止まらないくしゃみを止める方法は? 知っておきたい原因と対処法

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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くしゃみが長く続けば続くほど苦しくなりますよね。周囲にも迷惑をかけてしまうため、できるだけくしゃみを押さえようと努力をしている人もいるでしょう。

そこで、くしゃみの原因や止まる原理、止める方法について詳しく説明します。くしゃみで悩んでいる人はぜひチェックしてください。くしゃみが止まらない原因を把握して効率的に止めていきましょう。

  1. くしゃみの原因
  2. くしゃみが止まる原理
  3. くしゃみを止める方法
  4. まとめ

1.くしゃみの原因

「くしゃみが止まらない…」と困っている人は必見です。大きなくしゃみが続くほど体力が消耗してしまいます。また、周囲にも迷惑をかけてしまうため気をつかわなければなりません。なぜくしゃみが止まらなくなるのか、原因について知りましょう。

1-1.花粉やハウスダストによる‟アレルギー反応”

くしゃみが止まらない原因は、主に花粉やハウスダストによる‟アレルギー反応”です。毎年同じ時期にアレルギー反応が起こる人も多いでしょう。特に、花粉症になるとよくくしゃみが出ますよね。花粉が体内に侵入すると「ヒスタミン」という物質が出てくるのです。実は、ヒスタミンがくしゃみを引き起こす原因になっています。

ヒスタミンは脳内にあるくしゃみを起こす中枢へ刺激を与えるのです。よって、花粉が体内から排出するまでくしゃみが続きます。また、最近やっかいになっているのが「ハウスダスト」です
ホコリやゴミなどのハウスダストは‟刺激物質”といいます。体内に入った刺激物質をそとに排出しようとしてくしゃみが止まらなくなるのです。

1-2.風邪のひき始め

くしゃみが止まらない原因は‟風邪”にもあります。風邪のウイルスや菌が体内に入ることでくしゃみが起こるのです。くしゃみは体にとって害になる存在が侵入すると起こる仕組みになっています。よって、体にとって害となるウイルス・菌がそとに排出しないかぎり、くしゃみが続くのです。

特に、風邪のひき始めはウイルス・菌と戦っている途中なのでくしゃみが出やすくなります。体が必死に抵抗している証しになるので、くしゃみを我慢してはいけません。決して我慢をしないで思いっきりくしゃみをしてくださいね。我慢をするだけ体内にウイルス・菌が侵入してしまうことを覚えておきましょう。

1-3.知っておきたいくしゃみの悪影響

くしゃみの原因はほかにも「温度差」や「光」による影響があります。しかし、温度差や光によるくしゃみはある程度時間が経過すれば自然と治まるものです。くしゃみが止まらないケースは、主に「アレルギー反応」や「ウイルス・菌の侵入」になるでしょう。

そこで、ぜひ知っておきたいのが‟くしゃみによる悪影響”です。くしゃみが止まらなくなるといったいどのような悪影響が起きるのでしょうか。主にあがっている悪影響は「疲労骨折」「飛沫(ひまつ)感染」の2点です。

くしゃみが長く続くほど体力が消耗してしまい、免疫力が低下します。くしゃみのしすぎで疲労骨折をするケースもあるので注意しなければなりません。また、くしゃみをする本人だけでなく、「飛沫(ひまつ)感染」という周囲への悪影響もあります。口から出たウイルス・菌が他人に入ることで2次感染が起きるのです。周囲への配慮も気をつけてくださいね。

2.くしゃみが止まる原理

2-1.体内からウイルス・菌・花粉がなくなる

止まらないくしゃみはどうすれば止めることができるのでしょうか?くしゃみを止めるためにも‟止まる原理”を知らなければなりません。止まる原理は非常に簡単です。体内に入っているウイルス・菌・花粉をすべてそとに排出すればくしゃみは止まります。私たちの体はくしゃみをすることで体内に入っている異物を排出しようとしているのです。

また、体内に入ってきそうな異物を防いでいる証しでもあります。よって、くしゃみが止まる原理は「体内に入っている異物をすべて排出する」「刺激物質や花粉が侵入できない体をつくる」、以上の2点が大切です。くしゃみの原因となるものをすべてカットしなければくしゃみは止まりません。ただし、くしゃみの原因は人によってさまざまです。まずは、自分の原因を知る必要があります。

2-2.生活習慣にも関係している

くしゃみが止まる原理は「生活習慣」にも大きく関係しています。最初に、アレルギー反応や風邪によるウイルス・菌の侵入が原因だと説明しました。しかし、中には精神的なストレスも関係しているのです。つまり、不規則な生活が続いている、ストレスを感じている人はくしゃみが止まらなくなってしまいます。

