喉の違和感が気になるときの原因と対処法!病気の可能性はあるのか?

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「喉の違和感が気になる」というときは、どのような原因が考えられるでしょうか。咳などの症状もあれば、まず疑うのは風邪だと思います。しかし、そのまま放置しておくと危険なケースもあるということを覚えておいてください。喉の違和感は、重い病気が引き起こしている可能性もあるのです。原因によっては早急な治療が必要になることもあるため、自分の症状をしっかりと把握しましょう。この記事では、喉の違和感から考えられる病気や治療方法などをまとめて解説しています。

  1. 喉の違和感、種類や原因は?
  2. 喉の違和感、病気の可能性も?
  3. 喉の違和感をセルフチェック!
  4. 喉の違和感を改善するためのセルフ療法
  5. 喉の違和感を病院で治療しよう!
  6. 喉の違和感にかんするよくある質問

この記事を読むことで、違和感の原因が何なのかわかるはずです。どう対処すべきか考え、早めに不快な症状から抜け出しましょう。


1.喉の違和感、種類や原因は?

喉の違和感から考えられる主な原因や症状についてまとめてみました。

1-1.どんな違和感なのか?

喉の違和感と言っても、種類はさまざまです。たとえば、以下のようなものがあるでしょう。

  • 異物感があり、喉が詰まる感じがする
  • 何かが刺さっているような感じがする
  • 違和感と同時に痛みやかゆみがある
  • 喉が腫れている感じがする

違和感の種類によって、考えられる原因や疾患が変わります。自分の喉がどのような状態なのかしっかりと観察しましょう。

1-2.主な症状

喉に違和感があるときは、同時にさまざまな症状が現れることがあります。

1-2-1.咳が多くなる

喉の違和感と同時に、咳が出るようになるケースが多くなっています。風邪の咳とは違い、乾いた咳が出るのが特徴的です。また、喉にかゆみがあり、イガイガすることもあります。

1-2-2.痰(たん)がからんだような感じがする

痰(たん)がからみ、詰まるような感じが続くこともあります。痰(たん)を出そうとしても出ないため、苦しい思いをすることになるでしょう。もちろん、痰(たん)のからみが喉に異物感を与える原因になっている場合もあります。

1-2-3.息苦しさを感じる

喉に異物感や詰まりがあるときは、息がしにくくなるため息苦しさを感じる人もいます。しかし、実際に体内の酸素濃度が低下しているわけではないのです。あくまでも息苦しさを「感じる」だけであり、呼吸には影響がありません。

1-2-4.吐き気がある

喉の違和感から慢性的な吐き気を訴える人も少なくありません。実際に吐くわけではなく、胸やけのような状態が続くのが特徴です。

1-3.主な原因

違和感の主な原因としては、さまざまなものが考えられます。

1-3-1.自律神経の乱れ

異物感や詰まった感じがある場合は、自律神経障害が原因になっている可能性があるでしょう。ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ、筋肉が緊張した状態になります。そのため、喉が狭くなったように感じるのです。自律神経障害や更年期障害がある人は、喉の異物感が現れやすくなると言われています。

1-3-2.胃腸障害

喉に炎症が起きると食べものが飲み込みにくくなることがあります。炎症の原因としては、急性胃炎や逆流性食道炎が考えられるでしょう。胃酸が逆流することで喉に炎症を起こしてしまうのです。そのほかにも、げっぷが増える・胸やけがするなどの症状があるときは、胃腸障害を疑ってください。

1-3-3.肩や首のこり

意外なことに、肩や首のこりが原因になることもあります。肩や首の筋肉が固くなると、喉回りの筋肉が収縮するためです。この場合、こりをほぐすことで症状が改善されるでしょう。

1-4.なりやすいのはこんな人!

喉の違和感が起こりやすいのは、以下のような人です。

  • ストレスを感じやすい人
  • 胃腸が弱い人
  • 喉が炎症を起こしやすい人
  • 肩こりや首のこりがひどい人

1-5.子供の場合は?

子供は大人に比べて喉が狭く未熟であるため、違和感を訴えることは少なくありません。しかし、検査をしても異常がないことがほとんどです。原因としては、ストレスやアレルギーが最も多いでしょう。もちろん、ほかの病気が原因になっている可能性もあるため、症状が長引くようなら再び受診することをおすすめします。

2.喉の違和感、病気の可能性も?

