夜の咳を止めたい人必見! 病気でない咳を止める方法

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風邪は治ったのに、咳(せき)だけが続くことがありませんか?
特に、夜に咳(せき)が出て困っている人もいるかと思います。もし、風邪が治ってずっと咳(せき)が止まらないときは風邪以外の可能性が……。
この記事で、止まらない咳(せき)の原因と止める方法を確認しましょう。

目次

  1. 咳(せき)が止まらない原因って?
  2. 病院に行った方が良い症状
  3. 咳喘息(せきぜんそく)とは
  4. 咳(せき)を和らげる方法・習慣
  5. まとめ

1.咳(せき)が止まらない原因って?

  • 2週間以上頑固な咳(せき)が止まらない
  • ケンケン・コンコンと乾いた咳(せき)が止まらない
  • 乾いた咳(せき)が続き、夜や明け方にひどくなる
  • ストレスがたまっている

ひとつでも思い当たる人がいれば、風邪じゃない可能性があります。
そもそも風邪とは、ウイルス感染によって引き起こされるものです。風邪ウイルス感染によって咳(せき)が出る場合、普通は1週間くらいで完治します。
咳(せき)だけが止まらない風邪や、長引く風邪は基本的にありません。咳(せき)だけが1週間以上続く場合は、風邪ではない病気になっていることが多いです。

2.病院に行った方が良い症状

咳(せき)が止まらない原因が風邪だと思っていたが、先ほどのチェック表でチェックが付いた人は必見です。それぞれの症状によって、どんな病気の可能性があるのか確認しましょう。
また、ここで紹介するのはあくまでも可能性です。気になる人は病院に向かい、お医者さんの診断を受けましょう。

2-1.2週間以上頑固な咳(せき)が止まらない

風邪が治ってからも2週間以上咳(せき)が止まらない場合は、気管支結核の可能性があります。
肺結核の場合は咳(せき)が主症状になることは少ないのですが、気管支結核の場合の主症状は2週間以上続く頑固な咳(せき)です。ほかにも血痰(けったん)や発熱、疲労感などがあります。

2-2.ケンケン・コンコンと乾いた咳(せき)が出る

乾いた咳(せき)が続いている場合は、マイコプラズマの可能性を疑いましょう。
マイコプラズマとは、2011年に流行(りゅうこう)した感染症で、マイコプラズマ病原体が原因です。乾いた咳(せき)が3週間以上続くと感染を疑ってください。マイコプラズマの症状として、以下のようなものがあります。 

  • 長期間続く咳(せき)
  • 喉の痛み
  • 発熱

幼児の場合は風邪程度で済みますが、小学生以上の人が感染すると肺炎になる場合があるので注意しましょう。

2-3.乾いた咳(せき)が続き、特に夜や明け方にひどくなる 

咳喘息(せきぜんそく)の可能性があります。
咳喘息(せきぜんそく)とは、慢性的に咳(せき)が続く病気です。温度差・ストレス・ほこり・ダニなどのハウスダストが原因でなるとされています。
症状としては、一般的な喘息(ぜんそく)と同じで気道が狭くなり、刺激に対して敏感になって出る咳(せき)です。また、1か月以上空咳(からぜき)が続き、夜間から明け方にひどくなる事が多いのが特徴。
発熱や呼吸困難になることはほとんどありませんが、喘息(ぜんそく)の前段階とされています。放っておくと喘息(ぜんそく)になることがあるため注意が必要です。ハウスダストなどを減らすことで軽減することができます。 

2-4.ストレスがたまっている

いろいろと検査や治療をしたが分からない場合は、心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)の可能性を疑うべきです。
心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)とは、精神的なストレスによって引き起こされる咳(せき)とされています。主症状が肺喘息(ぜんそく)と似ていますが睡眠時には咳(せき)が出ないのが特徴です。
咳(せき)は病気だけでなく、心理学的には不安の表れとされています。極度にストレスを感じることがあって咳が止まらないときは注意しましょう。 

3.咳喘息(せきぜんそく)とは

3-1.咳喘息(せきぜそくk)とは

かぜは治ったはずなのに、咳(せき)はちっとも治まらない。特に、夜になって止まらないような咳(せき)が続いたら咳喘息(せきぜんそく)かも知れません。
咳喘息(せきぜんそく)は、慢性的に咳(せき)が続く気管支の病気。一般的な喘息(ぜんそく)同様、気道(呼吸をするときに空気の通る道)が狭くなり、いろいろな刺激に対して過敏になり炎症や咳(せき)の発作が起こる病気です。

3-2.咳喘息(せきぜんそく)の原因

  • 室内外の温度差
  • たばこによる受動喫煙
  • 運動
  • 飲酒
  • ストレス
  • ほこり、ダニなどのハウスダスト

以上のことが咳喘息(せきぜんそく)の要因になるといわれており、患者数は年々増加傾向にあります。この病気はアレルギーのある人に多いです。アレルギー反応によって、気道が炎症を起こしてしまいます。
風邪との併発で起こることが多く、風邪をひいたあと2~3週間以上たっても咳(せき)が続くようであれば可能性を疑いましょう。女性に多い傾向があり、しばしば再発を繰り返します。
気になる症状があれば専門医(呼吸器科・アレルギー科・耳鼻咽喉科)で詳しく診てもらいましょう。 

