睡眠時無呼吸症候群の危険性やセルフチェックの方法とは?

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、眠っている間に呼吸が止まってしまう病気です。
呼吸が止まれば、当然苦しいですから目が覚めます。
その結果、慢性的な寝不足になってしまうのです。
そこで、今回は睡眠時無呼吸症候群の危険性やセルフチェックの方法をご紹介します。
睡眠時無呼吸症候群の患者の多くが、家族にいびきの大きさを指摘されて病院を受診するのです。
しかし、ひとり暮らしの場合は自分が無呼吸症候群なのかはなかなか自覚しにくいでしょう。
今回ご紹介するセルフチェックをぜひ行ってみてくださいね。

  1. 睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気?
  2. 睡眠時無呼吸症候群の原因や危険性とは?
  3. 睡眠時無呼吸症候群は何科を受診すればいいの?
  4. 睡眠時無呼吸症候群の治療とは?
  5. おわりに

1.睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気?

睡眠時無呼吸症候群とは、何らかの原因で気道がふさがって呼吸ができなくなる病気のことです。
呼吸ができなくなれば、眠っていられません。
ですから、目が覚めます。
睡眠時無呼吸症候群の患者の中には、「目が覚めた」という自覚がない人ますが、体はしっかりと起きてしまうのです。
ひどい人になると、眠りが深くなるたびに呼吸が止まって目が覚めるため、熟睡ができません。
そのため、日中いつも眠かったり突然気絶したように眠りこんでしまったりすることもあります。
運転など、集中力を必要とする作業をしていても、眠気が襲ってくることもあるため、交通事故の引き金になることもあるのです。

2.睡眠時無呼吸症候群の原因や危険性とは?

では、睡眠時無呼吸症候群はどのような人が発症しやすいのでしょうか?
この項では、その危険性とともにご紹介します。

2-1.太っている人だけが発症するわけではない。

睡眠時無呼吸症候群は、10年ほど前からテレビの医療番組なども取り上げられるようになりました。
そのため、知識がある方も多いと思います。
ところで、睡眠時無呼吸症候群は、肥満している人が発症する病気、というイメージがある方もいるでしょう。
確かに、肥満の人はやせている人よりも気道が狭いため、舌が落ちこんだりしただけでふさがりやすいのです。
しかし、気道が狭くなるほどに肥満した方は日本人には少ないでしょう。
むしろ、あごが狭いためにしたがあごに収まりきらないケースや、鼻炎で鼻水が気道へ落ちこんでふさがってしまうケースが多いのです。
ですから、やせているから大丈夫、ということはありません。

2-2.睡眠時無呼吸症候群の危険性とは?

前述したように、睡眠時無呼吸症候群の方は熟睡できません。
この病気を発症すると、睡眠中に大きないびきをかきます。
これは、気道がふさがっているためで、このいびきがとぎれたときが、呼吸が止まっているときなのです。
そのため、「たっぷり寝たはずなのに、眠気が取れない」ということが起きます。
私たちの体は、睡眠不足が続くと脳の機能がおかしくなり、気絶するように眠ってしまうことがあるのです。
そのため、絶対に眠ってはいけない場面でも、眠ってしまうこともあるでしょう。
中には、電車の運転中に眠ってしまい大事故になりかけた事例もあります。
さらに、睡眠不足が続くと高血圧や心筋梗塞、糖尿病などのリスクもアップするでしょう。

2-3.睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックの方法とは?

睡眠時無呼吸症候群は、なかなか自分では気づきにくい病気です。
多くの場合、家族からいびきのうるささを指摘されて、病院を受診します。
しかし、ひとり暮らしの場合は、指摘してくれる人はいません。
その際、目安になるのは「眠気の強さ」です。
健康な人でも、お昼を食べた後などは眠くなりますが、睡眠時無呼吸症候群を発症していると運転中や重要な商談中などの、「眠ってはいけない場面」でも眠気を抑えきれません。
また、いきなり意識がとぎれて、気がつくと時間が経過していることもあるでしょう。
さらに、夜中に何度も目が覚めてしまう場合も、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
これらのことに当てはまるならば、一度病院を受診しましょう。

3.睡眠時無呼吸症候群は何科を受診すればいいの?

睡眠時無呼吸症候群は、鼻と気道の異常による病気です。
ですから、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
睡眠時無呼吸症候群は、すぐに診断が下るわけではありません。
疑いが強い場合は、入院をして睡眠中の検査をすることになります。

4.睡眠時無呼吸症候群の治療とは?

では、睡眠時無呼吸症候群はどのような治療法があるのでしょうか?
この項で詳しくご説明します。

4-1.枕を変えたりマウスピースを作ったりする

睡眠時無呼吸症候群でも、軽い場合は枕を変えたり、あごを前に出すマウスピースを作ったりします。
枕が高すぎると気道が圧迫されて狭まりやすいのです。
ですから、枕を変えただけでも症状が改善する場合もあるでしょう。
マウスピースは、あごが小さい方が装着することにより、あごを前に出して気道を広げる役目を果たします。
あごが小さい方は、場合によっては歯科医と協力して治療を行うこともあるでしょう。

4-2.CPAP(シーパップ)をつける

CPAP(シーパップ)とは、鼻に装着する一種の酸素マスクです。
一定の圧力の酸素を鼻から気道に送りこむことにより、気道を広げて酸素を肺へと供給します。
肥満が原因の睡眠時無呼吸症候群の場合は、この方法で治療をする方が多いです。
しかし、この治療は根本的なものではありません。
ですから、CPAP(シーパップ)を行いながら、ほかの治療を並行して進めることもあります。

4-3.生活習慣の改善指導や手術

気道が狭くてCPAP(シーパップ)の効果も期待できない場合は、気道を広げる手術をすることもあります。
こちらの場合は、時間がかかるので担当医と話し合って決定しましょう。
また、生活習慣の改善とは肥満の人向けの食生活の指導が多いです。
たとえ、手術で気道を広げても、またそこに脂肪がつけば元通りになります。
ですから、体重を健康的に落とすように、指導されるのです。
さらに、あごが小さい方は歯科医から矯正を進められることがあります。
あごを矯正することにより舌が治まるようになれば、気道がふさがることもないでしょう。
ただし、あごの矯正が終わるまでには時間がかかります。
ですから、その間はCPAP(シーパップ)をつけるように指導されることもあるでしょう。
肥満している人に取ってダイエットは難しいかもしれませんが、健康を取り戻すためにがんばってください。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因や治療方法などをご紹介しました。
この病気は、自覚症状があまりありません。
寝不足も「夜眠るのが遅かったせい」で片付けてしまうことが多いでしょう。
しかし、睡眠時無呼吸症候群を発症すると、そのうちにどこでも眠りこむようになってしまいます。
それこそ、車を運転していようが仕事中だろうがお構いなしです。
そこまでになってはじめて「これはおかしいのではないか」と思う方もいるでしょう。
また、いびきがひどい人の場合はそれだけで「睡眠時無呼吸症候群ではないか?」と家族に疑われる方もいます。
しかし、いびきがひどいからといって必ずしも子の病気とは限りません。
特に、鼻炎などで鼻がつまっている場合や疲れきって眠っている場合は、いびきを激しくかく傾向にあります。
いびきが途中で急にとぎれるなどの症状がなければ、病気の可能性は低いでしょう。

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いびき・睡眠時無呼吸症候群の日帰り手術