補聴器の種類や効果は? まずは耳鼻科を受診しよう!

川村耳鼻咽喉科クリニック院長 川村繁樹

記事監修
川村耳鼻咽喉科クリニック 院長 川村繁樹
ドクターズ・ファイル取材記事
免責事項について

可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

年齢とともに耳が聞こえにくくなる人は多いです。また、病気などが原因で耳が聞こえにくくなる人もいるでしょう。そんな方が利用すると便利なのが補聴器です。

そこで今回は、補聴器の種類や効果をご紹介します。補聴器をつけると聴力が戻るのでしょうか? また、補聴器の種類や選び方もご説明します。

医師から補聴器の利用を進められているが、どれを選んでよいか迷っているという方や補聴器の種類や仕組みについて知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. 補聴器の効果と仕組みとは?
  2. 補聴器の種類とは?
  3. 補聴器を選ぶ際の注意点とは?
  4. おわりに

1.補聴器の効果と仕組みとは?

まず始めに、補聴器の効果と仕組みをご紹介します。補聴器をつければどのような効果があるのでしょうか?

1-1.補聴器の効果とは?

補聴器は会話など、自分の周囲の音が聞こえにくくなったときに、それをはっきりと聞こえるようにする管理医療機器です。テレビの通信販売などで「遠くの音がよく聞こえる」と宣伝している器具がありますが、あれは「集音器」といいます。補聴器は遠くの音を大きく聞こえるようにする効果はありません。つまり、補聴器は聞こえにくくなった音を再び聞こえやすくしてくれる機器なのです。

1-2.補聴器はどんな人が使えるの?

補聴器は、加齢により耳が聞こえにくくなった人や中耳・外耳に障害がある伝音性難聴(でんおんせいなんちょう)の人が利用すると、音が聞こえやすくなります。では、その他の理由で耳が聞こえにくくなった人には効果がないのかといえば、そうとも断言できません。ですから、補聴器の利用を考えている方は必ず耳鼻科医に相談しましょう。耳鼻科で聴覚検査を受ければ、自分の難聴が補聴器で改善するのかどうかが分かります。

1-3.補聴器の仕組みとは?

補聴器は大まかに説明すると

  • マイクロホン
  • アンプ
  • スピーカー(レシーバー)

の3つの部分があります。マイクロホンで音を集め、アンプで増幅させてスピーカーで音を出すのです。補聴器には値段に幅がありますが、この3つの部品が高性能なほど値段が高くなります。また、補聴器にはアナログ式とデジタル式があるのです。

アナログ式補聴器は、マイクロホンで集めた音声をすべて増幅してしまいます。つまり、騒がしい場所で補聴器をつけていると、周りの雑音まで一緒に大きく聞こえてしまうのです。ですから、「補聴器をつけると、騒がしくてかなわない」という人もいます。

デジタル式は、一度マイクロホンが集音した音をデジタル信号に変換してからその人の「きこえ」に適した音に調整するのです。そして、再びアナログ信号に音を戻してから、スピーカーから流します。この「きこえ」は補聴器を購入した際に、使用者に合わせて細かく設定するのです。この設定は何度でも行えますので、途中から聞こえ方が変わっても大丈夫。現在、補聴器の利用者のうち、7割がデジタル式を利用しています。

12