鼻炎になると口臭が強くなる?その原因と対策方法を紹介!

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鼻がつまると口臭が強くなる気がすると悩んでいる方はいませんか? 実は、鼻炎が原因で口臭が強くなりこともあります。では、なぜ鼻炎になると口臭が強くなるのでしょうか?

そこで、今回は鼻炎と口臭の関係と対策をご紹介します。

  1. 口臭の原因は?
  2. 鼻炎と口臭の関係
  3. 鼻水由来の口臭を治療する方法
  4. 自分でできる口臭ケア
  5. 鼻炎由来の口臭が気になる人のよくある質問

鼻炎の原因や治療法を知っていれば、いざという時にすぐに対処ができるでしょう。鼻炎で悩んでいるという方や鼻炎が原因の口臭対策を知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。


1.口臭の原因は?

口臭は、

  • 口の中に雑菌が増殖している
  • 歯周病・胃炎などの病気
  • 匂いの強いものを食べた

といったことが主な原因で発生します。匂いが強いものを食べた場合の口臭は一時的なものなので問題ありません。しかし、病気や口の中の雑菌が原因の場合は、口臭が自然に消えにくいので対策が必要になります。

口の中には常に何種類もの菌がいます。虫歯の原因になるミュータンス菌もその一つ。このような菌が増殖しすぎるのを防いでいるのが、唾液です。唾液が常に口の中にあることにより、余分な菌が洗い流されています。しかし、何らかの原因で唾液が少なくなると洗浄効果が弱くなり、雑菌が過剰に繁殖するのです。

2.鼻炎と口臭の関係

では、なぜ鼻炎になると口臭が強くなりやすいのでしょうか? この項では、その原因をご紹介します。

2-1.鼻づまりの弊害

鼻炎になると鼻水が出るだけでなく、鼻づまりが起こります。特に、粘度の高い鼻水が出る副鼻腔炎になると鼻づまりが起きやすくなるのです。鼻づまりが起こると、鼻呼吸ができなくなって口呼吸になります。口は元々呼吸をする器官ではありません。常に口の中に空気が出入りしていれば、口の中が乾きやすくなります。これがドライマウスと呼ばれる症状です。こうなると口の中の雑菌が繁殖しやすくなります。

2-2.鼻水自体が匂いの原因となることもある

細菌やウィルスが原因の鼻炎は、鼻水にこれらの死骸が混じって膿のようになります。このような鼻水は匂いがあり、これが喉の奥に落ち込むことによって口臭の原因になることもあるのです。

口の中に鼻水が落ちこむ症状を後鼻漏(こうびろう)といい、悩んでいる方もたくさんいます。夜寝ているときに起きやすく、朝起きて喉の奥に鼻水がたまっている感じがすることが多い方は、後鼻漏になっている可能性が高いでしょう。

2-3.鼻水由来の口臭 セルフチェック

  • 鼻がつまっているので長い間口呼吸をしている
  • 喉が乾くことが多く、口の中がよくねばねばしている
  • 鼻水が黄色や緑色でどろりとしている
  • 喉の奥に鼻水が落ちてくる感覚がはっきりと分かる

このような症状がある方は、鼻水が原因で口臭が強くなっている可能性があります。鼻づまりで匂いが分かりにくくなっている場合は、家族に口臭をチェックしてもらうといいですね。

3.鼻水由来の口臭を治療するには?

鼻炎にはアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などいくつかの種類があります。この中で、最も口臭が強くなりやすい鼻炎は副鼻腔炎です。副鼻腔炎とは鼻の周りにある副鼻腔という部分が炎症を起こす病気で、黄色くてどろりとした鼻水が出ます。細菌やウィルス由来の鼻炎で、鼻水自体が臭うことも多いのです。

3-2.鼻炎の治療法

鼻炎の治療は耳鼻咽喉科で行います。鼻の洗浄や投薬による治療が一般的です。鼻炎が重症化して粘膜に異常が出ている場合は手術をすすめられることもあります。

3-3.鼻炎は自然治癒する?

どのような鼻炎でも、自然治癒する確率はごくわずかです。放置しておくほど悪化しやすくなり、頭痛や顔面痛などの症状も出てきます。鼻水が2週間以上出続け、全く止まる気配がないという場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。

副鼻腔炎は風邪が原因で発症することも珍しくありません。また、花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎はある日突然発症することもあります。

4.自分でできる口臭ケア

この項では、自分でできる口臭ケアの方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

4-1.口の中をうるおす

ドライマウスは喉が渇きやすくなるなどの自覚症状があります。ですから、ドライマウスかなと思ったらこまめに水分補給をするなど口の中をうるおすことを心がけましょう。水が飲めない場合は飴をなめたりガムをかんだりすると唾液の分泌が促されます。

人工唾液という製品もあるので、試してみたい方は歯科医院で相談してみてください。口腔外科がある歯科医院ならば相談にのってくれます。マスクをするのも効果的です。

4-2.鼻うがいをする

鼻うがいとは鼻から水を入れて口から出すうがいの方法です。口から喉にかけての鼻水が一気に取れるので、口臭が弱くなることもあります。後鼻漏に悩んでいる方にもおすすめです。

4-3.鼻はしっかりとかむ

鼻水をすすりあげてしまうと喉の奥に落ちこみやすくなります。鼻はしっかりとかみましょう。子どもの場合はうまく鼻をかめないことが多いので、鼻吸い器で吸ってあげるといいですね。

4-4.口呼吸の解消に努める

鼻炎をくり返している人の中には、口で呼吸をする習慣ができている方もいます。そのような場合は、鼻で呼吸をするように努めましょう。

いびきがひどかったり朝目が覚めて口の中が乾いていることが多い場合は、睡眠中に口呼吸になっている可能性が高いのです。このようなときは、思い切って口に医療用テープを張ってみましょう。

4-5.点鼻薬は乱用しない

ドラッグストアには鼻炎に効果的な点鼻薬も販売されています。しかし、このような点鼻薬を乱用すると鼻の中の粘膜が乾くドライノーズを発症する恐れがあるのです。使用する場合は用法・容量を必ず守りましょう。

5.よくある質問

Q.鼻炎になると必ず口臭が強くなるのでしょうか?
A.必ずではありませんが、口の中が乾いたりねばねばするようになったりしたら要注意です。

Q.口臭は市販のケア用品で解消できますか?
A.市販の口臭ケア用品は食べたものが原因の口臭には効果がありますが、鼻炎由来の口臭には効果が期待できません。

Q.鼻炎の治療にはどのくらいの時間がかかりますか?
A.人によって異なりますが、重症化していたり長期間鼻炎だったりする人ほど完治に時間がかかりやすいです。

Q.副鼻腔炎は子どもでも発症しますか?
A.はい、発症します。副鼻腔炎が慢性化すると頭痛などの症状も現れるので早めに治療しましょう。

Q.口呼吸に対して無自覚なのですが、チェック方法はありますか?
A.10分間口を閉じて呼吸をしてみてください。鼻がつまっていないのに息苦しさを感じた場合は口呼吸をしている可能性があります。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は鼻炎と口臭の関係や対策をご紹介しました。鼻炎はたかが鼻水・鼻づまりと放置されがちですが、早めに治療しないと完治までに時間がかかります。鼻水がいつまでも止まらないという場合は、可能な限り早く耳鼻咽喉科を受診してください。早く受診するほど、予後がよくなり口臭も防げます。

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川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
川村繁樹

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