鼻水の色で何がわかる? 原因と対処法を知ってスッキリしよう!

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
免責事項について

可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

「鼻をかんでも次々に鼻水が出てくる」という症状にお悩みではありませんか? 風邪を引きやすい季節になり、長く続く鼻水の症状を訴えている人も多いでしょう。

ところで、鼻水の色を意識したことはありますか?透明、黄色、緑色など、そのときによって違いがあるでしょう。鼻水の色によってその症状の原因が分かる場合もあるのです。

  • 鼻水の色が違うのはなぜ?
  • 色で鼻水の原因が分かるのか?
  • どう治療すべきなのか?

そんな人たちのために、鼻水の色が違う原因と体調の、治療法についてまとめてみたいと思います。

  1. 鼻水の色が違う原因は?
  2. 鼻水の色と体調の変化
  3. 鼻水の対処法や治療法
  4. まとめ

1.鼻水の色が違う原因は?

鼻水の色は大きく分けると透明、黄色、緑色があります。それぞれの原因は何なのでしょうか。

1-1.透明の鼻水は風邪の初期症状

透明でサラサラな鼻水が止まらないときは、鼻をかむ前に勝手に垂れてきてしまうことが多いでしょう。透明な鼻水の場合、多くは風邪の初期症状かアレルギー性鼻炎でしょう。風邪の初期症状の場合は、本格的に風邪を引く前の段階であり「これから風邪を引く」というサインだと思ってください。

原因は、鼻の粘膜に風邪のウイルスが付着してしまうこと。そのウイルスを排除しようとするために鼻水が出てくるのです。

また、アレルギー性鼻炎症状の1つである可能性もあります。鼻の粘膜に付着したアレルゲンを排除するために、透明の鼻水が出るのです。

アレルギー性鼻炎や花粉症、寒冷アレルギーなど種類はさまざま。ただし、寒冷アレルギーの場合は、アレルゲンが原因ではありません。気温の急激な変化に体がついていけず、透明な鼻水が出るのです。

風邪の初期症状かアレルギー性鼻炎の違いは、熱や倦怠感、関節痛や筋肉痛を伴えば風邪でしょうし、この場合は1週間程度で徐々に良くなることが多いでしょう。鼻水は徐々に黄色くなることもあります。

アレルギー性鼻炎の場合はくしゃみやかゆみを伴うことも多く、熱はほとんど出ません。この場合は原因となる花粉に時期が過ぎたり、ハウスダストを排除しないと改善しないかもしれません。

1-2.黄色の鼻水は免疫が働いている証拠

細菌やウイルスが体内に侵入した際、死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることがあります。その場合、鼻水は黄色くなるのです。つまり、黄色い鼻水は体の免疫が働いている証拠。考えられる病気には、以下のようなものがあります。

まず、副鼻腔(びくう)炎。細菌やウイルスの感染によって起こり、白血球や免疫細胞の死骸が鼻水に含まれることで黄色くなります。

アレルギー性鼻炎の場合は基本的には鼻水は透明のままです。治りかけの風邪でも黄色い鼻水が出ることがあります。症状が長く続くようなら、耳鼻科を受診しましょう。

1-3.緑色の鼻水は副鼻腔(びくう)炎の可能性も

緑色の鼻水が出る場合、黄色の鼻水のときよりさらに副鼻腔(びくう)炎の可能性が高くなります。膿(うみ)が増えることで黄色から緑色の鼻水に変化したのでしょう。特に、ある種の細菌では特徴的な黄色の鼻水になる場合もあります。

副鼻腔(びくう)炎とは、鼻の周辺にある副鼻腔(びくう)という場所が炎症を起こす病気です。一般的には「蓄膿(ちくのう)症」と呼ばれることもあります。風邪やインフルエンザの延長で発症することが多く、症状が3か月以上続く場合は「慢性副鼻腔(びくう)炎」という診断を受けることになるでしょう。

12