鼻づまりのメカニズムとは? 原因と対処方法を徹底解説!

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鼻づまりはありふれた体の不調ですが、悩んでいる方も多いと思います。
中には「風邪は治ったのに、鼻がすっきりしない」という方も珍しくありません。
いったいなぜ鼻づまりは起こるのでしょうか?
そこで、今回は鼻づまりのメカニズムについてご説明します。
鼻水の原因が分かれば、治療の方法もはっきりするでしょう。
また、「たかが鼻水」と思っていると、思わぬ病気が併発(へいはつ)することもあるのです。
鼻づまりがなかなか治らないという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 鼻づまりの原因とは?
  2. 鼻づまりが治りにくい原因とは?
  3. 鼻づまりのデメリットとは?
  4. 耳鼻咽喉科を受診しよう
  5. おわりに

1.鼻づまりの原因とは?

まず始めに、鼻づまりの原因をご紹介します。
風邪以外にも理由があるのでしょうか?

1-1.鼻の粘膜がはれる

風邪や鼻炎を発症すると、鼻の粘膜がはれます。
これは、鼻の粘膜の中に毛細血管がたくさん通っていて、この血管が拡張と収縮をくりかえすからです。
花粉やハウスダストによってアレルギー反応が起きると、水のような透明な鼻水がたくさん出ます。
そのため、鼻のかみ過ぎによって鼻の粘膜がはれて鼻づまりが起きやすくなるのです。
逆に、風邪の場合は白血球の死骸や風のウィルスなどが混じった黄色っぽい鼻水が出ます。
このような鼻水は粘り気があるので、風邪の場合は鼻の粘膜がそれほどはれていなくても鼻水で鼻づまりが起きやすいのです。

1-2.鼻の構造

鼻は、鼻中隔(びちゅうかく)と呼ばれる軟骨によって内部が分かれています。
この鼻中隔(びちゅうかく)がどちらかにひどく曲がっていると、片側の鼻腔(びくう)だけ狭くなり、鼻づまりになりやすくなるのです。
これは、「鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」というれっきとした病気で、症状がひどい場合は医師から手術を勧められる場合もあるでしょう。
また、蓄のう症が重症化すると、鼻たけという良性のポリープが鼻の粘膜に発生ます。
鼻たけが発症すると鼻の中が狭くなり、鼻づまりがより起こりやすくなるでしょう。
さらに、子どもの場合は扁桃腺の一部である「アデノイド」という部位が腫れても鼻づまりになりやすくなります。

2.鼻づまりが治りにくい原因とは?

風邪などのウィルス感染によって起こる鼻づまりは、1週間~2週間で改善します。
しかし、「風邪は治ったのに鼻づまりが治らない」という場合や、「風邪でもないのに鼻がつまる」という場合もあるのです。
この項では、鼻づまりが治りにくい原因をご紹介しましょう。

2-1.慢性副鼻腔炎の発症

鼻の周りには副鼻腔と呼ばれる空洞部分があります。
ウィルスなどが鼻腔に侵入すると、この副鼻腔も炎症を起こしやすくなるのです。
ですから、風邪と一緒に副鼻腔炎を発症する人も多いでしょう。
風邪とともに発生する副鼻腔炎を急性副鼻腔炎といいます。
このときに、適切な治療をすれば風邪と一緒に治っていくでしょう。
しかし、放置しておくと炎症が慢性化します。
1か月以上副鼻腔炎の症状が改善しない場合は、「慢性副鼻腔炎」と診断されるでしょう。
慢性副鼻腔炎の別名を「蓄のう症」といい、昔から悩んでいる方がたくさんいます。

2-2.アレルギーの発症

ハウスダストや花粉が原因でアレルギーを発症すると、鼻づまりが起きやすくなります。
アレルギーはコップの水があふれるようなもので、ある日突然発症する人も珍しくないのです。
ですから、「風邪でもないのにいきなり鼻水が止まらなくなった」という場合は、アレルギーの発症を疑いましょう。
病院で適切な治療を受ければ、症状が改善する可能性が高いです。

2-3.鼻の構造

鼻たけが発症したり、鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)だったりすると、それを取りのぞかない限り、鼻づまりは治りにくいです。
自然治癒することはまずありませんので、耳鼻咽喉科で診察を受けて治療方針を決めていきましょう。

3.鼻づまりのデメリットとは?