では、喉の違和感から考えられる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。そして、放置するとどうなるのか解説します。

2-1.考えられる病気

喉の違和感があるときは、以下のような病気が原因になっている可能性があります。

2-1-1.ヒステリー球

ヒステリー球とは、精神的な不安やストレスが原因で喉の狭窄(きょうさく)を起こることを言います。喉のとおりが狭くなるため、何かが引っかかっているように感じるのです。ヒステリー球は一時的な不安や緊張が原因になっていることも多く、精神が安定すると症状も改善します。しかし、精神疾患や自律神経失調症が原因になっている場合は、病院を受診する必要があるでしょう。

2-1-2.アナフィラキシー

アレルギーによるアナフィラキシーが喉の炎症を引き起こすこともあります。喉の腫れやかゆみが発生し、悪化すると呼吸ができなくなってしまうこともありでしょう。ヒステリー球と違って炎症を起こしているため、病院での治療が必要になります。

2-1-3.嚥下(えんげ)障害

嚥下(えんげ)障害とは、唾液が少なくなることで口腔(こうくう)内が乾燥し、食べものが喉をとおりにくくなることを言います。嚥下(えんげ)障害を引き起こす病気としては、シェーグレン症候群が考えられるでしょう。悪化すると誤嚥(ごえん)を起こすこともあるため、早めの病院受診が必要です。

2-1-4.食道がん

食道がんになると食道が炎症を起こすため、胃酸が逆流して食べものがとおりにくくなります。食道がんの初期症状には「食べものがつかえる」「飲み込むことができない」というものがあるため、注意が必要です。喉の違和感をきっかけに食道がんが判明した人も少なくありません。ほかの初期症状はほとんどないため、違和感が現れたら早めに検査を受けましょう。

2-2.放置するとどうなるのか?

上記のような病気が原因である場合、放置すると大変危険です。病気が進行し、治療が困難な状況になってしまう可能性もあるでしょう。特に、食道がんが原因の場合は命にかかわる問題です。喉の違和感を軽く見ず、すぐに病院を受診してください。

3.喉の違和感をセルフチェック!

喉の違和感ははっきりとわかりにくいのが怖いところです。「何となく違和感があるような気がする」というときは、自分の症状をしっかりとチェックしましょう。

3-1.精神的なものかどうかをセルフチェック!

喉の違和感がある場合は、細菌感染やアレルギーなどの疾患・蓄膿(ちくのう)症や扁桃(へんとう)腺など喉以外の疾患・精神的な症状の3つが原因と考えられます。特に、精神的なものが原因になっている場合は、セルフチェックが重要なポイントになるでしょう。

  • ほかの風邪症状がない
  • くしゃみや鼻水などのアレルギー症状がない
  • 胸やけや胃酸の逆流がない
  • 肩こりがない

その上で喉の違和感がある場合は、自分がかかえているストレスについて考えてみてください。極度の緊張やストレスを感じる環境であるならば、精神的なものが原因で喉の違和感が現れている可能性があります。

3-2.ポイントは「よく観察する」こと

違和感の原因が何かを見極める上で大切なのは「症状をよく観察すること」です。

  • 違和感以外にどのような症状があるのか
  • 違和感は常にあるのか
  • どのようなときに違和感が現れるのか
  • 生活習慣に関係があるのか

など、意識して考えてみてください。

4.喉の違和感を改善するためのセルフ療法

病院での治療と合わせて、自分でできる症状の緩和法をご紹介します。

4-1.自分でできること

原因がストレスであることがわかっているなら、できるだけリラックスして過ごすことを心がけましょう。アロマを炊きながら静かな音楽を聴く・湯船にゆっくりとつかるなど、自分なりの方法を見つけることをおすすめします。また、逆流性食道炎が原因である場合は、食べものにも気を使う必要があるでしょう。刺激物やアルコールを避け、消化によいものを食べるようにしてください。そして、できるだけ喉に刺激を与えないことが大切です。マスクを着用したり加湿器を使ったりして、喉にやさしい環境を作り出しましょう。また、喉の不快感に効くツボもあります。胸骨の上あたりのへこんだ部分が「天突(てんとつ)」というツボです。指で軽く押すようにマッサージすると効果があるということなのでぜひ試してみてください。

4-2.市販薬について

喉の違和感に効果的な市販薬もあります。風邪が原因の場合は、喉の痛みを抑える風邪薬やトローチ・喉スプレーなどが効果的です。胃腸の不具合からきているなら、漢方処方の胃腸薬を服用してみましょう。風邪薬には眠気などの副作用が出るものもあるため、服用するタイミングには注意してください。漢方薬は副作用が少ないことで知られていますが速効性はありません。「早めに治したい」というときは、やはり病院を受診するのがおすすめです。

4-3.やってはいけないこと

喉に違和感があるとき、やってはいけないことがいくつかあります。

  • お酒やたばこ
  • 辛(から)い食べものや炭酸飲料水
  • 牛乳
  • チョコレート

以上のものは喉に刺激を与えます。調子が悪いときは絶対に避けるようにしましょう。

5.喉の違和感を病院で治療しよう!

