くしゃみが止まらなくて困ったときに! 原因と対処法を紹介

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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くしゃみが止まらないことでお困りではありませんか? くしゃみは体の反射反応です。意識的に止めることは難しいでしょう。外出先や大事な会議中にくしゃみが止まらなくなったら…困ってしまいますよね。「決まった季節になるとくしゃみが止まらなくなる」という人も多いのではないでしょうか。

  • 風邪でくしゃみが止まらないときはどうしたらいいのか?
  • 鼻炎が原因でくしゃみが止まらない
  • くしゃみが止まらない原因には何がある?

そんな人たちのために、くしゃみが止まらなくなる原因や対処法についてまとめてみました。

  1. くしゃみが出る原因とは?
  2. 原因別の対処法
  3. すぐに病院に行った方がいい症状は?
  4. まとめ

1.くしゃみが出る原因とは?

まずは、くしゃみが出る原因にはどのようなものがあるのかご紹介します。そもそも、くしゃみはどうやって起こるのでしょうか? それは鼻に分布する神経と密接な関係があります。

鼻の中には三叉神経という一種の脳神経がきわめて密に分布しています。この神経は鼻への刺激を脳に伝える神経で、これが刺激されると、脳を経由して迷走神経が興奮します。迷走神経は横隔膜を支配していて、その興奮によって横隔膜の急激な収縮を引き起こし、くしゃみとなります。ちなみに、眼にも三叉神経は分布していますので強い光を見ると、くしゃみが起こるのも同様の機序と考えられています。

1-1.風邪

風邪をひいたとき、くしゃみが止まらなくなる人は多いでしょう。特に、鼻風邪をひくと常に鼻がムズムズし、くしゃみが出やすくなるものです。風邪をひくとウイルスが体内に侵入しようとします。そのウイルスを体外に排出しようとする自然な反応が、くしゃみなのです。くしゃみによってウイルスが体内に入るのを防いでくれるということは、くしゃみを止めない方が良いのでしょうか。

実は、くしゃみをすることで大きなエネルギーを消耗しています。あまり止まらないようだと、体にかかる負担が大きくなってしまうでしょう。

1-2.アレルギー反応

風邪をひいたわけでもないのにくしゃみが止まらないときは、アレルギー性鼻炎が疑われるでしょう。アレルギー性鼻炎には、1年を通して症状が現れる通年のものと一定の季節に限った季節性のものがあります。通年で起こるアレルギーの主な原因はハウスダストやダニ。特にペットを飼っている家庭では、アレルギー鼻炎を発症する確率が高いようです。

季節性の場合は、花粉症が代表的な症状となっています。スギやヒノキなどの花粉が原因でアレルギー反応が起こると、くしゃみが止まらなくなり、鼻水や鼻づまりに悩まされるようになるのです。アレルギー反応によってくしゃみが出る仕組みは風邪と同じ。ハウスダストや花粉は「アレルゲン」と呼ばれ、アレルゲンの侵入を防ぐためにくしゃみが出ます。つまり、アレルギー性鼻炎は一種の防御反応なのです。

1-3.寒暖差

また、最近は「寒暖差アレルギー」に悩む人が増えてきています。寒暖差アレルギーとは、大きな温度差の刺激に鼻の知覚神経が刺激されて脳を経由して迷走神経や横隔膜への神経を刺激することによって起こります。

この場合はアレルギー反応と違って科学伝達物質はあまり放出されないので、血管が広がることによって起こる鼻づまりは軽いと言われています。

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