鼻づまりは、誰もが一階は経験したことのある体の不調です。
ですから、「たかが鼻づまり」と軽視されることも多いでしょう。
しかし、鼻づまりを放置しておくといろいろなデメリットがあるのです。

3-1.集中力の低下

鼻がつまっていると、ぼんやりとした考えがまとまりにくくなる人も多いでしょう。
鼻がつまると脳に酸素がいきにくくなり、集中力が低下することも珍しくないのです。
また、鼻がつまると頭痛の原因にもなります。
受験や大切な仕事を控えているときに鼻づまりになると、大きなハンデになるでしょう。

3-2.眠りが浅くなる

ひとは眠っているときには、自然と鼻呼吸になります。
しかし、鼻がつまるとどうしても口呼吸になるのです。
口は、本来食べ物を食べるところで息をする器官ではありません。
ですから、鼻呼吸よりもうまく呼吸ができずにどうしても眠りが浅くなりがちです。
また、口呼吸になると、いびきもかきやすくなるでしょう。
家族がいる場合は、家族の眠りも妨害する可能性があります。

3-3.中耳炎を発症しやすくなる

子どもの場合は、鼻づまりを起こしても鼻がうまくかめません。
ついすすりあげてしまうことも多いでしょう。
鼻と耳はつながっているため、雑菌がたくさん入っている鼻水が中耳に侵入することがあります。
そうなると、中耳が炎症を起こすのです。
これが中耳炎。
小さい子どもの場合は、風邪と一緒に中耳炎を併発(へいはつ)することも珍しくないのです。
中耳炎は決して重大な病気ではありません。
しかし、治療が遅れたり満足な治療ができなかったりすると聴力が低下する場合もあります。

4.耳鼻咽喉科を受診しよう

鼻づまりを発症してから1~2週間たっても、改善するようすがなければ耳鼻咽喉科を受診しましょう。
鼻づまりの治療には投薬によるものと、手術によるものがあります。
特に、鼻たけや鼻中隔湾曲(びちゅうかくわんきょくしょう)の場合は、手術をしなければ治らないこともあるでしょう。
また、子どもの場合は風邪をひいたら耳鼻咽喉科を受診するようにすると、中耳炎の発症を予防できます。
「たかが鼻づまり」と思わずに、鼻づまりが治りにくい場合は早めに受診してください。
なお、鼻づまりの治療には時間がかかる場合もあります。
数か月の通院が必要なケースも珍しくありません。
ですから、通いやすい耳鼻咽喉科を選んで受診してください。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、鼻づまりのメカニズムについてご紹介しました。
まとめると

  • 鼻づまりの原因は、病気やアレルギーが原因のものと鼻の構造が原因のものがある。
  • 鼻の構造が原因の鼻づまりは、自然治癒することはめったにない。
  • 1週間以上鼻づまりが解消しない場合は、耳鼻咽喉科を受診しよう。

ということです。
最近は、花粉症やハウスダストアレルギーの患者が増え、毎年花粉が飛びかう時期は耳鼻咽喉科が混雑します。
また、「花粉症の発症を予防する治療」をしている耳鼻咽喉科もあるのです。
さらに、慢性副鼻腔炎の場合は治療をせずに放っておくと症状が悪化し、日常生活に支障が出ることもあるでしょう。
ですから、鼻水が止まらなかったり鼻づまりが解消しなかったりする場合は病院を受診してください。
特に、子どもの場合は自分の症状をうまく説明できないことが多いですから、早めの受信が大切です。
赤ちゃんでも中耳炎を発症することは珍しくありません。

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