3-3.症状と喘息(ぜんそく)の違い  

咳喘息(せきぜんそく)にかかると、1か月以上の空咳(からぜき)が出ます。ひどい場合は咳が1年以上続くこともありますが、喘息(ぜんそく)のようなゼイゼイ・ヒューヒューといった特徴的な咳(せき)や呼吸困難はありません。また、発熱や痰(たん)などの症状もないです。
夜中から明け方に激しい咳(せき)が出たり、寒暖の差や喫煙で咳が出やすくなったりするのが特徴。喉にイガイガ感を伴うこともあり、長話をしたときに喉が渇いたり枯れたりもします。また、咳(せき)の発作が激しい場合は胸の痛み・吐き気・失神を伴うことがあるようです。 

3-4.咳喘息(せきぜんそく)の診断基準  

病院などで問診で、以下の診断基準を満たす場合に咳喘息(せきぜんそく)と診断されます。

  • 喘鳴(ぜんそく)を伴わない咳(せき)が8週間以上続く
  • 喘息(ぜんそく)に今までにかかったことがない
  • 8週間以内に風邪にかかっていない
  • 気道が過敏になっている
  • 気管支拡張薬が有効な場合
  • 咳(せき)を引き起こすアレルギー物質などに反応して、咳(せき)が出る
  • 胸部レントゲンで異常が見つからない

特に、上記の1番目と5番目は要注意の項目です。その2つを満たすことで、咳喘息(せきぜんそく)と簡易的に診断することもあります。

3-5.咳喘息(せきぜんそく)の治療法

咳喘息(せきぜんそく)の治療には気管支拡張薬や吸入・経口のステロイド薬が効果的です。最近では、吸入ステロイド薬と気管支拡張薬をひとつの薬として配合した喘息(ぜんそく)治療薬も出ており、こうした薬が処方されています。
症状がよくなったからといってすぐに治療を止めてはいけません。また、再発する可能性があるため医師と相談しながら続けることが大切です。
咳喘息(せきぜんそく)はそのまま自然に治ることもありますが、約30%が喘息(ぜんそく)に移行するといわれています。喘息(ぜんそく)への移行を食い止めるためにも、薬を使って気道の炎症を抑えましょう。

4.咳(せき)を和らげる方法・習慣

咳(せき)は、日常生活に少し気を配るだけで防ぐことができます。この項目では、咳(せき)を和らげる方法をご紹介。

4-1.手洗いをする・うがいをする

風邪やインフルエンザにかかると、気道の粘膜が炎症を起こします。その結果、わずかな刺激にも反応して気道が収縮して咳喘息(せきぜんそく)を引き起こることに。
風邪が流行しているときは外出時にマスクを装着するようにしてください。できるだけ人ごみは避け、外から帰ったら手洗いとうがいを徹底しましょう。

4-2.喫煙・副流煙に気をつける

たばこの煙は気管支を刺激し、咳(せき)の回数を増やします。特に、たばこの副流煙による受動喫煙は咳喘息(せきぜんそく)促す原因です。
患者さん本人の禁煙は当然として、家庭や職場など周囲の人にも禁煙や分煙を徹底してもらいましょう。

4-3.飲酒を控える 

アルコールは原則控えることが望ましいです。
お酒を飲むと、気道を収縮して咳(せき)を起こしやすくする物質ができます。日本人は欧米人に比べてその物質を分解しにくい人が多いため、飲酒の影響を受けやすいです。飲みすぎには十分に注意しましょう。

4-4.アレルギーを引き起こさない環境をつくる 

咳喘息(せきぜんそく)の患者さんにとって、アレルギーを引き起こす原因となる物質の排除は不可欠です。

  • ハウスダスト
  • カビ
  • ペットの毛
  • 花粉 

上記のものは要注意。布団や枕などの寝具をこまめに干し、室内を清潔に保つようにしましょう。

4-5.気温変化に気を配る

急激な気温変化は、咳喘息(せきぜんそく)の発作を招く一因です。特に、春や秋は気温の変化に注意を払い、外に出るときは温度調節を心掛けましょう。
エアコンを使う場合も、室外との温度差を大きくしすぎないよう注意してください。また、室内の温度は一定に保つようにしましょう。 

4-6.ストレスをため込まない 

ストレスは気道を過敏にする要因です。日ごろからストレスの原因となる過労を避け、睡眠や休養を十分にとります。ウォーキングなど適度な運動を行い、抵抗力をつけることも咳喘息(せきぜんそく)の予防になるようです。

4-7.食生活に注意する

予防にはバランスのよい食生活が不可欠。
食物アレルギーのある人は、その原因となる食品を避けるようにしてください。食べ過ぎにも注意が必要です。

5.まとめ

いかがでしたか?
この記事では咳(せき)に関する情報をお届けしました。さいごに、大事なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 長引く咳(せき)は、風邪でない可能性がある。
  • 夜になって出る咳(せき)は、咳喘息(せきぜんそく)の可能性がある。
  • 咳喘息(せきぜんそく)は、喘息(ぜんそく)とは異なる症状が表れる。
  • 身近な習慣を見直すだけで、咳(せき)は止められる。

ずっと止まらない咳(せき)が出ているあなた。咳(せき)が出続けるのは煩わしいものです。そのうち治ると放っておかず、専門医の元を訪れてみましょう。

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