しかし、外耳炎がひどくなると鼓膜の内側である内耳にも菌が侵入する可能性もあります。
そうなれば、聴力の低下もありえるでしょう。
さらに、外耳炎にならないまでも耳あかを綿棒や耳かきでかえって耳の奥にまで押し込んでしまうことはよくあることです。
「耳が聞こえないと思ったら、耳あかがぎっしりと詰まっていた」ということは、珍しくありません。
しかも、よく耳かきをする人でも、耳あかが取れないことは多いのです。

2.正しい耳掃除の仕方とは?

では、どうすれば正しい耳掃除ができるのでしょうか?
この項では、正しい耳掃除の方法をご紹介します。

2-1.ひざ枕はやらない方がよい

耳掃除というと、ひざ枕をイメージする方は多いと思います。
実際に、ひざ枕をして耳掃除をしてもらうと気持ちがよいものです。
しかし、ひざ枕をして耳掃除をすると、取れた耳あかが鼓膜に向かって落ちてしまいます。
ですから、耳掃除をする場合は、座った状態でそっと耳かきや綿棒を外耳に入れて掃除をしましょう。
このほうが耳あかがきれいに取れます。

2-2.掃除するのは、入り口から1センチが目安

耳掃除というと、綿棒や耳かきを鼓膜ぎりぎりまで入れる方も多いでしょう。
中には鼓膜をつっついて、痛い思いをされた人もいると思います。
しかし、こんなに深くまで耳掃除をする必要はありません。
日本人の耳あかというのは乾いていることが多く、自然に耳の外に出てくるものなのです。
ですから、深く綿棒や耳かきをつっこみすぎると、かえって耳あかを奥へ押し込めてしまうでしょう。
ですから、正しい耳掃除の仕方とは、耳の入り口から1センチまでの部分をそっと耳かきや綿棒でこすっておしまいです。
無理に置くまで掃除をしたり、力任せに外耳の壁面をこすったりしてはいけません。
また、綿棒や耳かき以外のものを耳の穴に入れない方がよいでしょう。
特に、爪で耳掃除をすると外耳炎にかかりやすくなります。気をつけてください。

2-3.綿棒と耳かき、どちらを使った方がよいの?

耳掃除に使う道具といえば、綿棒と耳かきです。どちらを使ってよいか迷う人もいるでしょう。
一般的に乾いた耳あかの人は耳かきを使い、湿った耳あかの人は綿棒を使うとよいですね。
また、現在は色々な耳かきの道具がでています。
しかし、最もスタンダードな道具が最も使いやすいもの。
なお。耳掃除の道具はできるだけ清潔なところに置きましょう。
ほこりまみれの場所に置いたり、汚い手で触ったりしないようにしてください。

2-4.耳掃除は月2回まで

耳掃除は、2週間に1度程度で十分です。
それ以上やりすぎるとかえって耳に悪影響を与えます。
毎日掃除をしていた方は、がまんして2週間に1度程度に抑えましょう。
また、子どもの耳掃除でも同じです。
2週間に1度程度で十分でしょう。

2-5.耳鼻咽喉科で耳掃除をやってもらえるの?

耳鼻咽喉科は鼻と耳、そしてのどの病気を治療する科です。
治療の一環として、耳あかの掃除もしてくれるでしょう。
「たかが耳あかで病院なんか」と思う方もいるかもしれません。
しかし、耳の穴の形によっては耳掃除がひどく行いにくい方もいるのです。
さらに、時間がたって固まった耳あかは、素人では取れません。
まずは耳あかを柔らかくする薬を使ってからとります。
さらに、子どもの耳掃除は耳鼻科で行った方がうまくいきやすいのです。
ですから、子どもによっては耳掃除をしに耳鼻咽喉科へ通う人もいます。

3.こんなときは耳鼻咽喉科を受診しよう

では最後に、耳鼻咽喉科を受診した方がよい耳の症状をご紹介します。
耳掃除のしすぎで病院に通う人も珍しくないのです。

3-1.外耳が痛い、腫れている

外耳がひどく痛んだり腫れていたりする場合は、外耳炎の可能性があります。
気になって耳をいじってしまうとさらに症状がひどくなるでしょう。
できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診して、治療を受けてください。
放っておくと聴力の低下を招くこともあります。

3-2.耳が急に聞こえなくなった

特に心当たりがないのに、急に耳が聞こえにくくなったという場合は耳あかが鼓膜を覆っている場合があります。
この場合は、素人では取れません。まずは耳鼻咽喉科を受診して耳の状態を確認してもらいましょう。
また、中耳炎や鼓膜が炎症を起こしている場合でも耳が聞こえにくくなります。
さらに、もっと深刻な病気が隠れていることもあるのです。
ですから、耳が聞こえにくいなと思ったら、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。

3-3.子どもが盛んに耳を触る

中耳炎は、子どもがかかりやすい耳の病気のひとつです。
赤ちゃんから発症する可能性があるので、風邪をひいた後などは注意が必要。
まだうまく言葉をしゃべれない子どもが、盛んに耳を触っている場合は耳が痛い可能性があります。
耳鼻咽喉科に行って診察してもらいましょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、正しい耳掃除の仕方についてご紹介しました。
まとめると

  • 耳掃除は2週間に1度程度で十分。
  • 耳掃除は座った状態でやってもらおう。
  • 耳掃除は耳の入り口から1センチのところまででよい。
  • 耳あかが取りにくい場合は耳鼻咽喉科を受診しよう。

ということです。
なお、耳掃除を専門に行う店も町中にありますが、あれはリラクゼーションマッサージの一種になります。
医療行為ではありませんので、純粋に耳掃除をしてほしい場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。
また、子どもや赤ちゃんは新陳代謝が活発な分、大きな耳あかができやすいです。
しかし、耳あかは放っておけば自然と耳の穴の外に出てくるもの。
どうしても取らなくてはならないというわけではありません。
ですから、子どもがひどくかゆがったり大きな耳あかが見えているという場合だけ、そっと掃除をしてあげましょう。
自信がなければ耳鼻咽喉科を受診してください。

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