鼻水が出ないのに鼻づまりが起きる原因とは? 場合によっては危険かも

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誰でも1度くらい「鼻水で鼻がつまってつらい」という経験があるでしょう。しかし、時として、鼻水が出ないのに鼻が詰まるケースもあります。それはいったいなぜでしょうか?

そこで今回は、鼻水が出ないのに鼻づまりが起こるケースについてご紹介します。決してメジャーな症状ではありませんが、放っておくと大変なことになる場合もあるのです。「鼻がつまっているのに、なぜか鼻をかんでも鼻水が出ない」という方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. 鼻水が出ないのに鼻がつまるケースとは?
  2. 鼻づまりの悪影響とは?
  3. 鼻水が出ない鼻づまりを解消する方法は?
  4. 耳鼻咽喉科の治療は時間がかかる
  5. 生活習慣にも気を配ろう
  6. おわりに

1.鼻水が出ないのに鼻がつまるケースとは?

この項では、鼻水が出ないのに鼻がつまるケースの一例をご紹介します。

1-1.鼻水の粘度が増した

副鼻腔炎や風邪が悪化すると、鼻水の粘度が増します。特に副鼻腔炎が重症化すると鼻水というより「膿」のような粘度になり、いくら鼻をかんでもすっきりしないでしょう。また、睡眠中など長い時間鼻をかんでいないと鼻水の粘度が高まって、鼻をかんでも鼻づまりが解消しないこともあります。

1-2.鼻の粘膜が炎症を起こして狭くなった

副鼻腔炎の重症化やアレルギーなどで鼻の粘膜が炎症を起こすと、鼻の粘膜が腫れあがり鼻腔をふさいでしまいます。こうなると鼻をいくらかんでも鼻水が出てこずに、強い鼻づまりを感じるでしょう。花粉症の季節は、鼻の粘膜が炎症を起こす人が増えます。また、ペットの毛などのハウスダストで同じ症状が起こることもあるでしょう。

1-3.鼻の骨が曲がった

左右を分けている鼻中隔は成長とともに曲がってくることは少なくありません。多くの日本人では6割程度の方に多少の弯曲はあります。ただ、この程度がひどくなると鼻づまりを感じるようになります。

1-4.アデノイド増殖症

鼻の奥、喉の上にあたる上咽頭と呼ばれる部分には幼い頃はアデノイドという扁桃組織が大きくなります。アデノイドは4~6歳をピークに、幼小児期に働きが活発で、大きさも最大になり、10歳を過ぎると急速に小さくなるのが一般的ですがこれが大きいと鼻づまりの原因になります。また小児期でいびきの主な原因ともなります。

1-5.鼻に腫瘍ができた

副鼻腔炎が重症化が悪化すると「鼻たけ」という良性の腫瘍が鼻にできる場合があります。これが鼻腔をふさぐと、強い鼻づまりを感じることがあるでしょう。また、鼻炎などの症状が全くないのに鼻づまりがする場合は、鼻の中を仕切る鼻中隔がどちらかにひどく曲がっている「鼻中隔湾曲症」の可能性があります。

さらに、子供の場合は「アデノイド増殖症」になると、鼻づまりを感じやすいです。そして、稀に起こるのは「多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)」という病気。

この病気は血管に炎症が起る「血管炎症候群」に属する病気で、その中でも全身の細い血管に炎症がおこる代表的な病気の一つです。

これを発症して鼻腔に肉芽腫ができると、鼻づまりを感じることもあります。

2.鼻づまりの悪影響とは?

強い鼻づまりを感じても、しばらくは我慢するという方は多いでしょう。しかし、鼻づまりを我慢していると、こんな悪影響が出るかもしれません。

2-1.集中力の低下

鼻がつまっていると頭がぼーっとする、という方もいるでしょう。鼻は空気の通り道ですから、それが詰まっているとどうしても酸素不足になります。その結果頭がもやもやして、集中力が低下することも多いのです。こうなると、仕事や学業にも影響があるかもしれません。

2-2.味覚の鈍化

鼻がつまっていると味が分かりにくくなります。特に家庭の主婦が鼻づまりになると、料理の味付けが変わってしまうこともあるでしょう。また、味を感じにくくなるので調味料を使いすぎて健康に悪影響が出る場合もあります。

2-3.顔面の痛み

濃い鼻水や膿が副鼻腔内にたまると、顔面や歯の痛みを感じることがあります。また、濃い鼻水や膿からは嫌な臭いがするので、口臭がしてくる場合もあるでしょう。

3.鼻水が出ない鼻づまりを解消する方法は?

