メニエール病とは ~病気になる原因と症状を知っておこう~

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皆さんは耳鳴りやめまいで悩んでいないでしょうか。
いつまでも治らない耳鳴り・めまいの症状がある場合は「メニエール病」という病気の可能性があります。しかし、メニエール病とはどういった病気なのでしょうか。
この記事ではメニエール病の原因・症状や治療法についてまとめました。

  1. メニエール病の原因
  2. メニエール病の症状とは
  3. 病気の検査方法
  4. メニエール病の治し方
  5. まとめ

1.メニエール病の原因

メニエール病は「若い女性がストレスを原因としてめまいを起こす病気」というイメージで捉えられていることが多い病気。しかし、本当の原因は何でしょうか。この項目で確認したいと思います。

1-1.原因は耳にあった?

メニエール病の原因は「内リンパ水腫」です。
内リンパ水腫とは、内耳のリンパが増えて水ぶくれが発生している状態を指します。水ぶくれになるのはストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・きちょうめんなど性格によるものが原因です。
しかし、どうして内耳に水ぶくれが発生するのかはわかっていません。アレルギーや自己免疫・ウイルスなどさまざまな原因が挙げられています。

1-2.発生する部分

では、具体的に内耳のどこに発生するのでしょうか。
内耳には音を感じ取るための細胞が詰まっている蝸牛(かぎゅう)と平衡感覚を受け持つ三半規管があります。メニエール病は、このどちらかに水ぶくれが発生することで病気となるのです。しかし、蝸牛(かぎゅう)と三半規管とでは発生する症状が違うのを知っておきましょう。

2.メニエール病の症状とは

では、メニエール病になるとどのような症状が出てくるのか気になるところです。この項目でチェックしておきましょう。

2-1.典型的な症例

メニエール病になると以下のような症状が出てきます。

  • グルグルと周りが回転するようなめまい
  • 難聴
  • 耳鳴り

以上の3つが連動して起こるのがメニエール病の特徴です。めまいはいちど発生すると30分から6時間ほど続くことがあります。また、めまいと共に耳鳴りが発生するようです。さらに、耳が遠くなる現象が起こります。
発症するのは30~50歳の人に多く子どもでメニエール病となるのは少ないです。

2-2.内耳の発生する部分で症状に変化がある

メニエール病は内耳に水ぶくれが発生して起こる病気。しかし、水ぶくれが発生する部分によって症状に違いがあります。
蝸牛(かぎゅう)に水ぶくれが発生するとめまいよりは難聴を覚える傾向があるのです。水ぶくれが弱いと難聴ではなくて以下のような症状を感じます。

  • 耳が詰まった感じ。
  • 耳鳴り。
  • 音が耳の中で響き渡る。

また、三半規管に水ぶくれが発生すると難聴よりはめまいが発生するのです。めまいは「グルグルと回転している」ものや「浮ついている感覚」など程度に違いがあります。

3.病気の検査方法

実際にめまいが起こった場合、自分では何の病気かわからないことが多いでしょう。では、どのような基準でメニエール病と判断されるのか知っておきたいところ。この項目にてしっかり確認しておきましょう。

3-1.メニエール病の診断基準

めまいが発生するとメニエール病と判断する人が多い傾向にあります。しかし、メニエール病と判断するにはきちんと判断基準があるのです。
メニエール病の診断基準は「難聴、耳鳴り、耳が詰まる感じなど聴覚症状を伴うめまい発作を反復する」となっています。メニエール病で最も重視するのは「反復」です。めまいによる発作や難聴発作がいちどだけでは、メニエール病と判断することはありません。

3-2.メニエール病と類似する病気 

メニエール病は、症状が「反復」していることを重要視します。そのため、いちどだけめまいや難聴を感じてもメニエール病と診断されないこともあるようです。
めまいや難聴は耳鼻系の病や神経血管、さらに脳が影響していることがあります。そのため、めまいや難聴だけで判断することは難しいのが現状です。
「めまい」という症状だけでメニエール病と判断するのは短絡的。まずは、病院に行ってきちんと診断を受けましょう。

3-3.メニエール病の検査方法

メニエール病と診断する場合は体のバランスを調べる検査をします。また、眼の検査や耳内を観察した後に聴力検査も行うようです。
さまざまな検査を行うのは、めまいから考えられる病気がたくさんあるから。メニエール病の検査と共に別の病気も検査を行いましょう。

4.メニエール病の治し方

メニエール病と診断された場合、どのような治療法があるのでしょうか。この項目にてまとめてみました。

4-1.効果的な治療法 

メニエール病は、どのように発生するのかわかっていても原因がわからない病気です。そのため、根本的から治療する方法はありません。しかし、内リンパ水腫を抑えるための利尿剤が有効であることはわかっています。また、血流改善剤やステロイド剤を使う治療もあるのを知っておきましょう。

4-2.めまいや症状がひどい場合

症状がひどい場合は病院にて安静にして点滴を行います。点滴によって体に栄養を送ると共に発作を軽減するように努めるようです。
しかし、あくまで強い発作が起こり薬を飲めないような状態のときに行う処置だと思っておきましょう。

4-3.生活習慣を見直す

メニエール病はストレス・睡眠不足・疲労が大きくかかわっている病気です。そのため、薬による治療では根本的な治療法とは言えません。メニエール病が起こった場合、まずは自分の生活習慣を見つめ直す必要があります。
精神的な疲労が多い人はメニエール病になる傾向が強いです。薬や治療法だけに頼る前に精神的・肉体的に余裕ある生活を心がけましょう。

4-4.手術による治療

メニエール病が頻繁に起こる場合、手術によって治療することがあります。手術を行えば8割程度でめまいや難聴に効果的であるという報告もあります。
頻繁にめまいや難聴が続く場合は手術も検討してみましょう。しかし、始めに行うべきは生活習慣の見直しです。

4-5.体と共に心のケアをする

メニエール病はストレスなどが原因とされています。言ってしまえば体だけでなく精神的な病気ということもできる病気です。そのため、外科や内科だけでなく心理的なケアを考えることも必要となります。
どうしてもめまいや難聴が治らない場合は、精神科などの診察も考えましょう。また、普段から自分でも休むことを心がけるようにしてください。

5.まとめ

いかがでしたか?
この記事ではメニエール病の原因と症状について紹介しました。さいごに、メニエール病の大事なポイントをまとめておきましょう。

  • メニエール病の原因は内耳にできる水ぶくれ。
  • しかし、なぜ水ぶくれが発生するかわかっていない。
  • 症状としてはめまい・難聴・耳鳴りが発生する。
  • メニエール病の診断には「反復」して起こるのが重要。
  • 根本的な治療法はないが耳鳴りやめまいを抑えることはできる。
  • 発病したらストレスや疲労を無くすことを考える。

メニエール病は発症する原因が判明していない病気。そのため、根本から治療するのが難しいです。しかし、絶対に治らない病気ではありません。もし、発症してしまってもめまいや耳鳴りを軽減することを考えましょう。また、普段から心と体のケアを忘れないことが大切です。

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