過剰なストレスを受けるほど自律神経が乱れてしまうものです。自律神経は緊張状態になる交感神経とリラックス効果がある副交感神経で成り立っています。交感神経が活性化すると自律神経が乱れてしまうのです。常に体が緊張状態になっていると体中のさまざまな場所にダメージを与えてしまいます。よって、ウイルスや菌・花粉が侵入しやすくなるのです。

最近生活習慣が乱れている人は、少しずつでも良いので改善していきましょう。

3.くしゃみを止める方法

3-1.自分でできるくしゃみ解決法

くしゃみが止まらない原因によって解決法は異なります。たとえば、アレルギー反応が原因の場合「マスク着用」によって花粉やハウスダストの侵入が防げるでしょう。最近では画期的なマスクも登場しているのでそとに出るときは必ず装着してください。家に帰ってきたら必ず手洗い、うがいをする、ハウスダストの発生を抑制するために部屋をキレイにするなど、自分でできるくしゃみ解決法はたくさんあるのです。

乾燥しやすい寒い時期は部屋の‟湿度”にも注意してくださいね。鼻の粘膜は外部からの刺激物質侵入を防ぐ大切なものです。粘膜を維持するためにも加湿器を利用して潤しましょう。

3-2.耳鼻科で検査してもらう

自分でできるくしゃみ解決法でもなかなか治らないケースがあります。治らないときは1度耳鼻科を受診してください。耳鼻科では症状に合った薬を提供してくれます。専門家が処方した薬なので市販薬よりも効果は抜群です。

ただし、薬の中には眠気などの副作用を持っているものもあるので必ず医師から説明を受けてくださいね。また、くしゃみが止まらない原因は「鼻の構造」にあるケースもあります。鼻の構造をチェックするためにも、専門医療施設で調べてもらったほうが安心ですね。心配な人はぜひ近くの耳鼻科に行って相談してください。

4.まとめ

くしゃみの原因や止まる原理、止める方法について説明しましたが、いかがでしたか? 「くしゃみが止まらない…」と困っている人には知っておきたい内容ばかりです。なぜくしゃみが止まらないのか自分の原因を把握して適切な解決法を実践していきましょう。

  • 花粉やハウスダストによる‟アレルギー反応”
  • 風邪のひき始めによる‟ウイルス・菌との戦い”
  • くしゃみによる疲労骨折や飛沫(ひまつ)感染
  • 体内に侵入している花粉、ウイルス、菌を排出する
  • 生活習慣にも関係している
  • 自分でできるくしゃみ解決法
  • 耳鼻科で検査して治療する

以上のポイントはぜひチェックしてください。自分で対策をしてもなかなか治らない人はすぐ耳鼻科へ行きましょう。原因を把握しなければ解決法もわかりません。耳鼻科では原因を知ると同時に本格的な治療を受けることができるでしょう。

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

監修者

川村 繁樹
医療法人 川村耳鼻咽喉科クリニック 院長
医学博士
関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科 特任教授
身体障害者福祉法第15条指定医

耳鼻咽喉科専門医として10年間にわたり大学付属病院の部長を経験し、平成16年に川村耳鼻咽喉科クリニックを開業。親切で丁寧な診察・手術に定評があり、毎月300名以上の新患が来院。

  • 花粉症やアレルギー性鼻炎に対する凝固手術(局所麻酔下・日帰り):約1~2ヶ月
  • 鼻中隔弯曲症と中等以下副鼻腔炎に対する手術(局所麻酔下・日帰り):約10ヶ月
  • 鼻閉に対する鼻中隔弯曲症と下甲介の手術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術(局所麻酔下・日帰り):約半年
  • 重症副鼻腔炎に対する手術(全身麻酔・一泊):約5ヶ月

の手術待ち状況となっている。

アレルギー性鼻炎に対する最も効果の高い手術として認識されている『超音波凝固装置による後鼻神経切断術』や、副鼻腔炎に対する新しい術式である『前方からのアプローチによる内視鏡下鼻内手術』を考案し、平成23年の日本鼻科学会『好酸球性副鼻腔炎の診断と評価作成基準の試み』では全国から選ばれた5人の内、唯一開業医として参加。現在も毎年250件以上の手術を行っており、継続的にその成績を学会や論文で報告している。

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論文・著書、シンポジウム・講演・海外発表の実績