では、鼻水が出ない鼻づまりを解消するにはどうしたらよいでしょうか? この項では、その方法をご紹介します。

3-1.鼻に蒸しタオルを当ててみる

鼻にやけどしない程度の蒸しタオルをあててみると、蒸気の力で鼻の通りが良くなる場合があります。鼻を長時間かんでいないせいでどろどろの鼻水がたまってしまった場合は、こうすることで鼻づまりが解消する場合もあるのです。朝起きたら鼻がつまっていて鼻をかんでも解消しない場合は、試してみてください。

3-2.耳鼻咽喉科を受診する

鼻水が出ないのに鼻づまりが解消しないということは、鼻腔の中で異常が起きている可能性が高いです。たとえ鼻づまりが解消しても、念のために耳鼻咽喉科を受診してください。

特に「鼻中隔湾曲症」「多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)」は放っておいても決して治りません。

また、アレルギー性鼻炎や花粉症も何かのきっかけで悪化する場合があるでしょう。「たかが鼻づまりくらいで」と思わないことです。鼻腔の中を調べれば、鼻づまりの原因はほぼわかります。投薬治療が行われる場合もありますし、場合によっては手術などをすすめられる場合もあるでしょう。

4.耳鼻咽喉科の治療は時間がかかる

鼻づまりを解消させるための治療は、時間がかかる場合があります。特にアレルギー性鼻炎や花粉症の場合は根本的な治療が難しいでしょう。また、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合も、完治するまでに時間がかかります。

ただし、週に何回も通院する必要はないでしょう。耳鼻科へ行って鼻水を吸ったり、吸入をすると一時的にはよくなりますが翌日には元に戻ります。これはたまっている鼻水を吸い取って、粘膜を縮める薬を使っているので当然ですが、だからと言って毎日通院しても根本的には治りません。

薬の効果を確認するのであれば1週間か2週間に一度の通院で充分でしょう。あまり頻回に通院を指示される場合は病院を変えてみるのもいいかもしれません。

5.生活習慣にも気を配ろう

アレルギー性鼻炎や花粉症の場合は、生活習慣も病状を大きく左右します。花粉の季節は洗濯物の外干しを避けたり、こまめに掃除をするだけでも症状が軽くなる場合もあるでしょう。

また、アレルギー性鼻炎の場合も掃除をこまめにしたら症状が出なくなった、という方も多いです。さらに、風邪から副鼻腔炎になりそれが慢性化すると治療が長引きます。風邪で鼻水がたくさん出る場合も、念のために耳鼻咽喉科を受診してください。治療が早ければ、短時間で治る可能性もあります。

特に子供の場合は鼻をすすりあげてしまうので、鼻水が出ると中耳炎にかかることが多いです。
その予防のためにも、耳鼻科を受診して鼻を洗浄してもらいましょう。

なお、鼻をかむのが恥ずかしいからと大人でも鼻をすすってしまう人がいますが、鼻のためにはよくありません。鼻づまりがつらい場合は、トイレなど人目につかない場所で鼻をかみましょう。使うティッシュも柔らかいものを選ぶと鼻が傷つきません。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は鼻水が出ないのに鼻づまりがする場合の原因や対処法をご紹介しました。
まとめると

  • 鼻水が出ないのに鼻づまりがする場合は重大な病気が隠れている場合もある
  • たとえ鼻づまりが解消しても、耳鼻咽喉科を受診すること
  • アレルギー性鼻炎や花粉症の場合は生活習慣にも気を配ろう

ということです。鼻水や鼻づまり自体は、ポピュラーな体の不調でしょう。ですが、鼻水が出ないのに鼻づまりがするときは用心した方がよいのです。特に、今まで何の不調もなかったのに急に鼻づまりが起こった場合や、鼻づまり以外にも症状がある場合はすぐに病院を受診してください。

また、「アデノイド増殖症」は主に子供が発症する病気です。子供は自分で体の不調を訴えられないことも多いでしょう。子供の鼻づまりがなかなか治らない場合や、いつまでたっても口呼吸をしている場合は念のために耳鼻咽喉科を受診してください。

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