日中におそう強い眠気の原因は?睡眠時無呼吸症候群の可能性も

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眠気

日中におそう強い眠気の原因は何でしょう。
「朝起きられないだけでなく、昼間も睡魔がおそってくる…」という人は多いものです。
もちろん、単なる疲れや睡眠不足が原因の場合もあります。
しかし、夜たっぷり寝たはずなのに日中の眠気が強い場合は、病気のサインである可能性もあるのです。
どのような原因が考えられるかまとめてみました。

  • 日中の眠気や疲労感がひどい
  • いびきをかいて寝ているのが眠気の原因なのか?
  • 睡眠時無呼吸症候群について知りたい

そんな悩みを解決しましょう。


1.日中におそう強い眠気の原因

日中強い眠気がおそってくる原因は、ほとんどが睡眠障害によるものです。
不眠症より危険と言われている睡眠障害には、どのようなものがあるのでしょうか。

1-1.ナルコレプシー

ナルコレプシーは、日中眠くなる病気として有名なものです。
以前は「居眠り病」と呼ばれていたこともありました。
ナルコレプシーの特徴は「突然睡魔がおそってきて、どんな状況でも寝てしまう」というもの。
眠ってはいけない場面であっても、睡魔に勝ことはできないのです。
ただし、睡魔がおそってきても、1回の居眠りは10~20分程度と短めになります。
1日に3~5回ほど居眠りをしてしまう人、眠り初めのタイミングで幻覚を見ることがある人は、ナルコレプシーを疑うべきでしょう。
そのほかの症状として「笑う」「驚く」「怒る」などの感情の変化にともない、体の力が抜けることもあります。
ナルコレプシーの原因は完全に解明されていませんが脳内物質のオレキシンが関係していることが明らかになっているのです。
有症率は1000人に1人と言われており、発症年齢は10代であることが多くなっています。

1-2.突発性過眠症

突発性過眠症も、日中に強烈な眠気を感じる睡眠障害です。
大きな違いは、突発性過眠症の場合、日中に長い時間眠ってしまうこと。
ナルコレプシーの居眠りが10~20分程度であるのに対して、突発性過眠症は1~4時間眠ってしまうことがあるのです。
突発性過眠症にも2種類あり、夜間に長時間の睡眠をするタイプと、そうでないタイプに分かれます。
夜間の睡眠が一般的な長さだとしても、突発性過眠症にかかることはあるのです。
さらに、突発性過眠症の場合はたとえ1時間以上眠ったとしても、眠気はなかなか消えません。
また、目が覚めたときに自分がどこにいるのか、今どういう状況なのか分からなくなることも多いのです。

1-3.反復性過眠症

突発性過眠症よりも症例数が少ないまれな病気が反復性過眠症です。
1日に16~18時間も眠るのが特徴ですが長時間睡眠が毎日続くわけではありません。
数日間にわたって長時間睡眠が続いたあと、普通の睡眠時間に戻るのです。
そして、数か月たってから再び眠気が強くなる時期がやってきます。
ナルコレプシーや突発性過眠症には、こういったサイクルはないのです。
今のところ発症する原因やメカニズムは不明ですが精神的なストレスや極端な睡眠不足が発症誘発になると考えられています。

1-4.睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群により、日中の眠気を感じる人は多いでしょう。
この病気では、眠り出すと呼吸が止まってしまい、体が酸欠状態になるため睡眠が中断します。
そのため、深い睡眠をとることができなくなるのです。
慢性の睡眠不足状態となり、昼間の眠気が出現します。

2.眠気対策

日中に眠気がおそってきた場合、眠りたくても眠ることができない状況が多いでしょう。
そこで、眠気対策をいくつかご紹介します。

2-1.睡眠の質を上げる

「睡眠時間をたっぷりとったはずなのに眠気がとれない」という場合は、睡眠の質に問題があるでしょう。
そもそも、具体的な睡眠時間というのは、生活リズムや個人差によるためはっきりと言えるものではありません。
しかし、人間の体を考慮した結果、睡眠時間は90分の倍数がよいと言われているのです。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、90分の倍数だとレム睡眠のときに起きることができます。
そのため、目覚めがよく、疲れを残さないのです。
また、快眠のために適度な運動を心がけ、食事の内容にも気をつけてください。
就寝の2時間前にはパソコンやスマホの使用をやめ、部屋を薄暗くするようにしましょう。
寝室の温度や湿度、照明、騒音についても見直してみる必要があります。

2-2.眠気を解消する

夜にしっかり寝ていても日中眠くなってしまう場合は、眠気を解消する対策を試してみましょう。
たとえば、顔や手を冷水で洗うことによって刺激を与え、眠気を覚まします。
首の付け根を冷やすのも効果的でしょう。
いったん屋外に出て大きく深呼吸するのもよいと思います。
その際に、背伸びや腕のストレッチをして体を動かすと目が覚めるでしょう。
屋外に出ることができない場合は、視線を変えたり誰かと話をしたりして気分をリフレッシュするのもおすすめです。
息を止めると機器察知能力により目が覚める場合もあります。

3.睡眠時無呼吸症候群について

日中の眠気につながる睡眠時無呼吸症候群についてまとめてみました。
睡眠時無呼吸症候群の可能性がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

3-1.睡眠時無呼吸症候群をセルフチェックしよう

睡眠時無呼吸症候群は、自分ではなかなか気づくことができない症状です。
簡単にできるセルフチェック項目をまとめたので可能性を確認してみましょう。

  • 大きないびきをよくかいている
  • 睡眠中に呼吸が止まるという指摘を受けたことがある
  • 朝の目覚めが悪く、熟睡感がない
  • 会議中や運転中に眠くなる
  • 夜間にトイレに起きる回数が多い
  • 最近体重が増加傾向にある
  • 扁桃(へんとう)腺が大きく、のどの風邪をひきやすい
  • 息苦しさを感じて夜中に目が覚めることがある
  • 生活習慣病を患っている

以上の項目で3つ以上当てはまるものがある人は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるでしょう。

3-2.原因は空気のとおり道が狭くなること

睡眠時無呼吸症候群は、どのようにして起こるのでしょうか。
いびきは、空気のとおり道である上気道が狭くなることで起こるのです。
睡眠時無呼吸症候群も同じメカニズムになっており、気道を狭くする要因には以下のようなものがあります。

  • 肥満による首部分の脂肪増加
  • 首が太くて短い
  • 舌の付け根や軟口蓋の気道への落ち込み
  • アゴが小さい
  • 扁桃肥大
  • 鼻の構造的な問題

3-3.治療は必要なのか?

睡眠時無呼吸症候群の診断基準によっては、治療の対象になります。
治療法は原因や状況によって異なるでしょう。
軽度であれば自宅での対策だけで大きく改善することが可能です。
肥満を解消しアルコールを控えるだけでも、症状が軽くなることもあるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群の治療方法には、内科的、外科的治療と、歯科装具によるものがあります。
治療が必要であるという診断を受けた場合は、症状に合った方法を選択することが必要です。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
日中強い眠気がおそってくる原因の中に、思い当たるものはありましたか?
日中の眠気は時に危険であり、大きな事故につながる可能性についても否定できないでしょう。
眠気の原因を知り、早めに対処することが必要なのです。

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いびき・睡眠時無呼吸症候群の日帰り手術