あくびをすると耳の奥が痛い。その原因と解消法とは?

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あくびやげっぷなど、口を大きく開けたり一度に大量の空気が出入りしたりすると耳が痛い。
そんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。
普通のときは何ともないのに、と気になる方も多いと思います。
また、長期間治らないケースもあるのです。
そこで、今回はあくびをすると耳の中が痛む原因と対処法をご紹介しましょう。
この現象は、老若男女や性別に問わず発生します。
問題ないこともありますが、中には治療をしなければ聴力の低下を引き起こすこともあるのです。
ぜひこの記事を読んで対策法の参考にしてください。

  1. あくびをすると耳に違和感が出る原因とは?
  2. あくびをすると異音や痛みが起こる原因とは?
  3. 耳の痛みや違和感を覚えたら?
  4. 耳の痛みや違和感を防ぐための対策とは?
  5. おわりに

1.あくびをすると耳に違和感が出る原因とは?

大きく口を開けてあくびをすると、なんとなく耳の奥に違和感を覚える方は多いでしょう。
ぺこん、と何かがへこんだような音や、空気が抜けるような感じがする方もいると思います。
これは、耳と鼻が「耳管」という管が開いたことによる現象です。
通常、この耳管は鼓膜の奥にある「内耳」を不必要な圧から守るために閉じています。
トンネルに入ると耳がこもったような感じを覚える方もいるでしょう。
これは、内耳と大気圧に差ができることによって起こる現象です。
そこで、あくびをするように口を大きく開けると耳管が開放されて、違和感が治まります。
このように、あくびをすると耳の中に違和感を覚えるのは自然のことなのです。
しかし、痛みやブチブチ、ガサガサという音がする場合は、何か別の原因があります。
次の項で、詳しくご紹介しましょう。

2.あくびをすると異音や痛みが起こる原因とは?

この項では、あくびをすると異音や痛みが発生する原因をご紹介します。
中には聴力に影響するものもあるのです。

2-1.耳あかや耳の毛がたまっている

耳掃除をすると、耳あかを取ったつもりが奥へ押しこんでしまうことも珍しくありません。
それが続くと、やがて鼓膜付近に耳あかがたまっていきます。
大きなあくびをすると鼓膜が動きますので、そのときにゴソゴソ、ブチブチとした音がすることが多いです。
また、耳あかがたまりすぎると、耳も聞こえにくくなります。
鼓膜付近まで押しこんでしまった耳あかは、素人では取れません。耳鼻咽喉科に行って取ってもらいましょう。

2-2.滲出性(しんしゅつせい)中耳炎

中耳炎と言うと子どもの病気というイメージがありますが、内耳にじわじわと水分がたまる滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は大人でも発症します。
特に、ひどい鼻づまりをともなうかぜをひいた場合は要注意です。
また、ストレスがたまると発症しやすくなります。急性中耳炎は激しい痛みがともないますが、滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は痛みが少なくあくびをしたときに、中耳が圧迫されたときにしか感じないことも珍しくありません。
しかし、滲出性(しんしゅつせい)中耳炎を放っておくと聴力が低下する可能性があります。
ですから、あくびをしたときに感じる耳の痛みが長時間治まらない場合は、耳鼻咽喉科に行って診察を受けましょう

2-3.耳管開放症

この病気は、何らかのきっかけで普段は閉じている耳管が開きっぱなしになってしまう病気です。
いつ、どんなきっかけで発症するかはまだ分かりません。
しかし、ダイエットをした後などに発症することが多く、若い女性に患者数が多いと言われています。
あくびをすると耳の奥が痛んだり異音がしたりしますが、なぜか横になっていたり頭を下げているときにあくびをしても痛みは感じません。
さらに、鼻をすすると元に戻るという特徴があります。
この病気は、今のところ治療法はありません。ですから、うまくつきあっていくしかないのです。
痛みや違和感がひどい場合は耳鼻咽喉科を受診して相談してください。

2-4.耳管閉そく症

これは、耳管開放症とは逆に耳管が開かなくなってしまう症状です。
鼓膜の奥にある内耳は、外気圧と圧力が異なることも珍しくありません。
耳管が開くことで内耳と外気圧の圧力は調整されます。
ですから、耳管が開かないと常にトンネルの中にいるような耳の奥がツーンとした感じになるでしょう。
また、音がこもって聞こえにくくなったりします。
さらに、耳管閉そく症は中耳炎の原因にもなるのです。
鼻炎や花粉症などで長期間鼻づまりをしていると発症しやすいので、耳鼻咽喉科で治療を受けましょう。
鼻づまりの解消とともに治ることが多いのです。

3.耳の痛みや違和感を覚えたら?

あくびをしたとき限定とはいえ、長期間耳が痛かったり違和感が消えなかったりした場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。
特に、中耳炎になっている場合は聴力の低下が心配です。
また、子どもの場合は急性中耳炎から滲出性(しんしゅつせい)中耳炎に移行する場合があります。
特に、小さい子どもの場合は耳の痛みや違和感をうまく伝えられないことも多いです。
また、1歳未満の赤ちゃんでも中耳炎はかかります。
ですから、子どもが耳を盛んにいじったり赤ちゃんが頭を振りながら泣き続けたりする場合は、中耳炎を疑ってください。
また、耳の痛みや違和感の治療は時間がかかることがあります。
特に、滲出性(しんしゅつせい)中耳炎の場合は、完治に1か月くらいかかることもあるでしょう。
途中で痛みや違和感がなくなっても、医師から完治を告げられるまで、治療を続けてください。
途中でやめると症状がぶり返すこともあるのです。

4.耳の痛みや違和感を防ぐための対策とは?

では最後に、耳の痛みや違和感を防ぐ対策をご紹介します。
できることはぜひ参考にしてください。

4-1.耳掃除をしすぎない

耳掃除をしすぎるほど、耳あかを耳の奥に押しこんでしまいがちです。
また、外耳を傷つけて炎症を起こす、外耳炎も発症しやすくなるでしょう。
耳掃除は1週間に1回程度で十分です。
また、爪でかきむしることもやめてください。
必ず清潔な綿棒や耳かきで行いましょう。

4-2.鼻をすすらない

鼻を勢いよくすすり上げると、耳管を鼻水が逆流し、内耳に届くことがあります。
すると、中耳炎を発症しやすくなるでしょう。
鼻がつまったらかんでください。
また、これから花粉症の季節になります。
花粉症は、突然発症する病気です。
ですから、水のようにさらさらした鼻水が止まらなくなったり目のかゆみが治まらなかったりする場合は、花粉症を疑い、病院を受診してください。
アレルギー検査をすればすぐに分かります。
特に、子どもは鼻をうまくかめないので耳鼻咽喉科で吸い取ってもらいましょう。

4-3.ストレスをためない

ストレスをためると、耳に不調が現れやすいといいます。
ダイエットをすると耳管開放症の発症率が上がるのは、好きなものを食べられないストレスが原因かもしれません。
ですから、好きなことをしてストレスを発散する時間を作りましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、あくびをすると耳が痛む原因と対処法をご紹介しました。
痛むときが限られていると、つい「まあ、気にしなくてもいいか」と思ってしまいがちです。
しかし、あまり長期間放っておくと前述したように聴力の低下が起こることもあります。
また、内耳に異常が発生するとめまいや平衡感覚が失われることもあるのです。
ですから、あくびをしたときだけとはいえ、痛みが1週間以上続く場合は耳鼻咽喉科を受診してください。
特に、子どもは耳管が細いので中耳炎になりやすいでしょう。
ですから、家族で1軒かかりつけの耳鼻咽喉科を作っておくとよいですね。

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