【お悩み解決】嗅覚障害って何?嗅覚障害の治療や手術を徹底解説!

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
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可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

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今、嗅覚障害に悩んでいる人が多くなっています。嗅覚障害があると、臭(にお)いをかいでもまったく判断ができません。おいしそうな食べ物が目の前にあっても、食欲を掻(か)き立てることも無いのです。また、香水の良い香りを楽しむこともできないでしょう。

今回は、嗅覚障害に悩む人のために、嗅覚障害について主な症状・原因・治療法・手術などあらゆる知識を解説します。

  1. 嗅覚障害とはどんなものか
  2. 呼吸性嗅覚障害について学ぼう
  3. 嗅粘膜性(末梢神経性)嗅覚障害について学ぼう
  4. 中枢(ちゅうすう)神経による嗅覚障害を学ぼう
  5. そのほかの原因による嗅覚障害を学ぼう
  6. 嗅覚障害の影響について考えよう
  7. 嗅覚障害の治療法を解説
  8. 嗅覚障害の手術を詳しく学ぼう
  9. 嗅覚障害のケアや日常生活で気を付けたいことについて
  10. ​嗅覚障害にかんするよくある質問を参考にしよう

嗅覚障害に悩んでいる人や、嗅覚障害の疑いを持っている人は、ぜひ記事を読んでください。つらい症状の改善に、必ずつなげることができるでしょう。


1.嗅覚障害とはどんなものか

まずは、嗅覚障害とはどのようなものか、学ぶことにしましょう。主な症状や原因など、基本的な知識をご紹介します。

1-1.嗅覚障害の主な症状とは

嗅覚障害の主な症状は、ものの臭(にお)いが判別できなくなることです。たとえば、食べ物から発する臭(にお)いで食欲が増したり、腐敗した臭(にお)いを察知して食べてはいけないものだと判断できたりするでしょう。嗅覚は、私たちが安全で豊かな生活を送るためには必要な感覚なのです。また、嗅覚は味覚とも関連があるため、食べ物の味がよくわからなくなることも主な症状のひとつと言えるでしょう。

1-2.嗅覚障害のメカニズム

嗅覚障害のメカニズムについて、学びましょう。まずは、どうして臭(にお)いを感じることができるのか、確認してください。

  1. 鼻で吸い込むことで臭(にお)いの素が鼻の奥に届く
  2. 鼻の奥にある嗅覚センサーが臭(にお)いの素(もと)に反応する
  3. 脳で臭(にお)いの内容を分析・判断する

嗅覚障害は、上記のステップのうちいずれかの段階で障害が起こることが原因です。また、嗅覚障害の原因にも、さまざまなものがあることも知っておきましょう。

1-3.嗅覚障害の主な原因を知ろう

では、なぜ嗅覚障害になるのでしょうか。嗅覚障害の原因は、以下を参考にしてください。

  • 呼吸障害があるため
  • 嗅粘膜(末梢神経)の障害があるため
  • 呼吸障害と嗅粘膜(末梢神経)障害が混合しているため
  • 脳の中枢(ちゅうすう)神経に障害があるため

嗅覚障害の原因については、自分ひとりでは判断できない場合が多いものです。嗅覚に異常を感じた場合は、できるだけ早く耳鼻科に相談してください。

1-4.嗅覚障害はどんな人がなりやすいか

さて、嗅覚障害はどんな人がなりやすいのかを考えます。まず、鼻炎など鼻の病気を持っている人は嗅覚障害になりやすいと言えるでしょう。臭(にお)いを感じるためには、鼻が正常に機能していることも条件です。鼻炎などで、いつも鼻水が出ていたり鼻の粘膜が荒れていたりする状態では、嗅覚が正常に働きにくくなってしまうでしょう。鼻炎などで鼻の状態に不安がある人は、嗅覚障害になりやすいので気を付けてください。

1-5.嗅覚障害の患者数は全国でどのくらいいる?

嗅覚障害の患者数は、日本全国で数十万人存在しています。また、嗅覚障害との判断が下りていない患者数を含めると、数百万人とも言えるでしょう。多くの人は、嗅覚障害について無頓着(むとんちゃく)であり、はっきりと自覚するころには症状が進んでいることも多いのです。