いびきは病気のサインかも!?いびき対策の基本を徹底解説

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
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可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

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いびきをかいている本人は気づかないことが多いですが、周囲はきっと気づいています。同室で眠っている人の眠りを妨げる原因になるため、本人より周囲が悩んでいるケースも多いようです。

また、いびきは単にうるさいだけではありません。場合によっては、何か大きな病気の兆候になっていることもあります。そこで、こちらでは“安全ないびき”と“危険ないびき”の見分け方も含めて、いびきのすべてを完全解説することにしました。

  1. いびきの基礎知識をチェック!
  2. いびきの種類と原因を探る!
  3. いびきの裏側に潜んでいる!?考えられる病気を解説
  4. いびきを止めるセルフ解消法はないの?
  5. 医療機関におけるいびきの治療法とは?

いびきのメカニズムから解消法まで、このページを読めば“睡眠中のいびきの悩み”はすべて解決します!


1.いびきの基礎知識をチェック!

いびきは、上気道が狭窄(きょうさく)することで発生する音です。しかし、上気道とは何でしょうか?普通に暮らしていて、上気道という言葉の意味を確認する機会は決して多くありません。

上気道というのは、呼吸器のうち、喉頭より上部を指す言葉です。ごく簡単に表現するなら、“喉から鼻にかけて存在する空気の通り道”といったところでしょうか。呼吸の際、空気が通る道だから気道です。

さて、上気道が狭くなると、空気はほとんど塞(ふさ)がった場所を無理やりに通ることになります。すると、空気が気道内部に擦(こす)れて音が出るわけです。イメージが湧かなければ、唇を強く閉じたまま頬(ほほ)を膨らませ、無理に空気を吐き出してみてください。“ブブブ”あるいは“ズズズ”といった音が鳴るはずです。同じことが上気道で起こると、いびきの音になります。

もちろん、寝る姿勢によって一時的にいびきをかくのは病気ではありません。実際、男性の80%、女性の15%がいびきをかくといわれています。すべてのいびきが異常なら、男性の8割が健康に問題を抱えている計算になりますが、当然、そんなことはありません。