喉の違和感があるときは、できるだけ早く病院を受診し、治療を受けるようにしましょう。病院での治療法や薬についてご紹介します。

5-1.受診すべき症状とは?

以下のような症状があるときは、耳鼻咽喉科を受診してください。

  • 水も飲めないほど喉に痛みがある
  • 声がかすれてしまった
  • 喉を押すとしこりがあり痛む
  • 喉がつかえている感じがする
  • 喉がイガイガして咳が出る

5-2.病院での検査・診断方法

病院ではまず、咽頭や喉頭・鼻・口に異常がないか検査します。場合によっては鼻から入れる内視鏡を使って喉の奥まで観察することになるでしょう。鼻に問題がある場合は副鼻腔(びくう)炎が疑われるためレントゲン撮影をします。違和感の原因となるポリープなどがないかを確認した上で、血液検査によって炎症性のものか心因性のものかを診断する場合もあるでしょう。

5-3.主な治療方法

治療法は原因によって変わってきます。扁桃(へんとう)炎や気管支炎の場合は、炎症を抑える薬や抗生剤の投与・ネブライザー治療が行われることになるでしょう。ヒステリー球の場合はストレスが原因であるため、生活習慣の見直しをすすめられます。また、漢方薬を処方する病院もあるでしょう。

5-4.薬の種類と副作用について

喉の炎症を抑える薬には、ロキソニンやトランサミン・フロモックスなどがあります。ロキソニンには鎮痛作用や抗炎症作用があり、炎症が原因で起こる喉の違和感に効果的です。トランサミンにも炎症を抑える効果があり、咽頭炎だけでなく扁桃(へんとう)炎などにも使用されます。また、急性咽頭炎にはフロモックスが効果的ですが、下痢や吐き気などの副作用が起こることもあるため注意が必要です。特に、妊娠中や授乳中、ほかの病気を患っている人は、必ず医師に伝えてください。

5-5.耳鼻科選びのポイント

喉の違和感があり耳鼻科を受診するときは、病院選びにも注意が必要です。信頼できる耳鼻科を選ぶためのポイントをご紹介しましょう。

  • 日本耳鼻咽喉科学会の認定専門医がいる
  • 治療の実績が豊富である
  • 家が近く通いやすい
  • 丁寧にアドバイスしてくれる
  • ネットでの評判がよい

特に、ネットでの評判は大変参考になります。医師の対応はどうか、治療効果はどうかを知るためにも、ぜひ口コミをチェックしてみてください。

5-6.病院で治療を受ける際の注意点

喉の違和感は説明が難しい症状です。いつから、どのような症状が出ているのかをしっかりと説明できるように、準備してから病院を受診するようにしましょう。問診は診断を大きく左右します。考えられる疾患の可能性を広げるためにも、症状を正確に伝えることが大切です。

6.喉の違和感にかんするよくある質問 

喉の違和感に悩む人が感じるであろう疑問とその回答をまとめてみました。

6-1.「喉頭異物症」と診断されました。どのような病気ですか?

A.喉の奥に違和感や詰まりがある病気です。食事とは無関係に生じる症状であり、違和感の種類もさまざまなものがあります。この場合、原因に合わせた治療を行うことが必要です。

6-2.更年期障害の症状として喉の違和感が現れることはありますか?

A.あります。更年期の女性はホルモンバランスが大きく変化するため、さまざまな体の不調が現れるのです。その一つとして喉の違和感もありますが更年期の症状が落ち着くと改善されます。

6-3.妊娠中に起こる喉の違和感は何が原因ですか?

A.妊娠中は自律神経が乱れ、ストレスをためこみやすいため、ヒステリー球を起こす可能性が高くなります。まずは耳鼻科を受診して、喉に異常がないか見てもらいましょう。喉に異常がなければ、心療内科や精神科の受診をおすすめします。

6-4.花粉症で喉の違和感が現れることはありますか?

A.花粉症はアレルギー疾患の一つであるため、鼻や目の症状以外にも、喉の痛みや違和感が現れることがあります。

6-5.喉の違和感におすすめの漢方薬にはどのようなものがありますか?

A.「気」のめぐりをよくして喉の違和感を改善する「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」がおすすめです。ストレスが原因で喉に違和感がある場合は、ぜひ服用してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。喉の違和感について、原因や症状・対処法をまとめて解説しました。喉の違和感は風邪と間違いやすいため、放置されてしまうことが多い症状です。また、違和感の現れ方にも個人差があり、何が原因かを突き止めるのは簡単ではありません。しかし、中には放っておくと危険なケースもあるということを覚えておきましょう。ぜひこの記事を参考にして、違和感の原因を突き止めてください。そして、早めに不快な症状から解放されましょう。

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