鼻水が黄色いのはなぜ? 原因となる病気や改善方法を徹底解説!

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鼻をかむ男性

体の不調は、さまざまな兆候となって現れます。鼻水もその代表であり、鼻水の色によって鼻に関連した病気の状況を知るための兆候の一つです。一般的に鼻水は無色なのですが、病気などによって黄色く変色した鼻水になってしまうことも少なくありません。黄色い鼻水は体の変調を知らせるための目安になる可能性があります。黄色い鼻水が出て不安になっている人のために、鼻水が黄色くなっている原因と疑われる疾病について詳しくご紹介しましょう。

目次

  1. 鼻水の色で何が分かる?
  2. 黄色い鼻水が出る理由
  3. 黄色い鼻水を改善しよう!副鼻腔炎の改善方法
  4. まとめ

1.鼻水の色で何が分かる?

1-1.鼻水は何色?

鼻水はウイルスから体を守るために、鼻腔(びこう)内部から分泌される液体です。分泌される液体は基本的に無色透明なのですが、色々な原因によって鼻水に色が付くことがあります。鼻水の色について簡単にご紹介しましょう。

褐色の鼻水

褐色や黒い鼻水は鼻血や炎症などによる出血が原因です。血液の色が鼻水に混ざることで、鼻水が褐色や黒に変色します。

透明で粘性のある鼻水

体内に細菌やウイルスなどが侵入した場合、透明で粘性のある鼻水が出ます。花粉症などのアレルギー反応で分泌されるのも、このタイプの鼻水です。

黄色い鼻水

細菌やウイルスなどが進入した際に死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることがあります。黄色い鼻水は体の中の免疫が働いている証拠です。

青色の鼻水

たんぱく質の摂取不足によって“青洟(あおばな)”が分泌されることがあります。

1-2.鼻水は病気を知るためのサイン

鼻水の分泌は病気を知るためのサインになることがあります。鼻水は鼻の粘膜を保護するために常に分泌されているのですが、色や量が異常であれば鼻中に何かしらの異常がある可能性があるのです。鼻水の色や量に異常があるという場合には、耳鼻咽喉科に相談するように心掛けましょう。

2.黄色い鼻水が出る理由

2-1. 黄色い鼻水で考えられる病気とは?

鼻水の色の中でも黄色というのは病気の可能性が高いと考えてよいでしょう。黄色い鼻水で考えられる病気について、ご紹介します。

急性副鼻腔炎(きゅうせいふくびくうえん)

ウイルスや細菌の感染によって引き起こされる急性の鼻炎です。白血球や免疫細胞などの死骸が鼻水に含まれることで鼻水を黄色くします。主に“治りかけの風邪”で黄色い鼻水が出ることがありますが、短期間で改善するのが一般的です。

慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)

急性鼻炎やアレルギー性鼻炎などが慢性化してしまう鼻炎です。炎症を治すために働いた白血球や免疫細胞が鼻水を黄色に染めます。鼻水が褐色の場合には、炎症による出血が原因の可能性もあるので注意しましょう。

アレルギー性鼻炎

一般的にアレルギー性鼻炎の鼻水は無色透明なのですが、鼻炎の症状が強くなると黄色い鼻水が分泌されることがあります。花粉症などのアレルギー性鼻炎は、鼻水の色によって症状の悪化を知ることができるので、毎日の鼻水の色をチェックすることも大切な体調管理です。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

副鼻腔炎は、副鼻腔におこる炎症です。炎症によって副鼻腔内に膿(うみ)がたまることから、「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれています。鼻水が黄色い症状として疑われる疾病の中でも、最も重症度の高いものが蓄膿症です。

2-2.副鼻腔炎の種類

鼻水が黄色くなる症状を現す副鼻腔炎ですが、種類や原因は非常にさまざまです。副鼻腔炎の種類と原因についてご紹介しましょう。

急性副鼻腔炎

ウイルスや細菌の感染による“急性鼻炎”から発症する副鼻腔炎です。体調不良などによる疲労によって急性副鼻腔炎を発症することがあります。

慢性副鼻腔炎

副鼻腔炎の症状が慢性化している症状です。広い範囲で膿がたまりやすく、頭痛や嗅覚(きゅうかく)低下を引き起こすことがあります。

好酸球副鼻腔炎

喘息が原因となる鼻腔炎ですが、詳しい原因は解明されていません。難治性の鼻腔炎であり、嗅覚障害や聴力障害などの症状が現れることがあります。

副鼻腔真菌症

カビが原因でおこる鼻腔炎です。糖尿病や悪性腫瘍によって発症のリスクが高まります。鼻水が黄色いことで考えられる疾病の中でも、副鼻腔炎は重症化する可能性のある疾病です。黄色い鼻水に加えて、頭痛・嗅覚障害などが現れた場合には、早めに耳鼻咽喉科の診察を受けるようにしましょう。

3.黄色い鼻水を改善しよう!副鼻腔炎の改善方法

副鼻腔炎は原因によって適切に改善することが大切です。副鼻腔炎の種類による改善方法についてご紹介しましょう。

急性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎は風邪や疲労によって引き起こされることがあります。耳鼻咽喉科によって適切な診断治療を受けた後には、疲労回復が有効な改善方法です。

慢性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎は副鼻腔炎が慢性化したものです。慢性的に炎症が起きているため膿汁が副鼻腔内にたまり、頭痛を感じることがあります。基本的な改善策は急性副鼻腔炎と同様ですが、慢性化のため状況が悪化している可能性もあるので注意が必要です。鼻水が必要以上に出る症状が一カ月以上続いた場合には、慢性副鼻腔炎の可能性があるので耳鼻咽喉科の検査を受けるようにしましょう。

好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎は原因不明で難治性の副鼻腔炎です。喘息と関連性のある可能性が上げられていますが、詳しくは解明されていません。

副鼻腔真菌症

カビを原因とした副鼻腔真菌症は薬物での治療が確立されていませんが、洗浄や手術によって真菌を取り除くことで改善することができます。副鼻腔炎は生活を改善することで自然治癒するものと、医療機関で治療・手術の必要なものの2種類があるのです。耳漏とでは判断が難しいことから、副鼻腔炎の疑いがある場合には、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

まとめ

鼻水などの分泌物は体の変調を知らせる重要なシグナルになります。黄色い鼻水が出る原因は、鼻中の異常が原因の可能性があるのです。黄色い鼻水が出る原因となる疾病についてまとめてみましょう。

黄色い鼻水で疑われる疾病

  • 急性副鼻腔炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 副鼻腔炎

黄色い鼻水は鼻腔炎が主な原因です。黄色い鼻水は炎症を治すための白血球や免疫細胞が原因なので、黄色い鼻水に加えて頭痛などの症状がある場合には耳鼻咽喉科に相談しましょう。

黄色い鼻水の改善方法

黄色い鼻水を改善する方法は“原因を特定し適切に対処する”ことが大切です。自分では判断の難しい疾病などもあることから、黄色い鼻水が長引く場合には必ず耳鼻咽喉科に相談するように心掛けましょう。

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